最新の話題バックナンバー
( 2005年6月11日更新分)
●サントリー世界愛鳥基金からアホウドリの保護研究に助成 |
活動報告を行う佐藤研究員
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去る4月19日、東京都千代田区の銀行倶楽部で、「公益信託サントリー世界愛鳥基金」の第16回活動助成金贈呈式が開催され、山階鳥研ほか4団体に助成金が贈られた。助成対象となった山階鳥研の活動は、伊豆鳥島の初寝崎で行う、「アホウドリの新繁殖地誘致と繁殖阻害要因の調査」で、瀬田信哉運営委員長から山階鳥研の島津久永理事長に贈呈書が手渡された。贈呈書授与のあと、各団体の活動報告が行われ、佐藤文男研究員が鳥島初寝崎でアホウドリの4羽の雛が孵化し、新繁殖地形成が軌道に乗りつつあることを報告した。(山階鳥研ニュース2005年6月1日号より)
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●手賀沼探鳥会を開催 |
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5月8日に山階鳥研のある千葉県我孫子市の手賀沼畔で第16回バードウィーク手賀沼探鳥会が行われた。105名の参加者は、6班に分かれ、午前9時から12時にかけて手賀沼沿いの遊歩道を散策し、野鳥を観察した。やや肌寒い曇りの天候ながら、カワウ、キジ、ツバメなど25種の野鳥を観察することができた。この探鳥会は、山階鳥研と我孫子市鳥の博物館、我孫子野鳥を守る会の共催で、「Enjoy手賀沼」(主催:Enjoy手賀沼実行委員会)の一環として行われた。(山階鳥研ニュース2005年6月1日号より)
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●マガンの病原体調査 22羽を捕獲 |
捕獲後、安全のために、マジックテープつきの専用シートで保定されたマガン
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佐藤文男研究員らは去る4月19日〜23日に、マガンの渡り中継地である北海道美唄市の宮島沼で病原体の調査のためのマガンの捕獲調査を行った。この調査は、北海道環境科学研究センターの長雄一研究職員を代表者とする研究グループが行っているもので、環境省の環境技術開発等推進費による「野生鳥類の大量死の原因となり得る病原体に関するデータベースの構築」の一環。山階鳥研の佐藤文男研究員らは、ロケットネット(火薬を用いて捕獲用の網を飛ばすもので、熟練によって中型から大型の鳥類を安全に捕獲できる)で合計22羽のマガンを捕獲した。これらの個体からは総排泄腔内の粘液や寄生虫などの検体を採取、移動経路の解明のために、足環と首輪の標識を装着(全個体)し、地上追跡型の電波発信機を装着(10個体)したのち、放鳥した。(山階鳥研ニュース2005年6月1日号より)
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