月別アーカイブ: 2014年4月

NHK BSプレミアムで「アホウドリ小笠原へ 移住大作戦を追う」が放送されます(4/21、再放送4/28)

s絶滅危惧種アホウドリのいっそう確実な復活のために、山階鳥研が進めてきた、本種の小笠原再導入計画がNHK BSプレミアムで紹介されます。

ワイルドライフ
「よみがえれ!アジアの野生動物 アホウドリ小笠原へ 移住大作戦を追う」
2014年4月21日(月)20:00〜20:59 (BSプレミアム)
2014年4月28日(月)8:00〜8:59(BSプレミアム <再放送>)
予告動画(NHKの自然ポータル)はこちらです。
再導入計画は、歴史上、繁殖していたことがわかっている小笠原群島に、繁殖地を復活させようとするものです。このために2008年から2012年までの5年間に、伊豆諸島鳥島から合計70羽のヒナを小笠原の聟島に移送し、人工飼育によって69羽を巣立たせることに成功しました。巣立ったアホウドリは繁殖年齢が近づいて徐々に聟島に帰還を始めており、2012年11月と2013年11月には1つがいの産卵が確認されています。
NHK BSで今回放送される番組は「アホウドリ移住プロジェクトを中心とする人とアホウドリの関わりをまとめたネイチャードキュメンタリー」「2008年から復活作戦に密着取材してきた成果を集大成し、アホウドリの今がわかる“決定版”」になっているとのことです。ぜひご覧ください。
アホウドリの小笠原再導入は、山階鳥研が、環境省、東京都、米国魚類野生生物局、三井物産環境基金、公益信託サントリー世界愛鳥基金、朝日新聞社、キヤノン株式会社ほかの支援を得ておこなっています。
NHK BSプレミアム ワイルドライフ ページ(次回放送の案内)はこちらです。
山階鳥研のウェブページ「アホウドリ 復活への展望」はこちらです。
山階鳥研のイベント情報はこちらです。

4月のテーマトークは「日本の海鳥の今を知る~環境省モニタリングサイト1000とは~」(4月12日(土))です

theme_talk02山階鳥類研究所の所員が我孫子市鳥の博物館で出前トークをする、第2土曜日恒例の「テーマトーク」、4月は明日、4月12日の開催です。保全研究室の富田直樹研究員に、環境省モニタリングサイト1000による海鳥調査について話してもらいます。
山階鳥研にも、最近鳥が減ったのじゃないかというお問い合わせの電話がよくかかってきますが、鳥が増えた、減ったという感触は、平素から調査を行って長期のデータを蓄積してなければ本当かどうかを確かめることはできません。環境省のモニタリングサイト1000は、こういった理由から、全国のさまざまな環境で長期の生物多様性データ収集を継続的に行っておこうと始まりました。今回のトークではこのうち山階鳥研が担当している海鳥の調査について紹介します。
第36回 日本の海鳥の今を知る~環境省モニタリングサイト1000とは~
【講師】富田直樹 山階鳥研保全研究室研究員
【日付】4月12日(土)
【時間】13時30分~ ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
※4月から開始時間が15分繰り下げになりますのでご注意ください。
【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール
交通案内はこちら
【参加費】無料(入館料が必要です)
【定員】先着50名
【主催・問い合わせ先】
山階鳥類研究所(TEL. 04-7182-1101)、我孫子市鳥の博物館(TEL. 04-7185-2212)
山階鳥類研究所のイベント情報はこちらです。

F・B・ギル著「鳥類学」日本語版の正誤表を掲載しました

山階鳥類研究所が翻訳した「鳥類学」(フランク・B・ギル著. 2009 年.新樹社)に誤りがありました。読者の皆様にお詫びいたします。正誤表を掲載しましたので訂正お願いいたします。
「鳥類学」正誤表
所員の著書はこちらをご覧ください。