世界中で日本の低山だけで繁殖するミゾゴイは、生息数の減少が心配されており、環境省のレッドリストでは絶滅危惧II類に指定されています。このたび、横浜市野毛山動物園で、ミゾゴイの生態・生息地の保全・動物園での取り組みなどに関する講演会が開催されます。山階鳥研では、この講演会を後援しています。
講演会「ミゾゴイのひみつ」
【日時】2013年2月23日(土)13:30〜15:45
※ 同日11:00〜 野毛山動物園でミゾゴイガイドが行われます。くわしくは動物園のウェブサイトでご確認ください。(下記)
【場所】横浜市野毛地区センター 集会室
【参加費】無料
【申込方法】野毛山動物園のウェブサイトで事前申込要(先着80名)
【主催】横浜市立野毛山動物園
【共催】横浜市環境創造局/横浜市野毛地区センター
【後援】(一社)バードライフ・インターナショナル・アジア・ディヴィジョン/(公社)日本動物園水族館協会/(公財)日本野鳥の会 神奈川支部/(公財)日本鳥類保護連盟/(公財)山階鳥類研究所
【問合せ】横浜市立野毛山動物園 電話 045-231-1307
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「イベント」カテゴリーアーカイブ
2月のテーマトークは「農耕地に暮らすタカ〜トビの生態〜」(2月9日(土))です
山階鳥類研究所の所員が我孫子市鳥の博物館で出前トークをする、第2土曜日恒例の「テーマトーク」、2月は下記の要領で今週末です。
「鳶が鷹を生む」ということわざがありますが、トビも立派なタカの仲間です。身近でありながら、生態があまり知られていないトビの暮らしを、北海道十勝地方で調査してきた岩見恭子研究員がご紹介します。あわせてその他の猛禽類の暮らしについてもお話が聞けると思います。
「農耕地に暮らすタカ〜トビの生態〜」
【講師】岩見恭子 山階鳥研自然誌研究室研究員
【日付】2月9日(土)
【時間】13時15分~ ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール
【参加費】無料(入館料が必要です)
【定員】先着50名
【主催・問い合わせ先】
山階鳥類研究所(TEL. 04-7182-1101)、我孫子市鳥の博物館(TEL. 04-7185-2212)
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土浦市で開催される鳥獣類等の供養祭で、林良博所長が講演します
関東地方で唯一ガン類が越冬している茨城県稲敷市で、2011年12月に、越冬している天然記念物のガンであるヒシクイ(亜種オオヒシクイ)が、蓮田の防鳥ネットにかかる事故が発生しました。
従来から、霞ヶ浦近郷では蓮田の防鳥ネットにおびただしい数の野鳥が羅網し死亡しており、関係者の間で憂慮されてきました。こうした背景からこのたび、関係団体がさまざまな人間活動によって犠牲になっている生物、とくに鳥獣類の供養祭を開催することになりました。
この供養祭で林良博所長が講演します。山階鳥類研究所はこの供養祭に協賛しています。意見交換の時間もありますので、多くの皆様のご参加をお待ちしています。
「鳥獣類等の供養祭」
【日時】2013年2月24日(日) 13時〜17時
【場所】羽黒山大聖寺(茨城県土浦市永国203)
アクセスはこちらをご覧ください
【内容】
第1部 (13:00〜14:00) 法要(鳥獣類等の供養祭)
第2部 (14:00〜15:00) 講演
講師:林良博 (公財)山階鳥類研究所所長
第3部 (15:00〜16:00) 意見交換会
【参加費】 無料
【参加申込】
2月10日締切(ただし150名に達していない場合は締切り後も受付けます)
人間活動により犠牲になった鳥獣類のための「鳥獣供養祭」開催事務局
(TEL: 029-821-2110、FAX: 029-821-2595)
【共催】(宗)大聖寺・日本野鳥の会茨城県・江戸崎雁の郷友の会
【協賛】(公財)山階鳥類研究所・(公財)日本野鳥の会・(公財)日本鳥類保護連盟ほか
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※画像は霞ヶ浦近郷の蓮田で、防鳥ネットにかかったカモ類。
1月のテーマトークは「デコイに恋したアホウドリ 鳥島のデコちゃんのルーツ解明される」(1月12日(土))です
山階鳥類研究所の所員が我孫子市鳥の博物館で出前トークをする、第2土曜日恒例の「テーマトーク」、1月は下記の要領で今週末です。
山階鳥研では、アホウドリの保護のために、伊豆諸島鳥島でデコイ(実物大のアホウドリの模型)を設置して、安全な場所におびきよせる事業を行い、2006年に成功裏に終了しました。その後は小笠原諸島聟島を舞台とした再導入のプロジェクトを開始し、鳥島では繁殖状況の観察を継続しています。
鳥島でこのデコイに恋したことで有名なアホウドリのデコちゃんは2009年以来、本物のアホウドリと順調に繁殖を続けてきましたが、DNA分析からデコちゃんのルーツに意外な事実が判明しました。長年アホウドリの生態研究をおこなってきた佐藤文男研究員が、最近提唱されたアホウドリ類の分類再検討の話題も含めてお話しします。
