イルカと一緒に泳げる島として有名な、伊豆諸島御蔵島(みくらじま)は、日本近海を中心に東アジアだけで繁殖する、オオミズナギドリという海鳥の世界最大の繁殖地でもあり、その個体数はかつて175〜350万羽と推定されたこともあります。
オオミズナギドリは島で子育てをする間、何日かかけて洋上で餌を採っては、夜間に島に帰り、未明にはまた洋上に餌を採りにでかけてゆきます。夜になると島は鳥たちの帰還でラッシュアワーとなります。この鳥の洋上と島での生態を、NHKがほこる高感度カメラと赤外線カメラでとらえました。
番組制作に、長年に亘りミズナギドリ類を研究してきた山階鳥類研究所の岡奈理子・上席研究員が協力しました。
ダーウィンが来た!生きもの新伝説『華麗なる海鳥 森の奮闘記』
NHK総合・地上デジタル
2013年1月6日(日)19:30〜20:00
オオミズナギドリの繁殖地は日本近海に御蔵島以外にもありますが、すべて離島です。鳥の帰還が夜間であることもあり、今回紹介される光景はなかなか見ることが難しいものでしょう。ぜひご覧ください。
ダーウィンが来た!番組サイトによる次回放送予告はこちらです。
ダーウィンが来た!番組サイトの次回放送「ウラ日記」はこちらです。
※再放送は1月11日(金)午後4時05分~4時36分 の予定です(1月9日追記)
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さて、このブログも今年はこの記事で仕事納めといたします。今年の1月からスタートして、週に1回の更新を目標にしてきましたが、1年間の記事数は59件になりました。時期による疎密はありましたが、おおむね目標のペースは達成できたようです。ご愛読ありがとうございました。また山階鳥類研究所へのご理解とご支援大変ありがとうございました。新年もよろしくお願いいたします。
新年の始業は1月7日(月)からとなりますのでよろしくお願いいたします。それでは皆様よいお年をお迎えください。