山階鳥類研究所




(2011年2月8日更新)

これまでの話題はこちら

伊豆諸島鳥島より小笠原群島聟島まで、ヒナ15羽を移送しました。

小笠原群島におけるアホウドリの再導入事業として、2011年2月8日、アホウドリの繁殖地である伊豆諸島鳥島から小笠原諸島聟島(むこじま)まで、ヒナ15羽を移送しました。

早朝に、鳥島において移送するヒナ15羽を捕獲。研究員が1羽ずつ移送用の箱に入れてヘリポートまで背負って運び、ヘリコプターに搭載しました。ヒナを載せたヘリコプターは、13時09分頃に鳥島を離陸、14時35分頃聟島に到着しました(鳥島から聟島は直線距離で350km程度)。その後、ヘリコプターから下ろしたヒナを移送用の箱に入れたままで徒歩30分ほどの距離を運び、予定していた地点において、15羽全てを無事放鳥しました。

これから、ヒナが巣立つ5月下旬頃まで、山階鳥研の研究員が聟島に滞在し、人工飼育を行う予定です。

また、同日報道発表を行いました。(プレスリリース pdf)


写真|鳥島生まれのヒナを聟島に移送
山階鳥研のスタッフにより聟島に移送された鳥島生まれのヒナ
 



「山階鳥研NEWS」は山階鳥研の活動や鳥の話題を紹介した隔月刊行のニュースレターです。賛助会員にご入会いただいた方にお送りいたします。(賛助会員の入会はこちら
最新号の目次はトップページをご覧ください。


トップページこれまでの話題


Copyright, Yamashina Institute for Ornithology. All rights reserved.