スタッフ紹介

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仲村 昇(なかむら・のぼる)
Noboru Nakamura

●生年・出身
1972年生まれ。神奈川県出身。

●担当している仕事
研究員。陸鳥の繁殖状況調査、鳥類標識事業(北海道・東北地域担当)、ジオロケータを用いた夏鳥の渡り研究、かすみ網の管理等。

●研究略歴
1994年鳥類標識調査に出会う。
1997年北海道大学理学部修士課程修了(地質学)
在学中はヒグマ研究グループに所属。卒業後、北海道の山奥の地下600mで鉱山技師、知床での自然ガイド/森林再生員を経て2004年6月~標識研究室(旧:保全研究室)研究員。2022年1月〜山階鳥類研究所研究員(組織再編)

●趣味
趣味:森歩き。動物、植物、キノコ、変形菌の観察。漂着物拾い。狩猟採集。釣り。
特技:木登り、英語。

●研究業績
【論文】
◆Nishino A, Tatemoto A, Ishijima K, Inoue Y, Park E, Yamamoto T, Taira M, Kuroda Y, Virhuez-Mendoza M, Harada M, Nakamura N, Morimoto G, Yamaguchi H, Ariizumi T, Takano A, Shimoda H, Matsuno K, and Maeda K. Transboundary Movement of Yezo Virus via Ticks on Migratory Birds, Japan, 2020–2021. Emerg Infect Dis. 2024;30(12):2674-2678. https://doi.org/10.3201/eid3012.240539
◆仲村 昇・油田照秋・千田万里子・水田 拓. 2024. 2021~2023年に福島県で行われた繁殖鳥モニタリング(MAPS)調査 山階鳥類学雑誌 56(1): 83-95. DOI: https://doi.org/10.3312/jyio.56.83
◆仲村 昇・油田照秋・千田万里子・水田 拓. 2021. 2018~2020年に福島県で行われた繁殖鳥モニタリング(MAPS)調査. 山階鳥類学雑誌 53(1): 44-56. DOI: https://doi.org/10.3312/jyio.53.44
◆J.-B. Thiebot, Nakamura N., Toguchi Y., Tomita N., Ozaki K.. 2020. Migration of black-naped terns in contracted cyclonic conditions. Marine Biology 167: 83. DOI: https://doi.org/10.1007/s00227-020-03691-0
◆Mariko Senda, Tomohiro Deguchi, Shigemoto Komeda, Yoshimitsu Shigeta, Fumio Sato, Keiko Yoshiyasu, Noboru Nakamura, Naoki Tomita, Kiyoaki Ozaki. 2018. Use of tape lures for an increase in capture number of autumn migrant bunting species at a stopover site. Ornithological Science, 17: 103-108.
DOI: http://dx.doi.org/10.2326/osj.17.103
◆富田直樹・仲村 昇・齋藤武馬・小田谷嘉弥・真野 徹. 2017. 新潟県福島潟において秋季に捕獲されたオジロビタキ Ficedula albicilla のDNA バーコーディング及び外部形態に基づく種同定. 日本鳥学会誌 66(1): 41-44.
◆出口智広, 吉安京子, 尾崎清明, 佐藤文男, 茂田良光, 米田重玄, 仲村昇, 富田直樹, 千田万里子, 広居忠量. 2015. 日本に飛来する夏鳥の渡りおよび繁殖時期の長期変化. 日本鳥学会誌 64: 39-51.
◆Deguchi T, R M Suryan, Ozaki K, J F Jacobs, Sato F, Nakamura N, and G R Balogh. 2013. Translocation and hand-rearing of the short-tailed albatross Phoebastria albatrus: early indicators of success for species conservation and island restoration. Oryx FirstView:1-9.
◆Deguchi T, Suryan RM, Ozaki K, Jacobs JF, Sato F, Nakamura N, Balogh GR. 2014. Early Successes of Translocation and Hand-Rearing of Endangered Albatrosses for Species Conservation and Island Restoration. Oryx 48: 195-203.
◆小田谷嘉弥・尾崎清明・仲村 昇・齋藤武馬.2014. 新潟県福島潟におけるヤブヨシキリAcrocephalus dumetorum  の捕獲記録. 日本鳥学会誌 63(2):337-341.(観察報告.)
◆富田直樹・仲村 昇・岩見恭子・尾崎清明. 2013. 2011/2012年に日本全国で観察されたオオジュリンを主としたホオジロ科鳥類の尾羽の異常. 日本鳥学会誌 62(2): 143-152.
Tomohiro Deguchi, Judy Jacobs, Tomoko Harada, Lyndon Perriman, Yuki Watanabe, Fumio Sato, Noboru Nakamura, Kiyoaki Ozaki, Gregory Balogh. 2012. Translocation and hand-rearing techniques for the restoration of endangered albatross colony. Bird Conservation International 22: 66-81.
【論文(査読なし)】
◆山内健生・島田 拓・仲村 昇・鶴見みや古. 2013. 家屋内におけるアオバトシラミバエの採集例.都市有害生物管理 Urban Pest Management 3(2): 61-63.
【報告(査読なし)】
◆吉安京子・森本 元・千田万里子・仲村 昇. 2020. 鳥類標識調査より得られた種別の生存期間一覧(1961–2017年における上位2記録について). 山階鳥類学雑誌 52(1): 21-48.
◆仲村 昇・千田万里子・尾崎清明. 2018. 2017年に福島県で行われた繁殖鳥モニタリング調査の結果報告. 山階鳥類学雑誌 49(2): 97-108
◆千田万里子,仲村 昇,尾崎清明. 2017. 2012~2016年に福島県で行われた繁殖鳥モニタリング調査の結果報告. 山階鳥類学雑誌 48(2): 117-129.
◆小松謙之,仲村 昇, 山内健生. 2016. ツバメトコジラミによるヒト刺咬例. 衛生動物 67 (4): 223-225. DOI: https://doi.org/10.7601/mez.67.223
◆千田万里子,仲村 昇,尾崎清明. 2016. 2012~2015年に福島県で行われた繁殖鳥モニタリング調査の結果報告. 山階鳥類学雑誌 47(2): 140-155.
【総説】
◆水田 拓・尾崎清明・澤 祐介・千田万里子・富田直樹・仲村 昇・森本 元・油田照秋. 2022. 日本の鳥類標識調査 ―その意義と今後の展望 山階鳥類学雑誌. 54(1): 71-102.
◆仲村 昇. 2020. 鳥の木登り ヒトの木登り. バイオメカニズム学会誌,Vol. 44,No.2: 73-76.
関 伸一・所崎聡・溝口文男・高木慎介・仲村 昇・ファーガス・クリスタル. 2011. トカラ列島の鳥類相. 森林総合研究所研究所報告No.421: 183-229.
【翻訳】
◆マーティン・ウォルターズ.林 良博・山崎剛史(日本語監修).2013. 鳥の絶滅危惧種図鑑 変わりゆく地球の生態系をビジュアルで知る.緑書房,東京.(浅井芝樹・岩見恭子・岡 奈理子・尾崎清明・小林さやか・齋藤武馬・出口智広・富田直樹・仲村 昇・平岡 考・山崎剛史・吉安京子 共訳).
【書籍】
◆仲村昇. 2024.(分担執筆)鳥類標識調査が生息地保全に貢献/人獣共通感染症と渡り鳥/世界各国の鳥類標識調査/日本の鳥類標識調査. 足環をつけた鳥が教えてくれること(山階鳥類研究所 著).山と渓谷社, 東京.


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