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2004年3月10日更新分)

初寝崎のつがい今シーズンも繁殖 鳥島アホウドリ調査
初寝崎のつがい今シーズンも繁殖 鳥島アホウドリ調査
初寝崎で1996年から繁殖するつがいの抱卵交代の瞬間。
メス(右)が抱卵するオス(左)に交代を促す(2003年11月22日撮影)

 今シーズンの初寝崎は若いアホウドリで賑わっている。昨年11月〜12月初旬の調査で、デコイなどを設置し、アホウドリを誘致する伊豆諸島鳥島の初寝崎に1日7〜9羽の若いアホウドリが着地していた。11月はアホウドリの産卵期。初寝崎では99年から繁殖しているつがいが今年も卵を産み、抱卵するのが確認された(=写真)。また、同つがいから99年に生まれた子を含む、若いアホウドリ達が周辺の4カ所で長時間滞在。親子で定着の期待も高まる。
 この調査はサントリー世界愛鳥基金の助成と環境省の委託を受け実施している。
(山階鳥研NEWS 1月1日号より)




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