日別アーカイブ: 2012年5月15日

聟島で人工飼育中のアホウドリが1羽巣立ちました

58s絶滅危惧種アホウドリの小笠原再導入のため、2月11日に伊豆諸島鳥島から小笠原諸島聟島(むこじま)に移送したヒナ15羽は、1羽が3月8日に死亡しましたが、残った14羽は順調に発育しており、本日、1羽が巣立ちました。
今後、残りのヒナも順に巣立ち、過去の例から、北太平洋のアリューシャン列島やベーリング海域まで渡ってゆくものと予想されます。
移送・人工飼育は今年で5年めの最終年で、昨年までに移送した55羽はすべてが巣立っています。
画像は今月8日に撮影した、はばたきの練習をするヒナのようすです。
報道発表資料はこちらです。
山階鳥研のウェブページ「アホウドリ 復活への展望」はこちらです。