農耕地に塒・営巣場所をもつドバト及び周辺から飛来したドバトによる豆類・野菜・稲などの食害が多くなっている(2.2.5参照)。現在各地域で米の減反政策による水田の畑作転換が行われ、豆類・野菜の栽培が増加しているが、このことはドバトを含めた鳥類による食害問題をより深刻にしている。 畜産関係では、家畜の飼料を食べるために多くのドバトが集まるが、ここでは食害のほかに、ドバトから家畜への疾病の感染の可能性がある(2.1.1参照)。