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●聟島より巣立ったアホウドリアメリカ・サンフランシスコ沖で確認される
このヒナは人工衛星で行動が追跡されており、7月初旬にはカムチャツカ半島の先端を経由し、8月初めのアリューシャン列島、8月下旬にアラスカ湾、9月中旬からカナダの西海岸を南下して、10月初旬からサンフランシスコ沖に到着していたことがわかりました。聟島からサンフランシスコに至るまでのヒナの累積移動距離は26,000km以上になり、人工飼育をして巣立ったアホウドリがこれだけの遠隔地で観察されたのは今回が初めてになります。 |
今回確認されたアホウドリのヒナ(メス) (サンフランシスコ湾鳥類観測所 上席研究員 アルバロ・ジャラミロ氏撮影) |
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