●研究略歴
1997年 玉川大学農学部昆虫学研究室卒業(農学学士)
2002年 立教大学大学院理学研究科博士課程前期課程修了 (理学修士)
2008年 同大学院博士課程後期課程単位取得退学
大学院時代は、主にメボソムシクイの種内の分子系統地理学について研究していました。 2008年4月 山階鳥類研究所 研究員 2012年3月 立教大学理学部生命理学科より論文博士(理学)を取得
●趣味・特技 趣味:盆栽、登山、バードウォッチング
特技:剣道
●コメント
山階鳥類研究所には、毎年数多くの拾われた鳥の死体が持ち込まれてきます。それらは標本にして学術的な研究のために活用することは勿論のことですが、その中の組織から、DNAを抽出し、DNA配列を調べることにより、地域変異や遺伝子流動、渡り生態等、その鳥が持っている、様々な情報をDNAから得ることができます。
DNAバーコーディングは、そのようにして得られたサンプルを有効活用するために新たに立ち上げられた事業です。DNAバーコーディングとは、ミトコンドリアDNAの一部の配列を解読することによって種を同定し、さらにその配列を持っている個体の証拠標本と共に国際登録機関に登録する事業をいいます。得られたデータは、将来的には大陸の近縁種との間の系統関係や、種間の遺伝的差異を調べることに活用され、最終的に日本産鳥類の起源を調べる上でも重要なデータになることが期待されます。
●研究業績はこちら
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