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●出雲市で越冬するヒシクイを衛星追跡、日本海を渡るルート解明
島根県出雲市で越冬するガンの仲間ヒシクイ(亜種不明)の繁殖地を解明するため、3月に衛星追跡用の発信器を装着した3個体が、日本海経由で中国東北地方からロシア極東地方に渡ったことがわかり、渡りルートに関する新知見が得られました。(プレスリリース参照)
この研究は、山階鳥研が、日本雁を保護する会、日本野鳥の会島根県支部、(財)ホシザキグリーン財団、(財)しまね自然と環境財団、国土交通省中国地方整備局出雲河川事務所、リバーフロント整備センターなどの協力を得て行っているものです。 (山階鳥研NEWS 2010年7月号より) |
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衛星用発信器を装着されたヒシクイ(ホシザキグリーン財団提供) |
●小笠原聟島アホウドリ15羽すべてが巣立ち
小笠原諸島聟島列島へのアホウドリ再導入のため、今年2月8日に伊豆諸島鳥島からヘリコプターで小笠原諸島聟島に移送して山階鳥研の研究員らが飼育していたヒナ15羽すべてが、5月29日までに巣立ちました。(プレスリリース参照)今回巣立ったヒナのうち、6羽に人工衛星で追跡できる発信器を装着しており、今後の行動についても明らかとなる予定です。 |
巣立ち後、付近の海に浮かぶアホウドリのヒナ (2010年5月28日 小笠原諸島聟島) |
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