6.1.2 ドバト害に関する対策


 あまりにも数多いパリのドバトは、我々の建物及び歴史的建造物にとって、汚染と品位低下の一原因ばかりでなく、病原性の因子及び寄生動物の宿主であり、住民の健康を害することのある病気にドバトが感染する可能性がある。

 パリのドバトの過度の増殖がもたらすいくつかの不都合及びそれらが引き起こす数多くかつ正当な苦情の訴えは、行政機関をして、パリ市議会との完全な合意の下に、規則面、心理面、衛生面及び技術面におけるいくつかの措置を同時に執らしめるに至った。

 これらの措置の実施は、「パリ市清浄行動本部」に委ねられた。
(注−どの役所もドバト対策の担当をいやがり、結局同本部が引き受けた。)


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