所長からのメッセージ


平成22年(2010年)3月31日付けで山岸哲は所長を退任し
4月1日より林良博所長、尾崎清明副所長の体制となりました。


「河川」2002年12月号((社)日本河川協会・発行) より
河相と応用生態工学

山階鳥類研究所・所長 山岸 哲
 応用生態工学研究会が、このほど日本学術会議より学術団体として認可され、「応用生態工学会」と改称した。生態学と土木工学の境界領域で新たな理論・知識・技術体系を構想し、5年前に発足して活発に活動してきた成果のひとつであろう。
 ところで、本研究会の創立によって土木工学者と生態学者が、それぞれの専門性を背景に、同じ土俵に乗って討論できるようになったという効用は明らかとはいえ、それで新しい複合領域が当初の目標のように確立したかというと必ずしもそうはいえない。学術会議の関連研究連絡委員会も、生態