目には青葉、アオバズク渡る我孫子

aoba残業のため我孫子駅までのバスがなくなり、住宅地を歩いて駅までの夜道を急いでいると、ホウ、ホウ、・・という声がかすかに聞こえます。
声をたよりに探してみると、住宅に囲まれた緑地でアオバズクが鳴いていました。
【音声】アオバズクの声(2012年5月23日 我孫子市内)
アオバズクは名前のとおり、青葉の頃に東南アジアなどの越冬地から日本に繁殖のために渡ってくるフクロウの仲間です。体の大きさはハトくらい、チョコレート色の体に黄色い目をした鳥です。我孫子では、地元、我孫子野鳥を守る会のシンボルバードで、同会の会報「ほーほーどり」はこの鳥の地方名にちなんでいるそうです。
ただ、我孫子周辺でも緑が減少し、以前はアオバズクが繁殖していた場所でも繁殖がなくなってしまったところが多いと思います。この個体も、越冬地から日本に到着したあと、繁殖地までの移動の途中で小さな緑地に立ち寄ったものでしょう。