フクロウのヒナは飛べるようになっても餌ねだり

ural_owl_fledglingちょっと日数が経ってしまいましたが、画像は我孫子市内の巣箱で巣立ったフクロウのヒナ、7月8日の姿です。
翼の羽毛は真羽(しんう)といって、大人の羽毛が生えそろっていますが、頭や胸はまだ綿羽(めんう)というぽやぽやの羽毛で、まだこれから真羽が生えてくるところです。
巣立ってからすでに6週間あまり、翼の羽毛が生えそろったヒナたちはもう飛ぶことができますが、実は親鳥の採ってきた餌をもらって育ててもらっているようです。
7月10日の晩のヒナたちの声を聞いてみてください。真っ暗な中での録音です(43秒)。


1箇所にとまって鳴き続けているだけなので、とても自分で餌は採っていなさそうです。おなか減ったよ〜と、餌を持ってきてくれるのを待っているのでしょうね。
この声で何羽いるでしょうか。3羽巣立ったわけですが、少なくともここに2羽はいるようですね。
ヒナたちはいつごろまで親がかりなのでしょうか?いつごろから自分たちで狩りをするのでしょうか?そういった疑問もわいてくるヒナたちの声でした。
※ フクロウの巣箱のようす(「5月の里山、生命が息づいています」)はこちらです。
※ フクロウの親鳥の声(「桜咲きフクロウ鳴く春の我孫子」)はこちらです。
【訂正】当初「巣立ってから2 週間あまり」としていたのは、「巣立ってから6週間あまり」の誤りでした。お詫びして訂正いたします。