受入番号 |
OM21 |
タイトル |
鳥界雜觀 自明治36年9月 至明治38年8月 |
年 |
1903-1905 |
形態 |
314pp. 21×17cm |
明治36年(I~IV)、明治37年(I~V)、明治38年(I~IV)として、鳥界に関する事項を雑録として記録したもの。
以下に主な項目と内容を示す。
- Ornithol. Beobachtungen(Anf,Sept.-Anf Oct.,1903)Tokyo I (新宿植物御苑の動物園拝観の記事あり) 東京市での観察記録(pp.1-12)。この後に「新宿植物御苑に飼養せる鳥類に就て(明治三十六年九月二十七日)」と題する報告文が記されている(pp.13-23)。
- Ornithol. Beobachtungen(Mitte Oct.-Ende Oct.,1903 )Toky II (pp.1-15)
東京市での観察記録および社鵑について記された新聞記事からの抜粋を含む。
- Ornithol. Beobachtungen(Anf Nov.-Mitte Dec.,1903)Tokyo III (pp.1-22)
東京市での観察記録。 - Ornithol. Beobachtungen(Ende Decl,1903)Tokyo IV (pp.1-6)
東京市での観察記録、『日本森林保護学』 林学士 新島善直からの抜書を含む(pp.7-14)。 - Ornithol. Beobachtungen(Januar,1904-his mitte)Tokyo I (pp.1-31)
東京市および神奈川県川崎大師での観察記録、また「静岡県安倍郡長田村下川原ニテ行ハル捕鳥法」の記述あり。 - Ornithol. Beobachtungen(April,1904-Juni,1904)Tokyo II (pp.1-2)
東京市での観察記録。 - Ornithol. Beobachtungen(Juli-,1904)(静岡、富士東南方面)
静岡での観察記録(pp.1-2)に続いて「明治三十七年中旬 富士山麓東方面鳥界視察」と題する観察記録あり(pp.3-22)。 - Ornithol. Beobachtungen(Sept.-Oct.,1904)Tokyo(pp.1-17)
東京市での観察記録。 - Ornithol. Beobachtungen(Nov.-Dec.,1904)Tokyo(pp.1-21)
東京市、静岡県での観察記録。なお、本項中pp.10-11間には13×4cmの短冊状紙片が綴じ込まれ、『Stejneger:Birds of Japan中にて余の謄写し了らざる分。/三十六年九月下旬 調べ』として該当部分のタイトル、ページ数を記述したものが11枚はさみ込まれている。(写真下) - Ornithol. Beobachtungen(Jan-Marh,1905)Tokyo I (pp.1-18)
東京市、神奈川県小田原箱根間での観察記録。 - Ornithol. Observation(April-May,1905)Tokyo II (pp.1-5)/Parus atriceps minor, Lanius bucephalus, Emberiza ciopsisの構巣及産卵数例(pp.6-22)
東京市、神奈川県相州藤沢、東京府下での観察記録、東京市内及附近に於ける鳥類の産卵数例の記録。
- Ornithol. Observation(June- ,1905)Tokyo III (pp.1-7)
東京市での観察記録。これに続いて Ornitholg. Beobachtungen. waehrend 「Sommer in den West-Suedlichen Gegenden von dem Nikko-Berg. von Minori Ogawa 1905」 (pp.9-76)として、明治38年、東京医科大学卒業試験準備のため、学友2人と視察旅行に行った際に、現地で観察した鳥類に関する7月1日から8月26日までの記録が綴られている。この観察記録は、1905 『日光山麓西北方面に於ける夏期の鳥界観察』(一)(二)として動物学雜誌17巻202・203号に掲載されている。
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旧蔵情報
東京大学蔵書票有
東京大学登録番号(AVES 32) |
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