コルリの巣に托卵するジュウイチ | |||||||||
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托卵する鳥として知られるジュウイチが小さなコルリの巣にいかに卵を産みつけるのか、往時の学界の謎であった。下村は富士山麓須走でその生態を日本で初めて画像に記録し、謎を明らかにした。映画「慈悲心鳥」(1942年)である。 「慈悲心鳥」のロケをめぐって、托卵のチャンスを狙うジュウイチと、仮親となる? ならざるを得ないコルリと、両種間の秘密をフィルムに記録しようと3年の歳月を費やす執念の下村の三つ巴の葛藤は、「カメラ野鳥記」pp.1-48に詳しくドキュメントされている。 紹介する一連の写真は映画コマから直接引き伸ばしたプリントである。 加えて、「慈悲心鳥」から、ハイライトの託卵シーン及び巣立ち雛の給餌状況を写した1分43秒の16mm映画フィルムそのもの(AVSK_MM_0019-0020)が保管されている。それは、DVDとVHSにも格納保管されている。 |
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