最新の話題バックナンバー
( 2003年11月21日更新分)
●モンゴルでホオジロ調査 |
モンゴルのホオジロ。
さえずりは日本産と似ているが、外見は日本産より色が淡く、成鳥オスの頬が赤褐色。
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今年7月、国内産と外国産のホオジロの識別法を確立するために、モンゴルに生息するホオジロを調査した。これは環境省の委託事業の一環。ホオジロは昔から飼い鳥として人気が高く、外国産と偽って飼育・販売されるケースが多い。日本産の野鳥が密猟される違法行為の防止には、すでに、メジロ、ウグイスについて山階鳥研の研究を基に環境省から識別マニュアルを発行、役立てられている。今後は、中国南東部に生息するホオジロを調査し、識別マニュアルを作成する計画。
(山階鳥研NEWS 10月1日号より)
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●石居 早大名誉教授に山階賞贈賞 |
秋篠宮総裁から賞状と記念メダルを受け取られる
山階芳麿賞受賞者・石居進博士(右)
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去る9月23日、東京の有楽町朝日ホールで平成15年度山階芳麿賞授賞式・受賞記念講演と記念シンポジウム「未来にはばたけNipponia
nippon朱鷺」を開催し、本年度の受賞者・石居進早稲田大学名誉教授に秋篠宮総裁から賞状と記念メダルが贈られた。授賞式の後には、石居博士が長年取り組まれたトキの繁殖に関わるホルモンの研究について講演され、これを受けてシンポジウムでは、トキの野生復帰に向けた問題点などが討議された。会場には約500名の参加者が訪れ、論議に加わった。
この一連の催しは、朝日新聞社後援、我孫子市協賛で、シンポジウムは(財)河川環境管理財団の河川整備基金の助成を受け実施した。
(山階鳥研NEWS 11月1日号より) |
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●日本と中国のトキ遺伝的差なし |
1999年に死亡した日本産トキのミドリと、佐渡トキ保護センターで飼育されている中国産のヤンヤンのミトコンドリアDNAを解析したところ、両者にほとんど違いがなく、日本産と中国産は遺伝的に全く同じものであることがわかった。これは環境省から委託を受けた山階鳥研と兵庫医科大学との共同研究。トキの野生復帰計画が進むなか、中国産のトキを日本で放すことに遺伝的にも問題がないことが証明された。
(山階鳥研NEWS 11月1日号より) |
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●アホウドリ調査開始 |
10月上旬、アホウドリの繁殖シーズを前に、アホウドリを誘致している伊豆諸島鳥島の初寝崎にデコイや音声再生装置を設置。今年もアホウドリの調査研究が始まった。
(山階鳥研NEWS 11月1日号より) |
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