カテゴリー別アーカイブ: お客様

中国の研究者が来所しました

6月17日、中国科学院大学人文学院の黄荣光さんが来所しました。科学史の研究者である黄さんの研究テーマは「現代中国の対外科学技術交流」というもので、今回は1980年代〜1990年代に山階鳥研が関係した鳥類保護や研究の交流などについて情報収集するため来所されました。尾崎清明副所長と平岡広報コミュニケーションディレクターが対応しました。

人獣共通感染症の研究者がセミナーを行いました


山階鳥研では鳥類の移動や寿命などを、野鳥に番号付きの足環をつけて調べる鳥類標識調査を環境省の委託を受けて実施しています。野鳥にはマダニがついて運ばれることがあることから、山口大学共同獣医学部獣医微生物学教室の前田健教授のチームと共同研究として、野鳥につくマダニを介した感染症の調査を行っています。

この結果が出始めたことから、4月25日に前田健教授が山階鳥研でセミナーを行いました。セミナーでは人獣共通感染症の一般論からはじまり、標識調査によって得られたマダニがもつ病原体の調査から分かってきたことや、さらに今後の研究の見通しについて報告がありました。さらに野外調査における注意点の解説もあり、参加者した所員らは自分達に身近な話題であるだけに熱心に聴講し、質問していました。

※ 山階鳥研の鳥類標識調査についてのページ「渡り鳥と足環」はこちらです。

最近いらっしゃったお客様から

10月11日、ニュージーランドのスティーブン・ペイトン(Stephen Payton)駐日特命全権大使夫妻一行が、山階鳥研を訪問し、所内を見学しました。ペイトン大使は、ニュージーランドのシギ類は北極圏まで飛んで行くが、それは日本も通過するのかといった専門的な質問をされたり、キーウィの標本を目にするとキーウィの夜間調査を見学した経験を話されたりと、鳥類や自然環境にも関心をお持ちで、興味をもって見学していらっしゃるようすでした(写真は、右からペイトン大使、キャロリン・ガイ(Carolyn Guy)参事官、山崎剛史 自然史研究室長、ジャネット・ロー(Janet Lowe)大使夫人、壬生基博 理事長、北條政利 事務局長です)。

10月17日、日橋一昭 井の頭自然文化園園長と、埼玉県こども動物自然公園のスタッフ4名が、山階鳥研を訪問し所内を見学しました。実際にさまざまの鳥に日常的に接している動物園のスタッフの方たちは、口々に感想を話しながら、興味深そうに説明を受けたり、いろいろな資料を見学していました(写真は右奥が日橋園長、手前がこども動物自然公園のスタッフのみなさん、左奥は山崎 自然誌研究室長です)。

10月30日、雑誌エコノミスト(The Economist)誌のアジア地区の編集者、ドミニック・ツィーグラー(Dominic Ziegler)さんが、日本の鳥類学や鳥類保護の取材のため、山階鳥研を訪れました。日本の鳥類学や山階鳥研の鳥類標識調査、アホウドリ保護の歴史と現状、標本コレクションの成り立ちなどについて熱心に取材してゆかれました(写真は右から、同行したバードライフ・インターナショナル東京のシンバ・チャン(Simba Chan)さん、ツィーグラーさん、尾崎清明 副所長、平岡考 広報コミュニケーションディレクターです)。

門川大作京都市長が山階鳥研を訪問し、我孫子市鳥の博物館の鳥・酉・鶏・とり展を観覧しました

8月1日、京都市の門川大作市長が山階鳥研を訪問し、山階鳥研の概略の説明を受けるとともに、所内を見学しました。尾崎清明副所長、北條政利事務局長、山崎剛史自然誌研究室長ほかが対応しました。

また、隣接する我孫子市鳥の博物館で、山階鳥研と同博物館の共催で行っている「鳥・酉・鶏・とり〜酉年はトリで楽しむ」展を観覧しました。

同展では、伊藤若冲の「雪中雄鶏図」のレプリカを門川市長からお借りして展示しています。

門川市長、遠いところをお越しいただきありがとうございました。

※ 写真上は、「鳥・酉・鶏・とり〜酉年はトリで楽しむ」展会場での門川市長
※ 写真下は、山階鳥研の標本室で説明を受ける門川市長
※ 「鳥・酉・鶏・とり〜酉年はトリで楽しむ」展についてはこちらをご覧ください

 

最近いらっしゃったお客様から


5月26日、フィギュアを製作されている、海洋堂の宮脇修一社長とペイントデザイナーの古田悟郎さんの一行が来所し、所内を見学しました。宮脇社長はさまざまの部署を見て回っていろいろなアイディアが湧いたようすでした(写真は標本室でアホウドリの仮剥製標本を見る、左から2人目が宮脇社長、3人目が古田さんです。左端は山崎剛史研究員、右端は鶴見みや古自然誌研究室長です)。


6月19日、チューリッヒ大学解剖学研究所の、ハンス=ペーター・リップ(Hans-Peter Lipp)名誉教授(写真)が来所しました。リップ名誉教授は、渡り鳥やデンショバトが目的地にたどり着くための「航法」の原理について研究しており、尾崎清明・副所長ほかと意見交換したほか、自身が携わった航法の研究成果についてのセミナーを行いました。


6月21日、日本野鳥の会の前理事長で、現在副会長の佐藤仁志さん(写真)が理事長退任の挨拶のため来所しました。佐藤さんは中国地方に渡来するガンの仲間ヒシクイの分類学的な位置づけにも関心を持っており、研究用標本の閲覧も行いました。

