最新の話題バックナンバー
( 2006年1月10日更新分)
●豊岡市でコウノトリ放鳥 野生復帰へ踏み出す
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兵庫県豊岡市で、9月24日、コウノトリの野生復帰のための放鳥が行われた。コウノトリはかつて日本全国に分布していたと言われるが、最後に同市付近に残った繁殖個体群は1970年代初頭に絶滅しており、ロシア東部の野生個体を譲り受けて人工増殖が行われていた。放鳥式典は、同市内のコウノトリの郷公園で秋篠宮同妃両殿下のご臨席を得て行われ、5羽のコウノトリが次々と放鳥された。豊岡市は、野生のコウノトリが最後まで生存していた場所で、兵庫県と同市は、野生のコウノトリの復活のために、ロシアから譲り受けた個体の人工増殖や水田・里山の環境整備、地域住民の環境保全意識の啓蒙を続けてきた。2002年には飼育下の個体が100羽を越えるまでになっていた。放鳥式典にあわせて、9月24日、25日の両日、「第3回コウノトリ未来・国際かいぎ」が同市内で開催された。豊岡市役所コウノトリ共生課の佐竹節夫課長は「今後のいちばんの課題は、自然の状態でコウノトリが生きてゆくに十分なだけの餌が得られるような生態系を取り戻すことで、今まで以上に力を注ぐ必要がある」と話している。(山階鳥研ニュース2005年11月号より)
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●アフリカの研修生来訪 |
柿澤副所長から説明を受ける研修生
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9月21日、アフリカ各国政府などで野生生物保護管理に従事する担当者が山階鳥研を訪れ、鳥類標識調査や鳥類標本管理について研修を行った。これは、独立行政法人国際協力機構(JICA)が、(財)自然環境研究センターに指導・運営を委託して実施している研修で、今年度は各国から応募した研修生が8月中旬から10月初旬の日程で日本に滞在して行われた。参加者はボツワナ、エチオピア、ガーナなど10カ国から各1名。山階鳥研に到着した一行は、山岸哲所長の挨拶のあと、柿澤副所長ほかから鳥類研究、鳥類標識調査等について説明を受け、標本室、図書室でそれぞれ標本管理、図書管理のようすを視察した。(山階鳥研ニュース2005年11月号より)
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●秋篠宮殿下鶏民芸品展を視察
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鶏民芸品展の展示(北九州市自然史・歴史博物館)。壁面には秋篠宮殿下の研究を紹介するパネルも展示された。
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北九州市立自然史・歴史博物館で開催された「鶏民芸品展」を、11月9日、山階鳥研総裁の秋篠宮文仁親王殿下が視察された。秋篠宮殿下は、小野勇一館長の案内で、収蔵庫や館内の展示を見学され、最後に「鶏民芸品展」の展示をご覧になった。鶏民芸品展は、秋篠宮殿下が収集された世界各地のニワトリの民芸品200点あまりを展示したもので、同博物館が主催、山階鳥研と家禽資源研究会の特別協力のもとに行われた。(山階鳥研ニュース2005年12月号より)
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