「デコイに恋したアホウドリ 鳥島のデコちゃんのルーツ解明される」
【講師】佐藤文男 山階鳥研保全研究室研究員
【日付】1月12日(土)
【時間】13時15分~ ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール
【参加費】無料(入館料が必要です)
【定員】先着50名
【主催・問い合わせ先】
山階鳥類研究所(TEL. 04-7182-1101)、我孫子市鳥の博物館(TEL. 04-7185-2212)
※写真は左側のデコイに寄りそうデコちゃんのようすです。
山階鳥類研究所のウェブページ「アホウドリ復活への展望」はこちらです。
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アホウドリのお饅頭〜我孫子市国際交流協会から寄附をいただきました
1月9日、我孫子市国際交流協会の、早坂満会長、北嶋扶美子副会長、菅野哲哉副会長ほかが山階鳥類研究所を訪れ、早坂会長から島津理事長に寄附金が手渡されました。
同協会では、昨年11月25日に我孫子市内で開催した、第21回あびこ国際交流まつりで、山階鳥類研究所のアホウドリの保護活動を応援するため、アホウドリのお饅頭を販売しました。今回の寄附はその収益から行われたものです。
お饅頭を購入された皆様と我孫子市国際交流協会の皆様に感謝申し上げます。
※写真上は、島津理事長(右)に寄附金を手渡す早坂会長。
第21回あびこ国際交流まつりの報告はこちらをご覧ください。
山階鳥研のウェブページ「アホウドリ復活への展望」はこちらをご覧ください。
12月のテーマトークは「兄弟げんかをやわらげる親の思い〜ウミネコの卵の話」(12月8日(土))です
山階鳥類研究所の所員が我孫子市鳥の博物館で出前トークをする、第2土曜日恒例の「テーマトーク」、12月は下記の要領で今週末です。
巣の中のヒナが兄弟げんかをするとき、ヒナ同士がおなじ日に孵化して同じ大きさか、間隔をあけて孵化して大きさに差があるかによってけんかの激しさが変わってきます。そして孵化日が一斉かずれるかは、親鳥の抱卵行動や卵の特性によってかわってきます。これらのことをカモメの仲間のウミネコで調べた結果を富田直樹・研究員がお話しします。
第20回「兄弟げんかをやわらげる親の思い〜ウミネコの卵の話」
【講師】富田直樹 山階鳥研保全研究室研究員
【日付】12月8日(土)
【時間】13時15分~ ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール
【参加費】無料(入館料が必要です)
【定員】先着50名
【主催・問い合わせ先】
山階鳥類研究所(TEL. 04-7182-1101)、我孫子市鳥の博物館(TEL. 04-7185-2212)
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日本鳥学会100周年記念「鳥類の多様性」〜貴重資料展示、いよいよ残りわずかです!
日本鳥学会が今年100周年を迎えたことから、山階鳥研では2つの記念展示を共催および後援し、所蔵資料を出展してきましたが、その第2弾「鳥類の多様性〜日本の鳥類研究の歴史と成果〜」(国立科学博物館)が、12月9日(日)までと、残すところあと4日となりました。
このブログでも10月15日にすでに一度お伝えしていますが、この展示には山階鳥研から標本等15点と図書2点を出展しています。今年の2回の展示が30年ぶりの一般公開となったカンムリツクシガモの雌雄の標本のほか、この標本以外には観察、撮影、採集の記録がないという宮古島のミヤコショウビンの標本も出展されています。
カンムリツクシガモは、独立種であることの根拠として今回展示されている標本が役立ったほかに、江戸時代の絵図によってたしかにこういう鳥が過去に生きていたことがわかったわけですが、今回、東京国立博物館所蔵の江戸時代の博物図譜、「観文禽譜」からカンムリツクシガモの図が展示されており、実物の標本と稀な対面をしているのも見逃せないところです。
また、これは山階鳥研の標本ではありませんが、2011年に新種として記載されたオガサワラヒメミズナギドリの日本における第2標本(国立科学博物館所蔵)も展示されていて間近に見ることができます。
展示の全体は、「日本における鳥類研究の歴史」「分類と種多様性の研究」「生態研究」「生物多様性と保全研究」のセクションとトピック展示からなり、日本鳥類学の始まりから、ハイテクを使った現代のさまざまな研究までを紹介しています。
山階鳥研をはじめとする研究機関や博物館の貴重資料を見るとともに、日本鳥類学の現在を概観することのできるこの機会をぜひお見逃しなく。
日本鳥学会100周年記念 鳥類の多様性〜日本の鳥類研究の歴史と成果〜
【会期】2012年10月6日(土)〜12月9日(日)
※休館日は、毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)
【場所】国立科学博物館