米国のマンスフィールド研修員を受け入れました

2017年2月20日から3月5日の日程で、米国商務省海洋大気庁の生物学者シリ・ハカラ(Siri Hakala)さんをマンスフィールド研修員として受け入れました。

マンスフィールド研修は、日本の行政システムに詳しい知日派の中堅若手官僚を育成する目的で、米国政府職員が日本政府ほかでの研修を行うプログラムで、米国国内法であるマイク・マンスフィールド・フェローシップ法に基づいて日米両国政府が協力して実施しています。研修員は約2ヶ月間の日本語集中研修とホームステイのあと、10ヶ月間は日本の各府省や地方公共団体、民間企業・団体等の職場に配属され日常業務を通じて研修します。

米国海洋大気庁太平洋諸島水産科学センターで働くハカラさんはこのプログラムの第21期の研修員10名のうちの一人として、2016年7月に来日し、日本における水産や海洋生態系、希少種に関する調査研究と政策決定の関係についての理解を深める目的で、行政機関、大学、水産研究所等で研修しました。その一環として、山階鳥研も本人の希望で研修先に選ばれました。我孫子の山階鳥研で2日間の研修を行ったあと、小笠原諸島聟島(むこじま)でアホウドリの飛来状況のモニタリング調査に出口智広研究員とともに参加しました。その間、山階鳥研で職員ほかを対象として1回と、小笠原の父島で自然保護関係者等を対象として1回のセミナーを行いました。セミナーの内容は、米国海洋大気庁での希少種保全を中心としたもので、小笠原でのセミナーは現地の関係者も関心の高いクジラ類の研究と保全を中心にして行われました。

※ ハカラさんがご自身のブログに、聟島での調査について書かれた ” A Week on Mukojima”(英文) はこちらをご覧ください。

※ 写真上は、アホウドリ観察ポイントのハカラさん(右、2017年2月26日小笠原諸島聟島)、写真下は山階鳥研でのセミナーのようす(2017年2月20日)です。
※ マンスフィールド・フェローシップ・プログラムについてはこちら(モーリーン&マイク・マンスフィールド財団のウェブサイト)をご覧ください。
※ 山階鳥研のアホウドリ保護活動についてはこちらの「アホウドリ 復活への展望」をご覧ください。

お客様二組が来所しました

台湾から来所したのは、国立自然科学博物館の姚秋如(ヤオ・チョウルー)さんと中央研究員生物多様性研究中心(センター)の蔡佩妤(ツァイ・ペイユー)さんです。姚さんは山崎剛史研究員から山階鳥研の標本データベースについての情報収集をしたほか、二人とも、それぞれの研究テーマのために標本を閲覧しました。

また、都内に事務所をかまえる鳥類保護団体、バードライフ・インターナショナル東京からシンバ・チャンさんが来所されました。チャンさんは、尾崎清明副所長、齋藤武馬・浅井芝樹両研究員と絶滅危惧種シマアオジの保全研究について打ち合せを行い、同種についての文献を閲覧をしました。

※ 写真上は、左から蔡佩妤さん、姚秋如さん、山崎剛史研究員、写真下は、シンバ・チャンさんです。
※ 山階鳥研の標本データベースはこちらです。

バードカービング作家の内山春雄さんがセミナーを行いました

uchiyama_seminarリアルな鳥の彫刻であるバードカービングの日本での草分けで、我孫子市在住の内山春雄さん(日本バードカービング協会会長)が、12月22日、山階鳥研で所員を対象に、最近の活動について話をされました。

内山さんは、視覚障害者に鳥について理解してもらう教材として、触れるバードカービング、「タッチカービング」を発案され、実際に視覚障害者に対する講演等も行っていますが、今年2月にハワイで行われた太平洋海鳥グループの年次大会で「タッチカービング」について講演を行いました。このときのハワイ訪問で、ハワイミツスイの仲間の適応放散が、「タッチカービング」による生物多様性についての教材にふさわしいことに気づき、9月に、再度ハワイを訪問し、ビショップ博物館で、多数の絶滅種を含む約40種のハワイミツスイ類の標本を閲覧し、完成まで数年を要すると見込まれるハワイミツスイ類全種のカービング作成のためのデータ収集をしてこられました。

今回のセミナーでは、2月の太平洋海鳥グループの大会での研究者へのプレゼンテーションや交流のようすや、考古・民族・自然誌の分野で名高いビショップ博物館の脊椎動物学部門での標本閲覧体験、そして、ハワイミツスイ類全種のカービング作成のプロジェクトについて話されました。

東京大学ほかの研究者が来所しました

%e5%ae%ae%e4%b8%8b%e7%9b%b4%e6%b0%8f%e6%9d%a5%e6%89%80s12月2日、東京大学大学院農学生命科学研究科の宮下直教授、森林総合研究所の亘悠哉主任研究員、東京大学大学院農学生命科学研究科の安積紗羅々さんが来所しました。

一行は、学生の安積さんの指導のための挨拶に来所されたものです。

※ 写真は向かって右から、亘 主任研究員、岡 上席研究員、宮下 教授、安積さんです。

 

ケニアの研修生が実習を行いました

alex%e3%81%95%e3%82%93%ef%bc%88%e3%82%b1%e3%83%8b%e3%82%a2%ef%bc%89%e6%9d%a5%e6%89%80s12月1日、国立科学博物館の外国人研修生として日本に滞在しているケニア国立博物館のAlex Syingiさんが、山階鳥研で鳥類の剝製作成の実習を行いました。

当日は岩見恭子研究員(写真左)の指導で海鳥の標本製作について実習したほか、渡り鳥の移動経路や寿命などを足環によって調査する鳥類標識調査(バンディング)のケニアでのセンターを、ケニア国立博物館の鳥類学部門が担っていることから、日本のバンディングセンターである山階鳥研の保全研究室も見学しました。