絶滅危惧種アホウドリのいっそう確実な復活のために、山階鳥研が進めてきた、本種の小笠原再導入計画がNHK BSプレミアムで紹介されます。
ワイルドライフ
「よみがえれ!アジアの野生動物 アホウドリ小笠原へ 移住大作戦を追う」
2014年4月21日(月)20:00〜20:59 (BSプレミアム)
2014年4月28日(月)8:00〜8:59(BSプレミアム <再放送>)
予告動画(NHKの自然ポータル)はこちらです。
再導入計画は、歴史上、繁殖していたことがわかっている小笠原群島に、繁殖地を復活させようとするものです。このために2008年から2012年までの5年間に、伊豆諸島鳥島から合計70羽のヒナを小笠原の聟島に移送し、人工飼育によって69羽を巣立たせることに成功しました。巣立ったアホウドリは繁殖年齢が近づいて徐々に聟島に帰還を始めており、2012年11月と2013年11月には1つがいの産卵が確認されています。
NHK BSで今回放送される番組は「アホウドリ移住プロジェクトを中心とする人とアホウドリの関わりをまとめたネイチャードキュメンタリー」「2008年から復活作戦に密着取材してきた成果を集大成し、アホウドリの今がわかる“決定版”」になっているとのことです。ぜひご覧ください。
アホウドリの小笠原再導入は、山階鳥研が、環境省、東京都、米国魚類野生生物局、三井物産環境基金、公益信託サントリー世界愛鳥基金、朝日新聞社、キヤノン株式会社ほかの支援を得ておこなっています。
NHK BSプレミアム ワイルドライフ ページ(次回放送の案内)はこちらです。
山階鳥研のウェブページ「アホウドリ 復活への展望」はこちらです。
山階鳥研のイベント情報はこちらです。