東京都台東区上野公園7-20 Tel. 03-5777-8600(ハローダイヤル)
【料金】通常の入館料でご覧になれます。
(大人・大学生600円、高校生(高等専門学校生含む)以下 無料)
【主催】国立科学博物館
【後援】日本鳥学会・(公財)山階鳥類研究所
※画像は上から、カンムリツクシガモが出迎える展示入り口、「観文禽譜」(東京国立博物館所蔵)のカンムリツクシガモの図、最新の系統分類の展示、日長のデータから鳥の位置情報を得るジオロケーターによるブッポウソウの渡り研究の展示です。
国立科学博物館による告知はこちらです。
国立科学博物館のアクセスはこちらです。
「所蔵名品から 世界に3点しかない絶滅鳥カンムリツクシガモ」はこちらです。
海外にあるもう1点のカンムリツクシガモ(第一標本)についてはこちらです。
「所蔵名品から 第17回 空前絶後の1点の標本の謎― ミヤコショウビン)―」はこちらです。
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11月のテーマトークは「キビタキの亜種について」(11月10日(土))です
11月3・4日に開催されたジャパン・バード・フェスティバル(JBF)には多数の御来場をいただき大変ありがとうございました。おかげさまで「山階鳥研 見にレクチャー」「鳥学講座」も大変盛況でした。
さて、まだJBFの興奮もさめやりませんが、山階鳥類研究所の所員が我孫子市鳥の博物館で出前トークをする、第2土曜日恒例の「テーマトーク」、11月は下記の要領で今週末です。キビタキの亜種について茂田良光・研究員がお話しします。屋久島から先島諸島に分布する亜種リュウキュウキビタキを中心に、九州以北の亜種キビタキ、そして近縁のマミジロキビタキと、中国に分布するキムネビタキにも触れられることと思います。
第19回「キビタキの亜種について」
【講師】茂田良光 山階鳥研保全研究室研究員
【日付】11月10日(土)
【時間】13時15分~ ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール
【参加費】無料(入館料が必要です)
【定員】も先着50名
【主催・問い合わせ先】
山階鳥類研究所(TEL. 04-7182-1101)、我孫子市鳥の博物館(TEL. 04-7185-2212)
※画像は屋久島産の亜種リュウキュウキビタキの雄成鳥です。
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【時間割掲載!】恒例「山階鳥研 見にレクチャー」@ジャパン・バード・フェスティバル(11/3-4)においでください!
年に1回、山階鳥研の地元、千葉県我孫子市で開催される、鳥と環境のお祭り「ジャパン・バード・フェスティバル(JBF)」は今年は、この週末、11/3(土)、11/4(金)です。
山階鳥研では一般の方から見学のご希望が多いことに応えて、今年も、JBF期間中、山階鳥研の講堂で所員が交代でミニレクチャーを行います。
スライドによる、研究所紹介や研究紹介です。
【日時】2012年11月3日(土・祝)9:30〜16:00
2012年11月4日(日) 9:30〜15:00
【場所】山階鳥研講堂
【内容】鳥研所員による研究紹介・研究所紹介
【注意事項】
*時間30分、定員30人(一斉入場、一斉退出)。
*ご入場には整理券が必要です。
*整理券は当日分のみを09:20より山階鳥研の玄関で配布します。
時間割・講演内容の紹介・会場へのアクセス等の詳細はこちらのリンク(イベント情報)をご覧ください。
ジャパン・バード・フェスティバル(JBF)のサイトはこちらです。
※写真は昨年の「見にレクチャー」のようすです。
第16回手賀沼流域フォーラムが開催されます
山階鳥類研究所の地元、手賀沼の浄化と街作りを目的として、市民団体と行政からなる実行委員会によって毎年開催される催しです。
本年は流域自治体ごとに行われた地域企画のまとめとして下記のように全体会を開催します。牡蠣の養殖業をいとなむかたわら、山に広葉樹を植えて海を豊かにしようという「森は海の恋人運動」を展開なさっている畠山重篤さんに講演をお願いします。
第16回手賀沼流域フォーラム
【日時】2012年10月13日(土)13:30〜16:30
【場所】千葉県手賀沼親水広場水の館3階研修室
【内容】
・手賀沼流域の水質、生物多様性の現状、地域企画報告など
・講演:「森は海の恋人 人の心に木を植える」講師: 畠山重篤氏(NPO法人森は海の恋人理事長・京都大学フィールド科学教育センター社会連携教授)
※森は海の恋人運動についてはこちらをご覧ください。
【主催・問合せ先】手賀沼流域フォーラム実行委員会(事務局 八鍬(やくわ)09052176699)
山階鳥類研究所は手賀沼流域フォーラムを後援しています。
手賀沼流域フォーラムのウェブサイトはこちらです。
手賀沼流域フォーラムの実行委員会はこちらのメンバーで構成されています。
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