4月23日から25日の日程で、鳥類の移動や寿命などを番号付きの足環を使って調べる鳥類標識調査者(バンダー)になるための講習会を実施しました。
今回参加したのは、東北地方、関東地方、中国地方から各1名の計3名で、標識調査の概要や鳥の体の構造、関連法規などの講義を受けました。受講生は、ほかの標識調査者のもとで一定のトレーニングを積んだうえで、山階鳥研の職員の野外調査に同行して実技の講習を受けて、今回の講習会に臨んだものです。
現在、全国で約450名が調査に従事しており、この3名も審査に合格すれば8月からバンダーとして調査に参加する予定です。
鳥類標識調査のあらまし(「渡り鳥と足環」)はこちらをご覧ください。
「今日の鳥研」カテゴリーアーカイブ
第17回山階芳麿賞受賞者が日本イヌワシ研究会に決定しました
4月9日、環境省記者クラブにて記者会見を行い、第17回山階芳麿賞の受賞者が日本イヌワシ研究会に決定したことを発表しました。
これは同会が日本の野生動物保全のシンボルというべきイヌワシについて重要な科学的データを提供するとともに、生態的な知見にもとづく保護上の実践をおこない、普及活動にも務めてきたことが評価されたものです。
プレスリリースはこちらです。
山階芳麿賞についてはこちらです。
山階芳麿賞の贈呈式、受賞記念講演とシンポジウムは、9月23日に有楽町朝日ホール(東京都千代田区)で行います。詳細が決定しましたら、イベント情報のページでお知らせします。
茨城県の野鳥団体関係者が来所しました
ニュージーランドからお客様が見えました
3月29日、ニュージーランド国立博物館テ・パパ・トンガレワの上席学芸員、スーザン・ウォー(Susan Waugh)さんが来所されました。
同博物館ではアホウドリ類の生物学と保護に関する巡回展示を企画しており、山階鳥類研究所が行っているアホウドリの保護活動を紹介したいと考えて、協力の打合せのために来訪されたものです。
尾崎清明副所長(写真右)からアホウドリの保護活動についての説明を受け、また関連の所蔵資料について視察してゆかれました。
山階鳥類研究所のアホウドリのページ「アホウドリ 復活への展望」はこちら
ニュージーランド国立博物館テ・パパ・トンガレワのウェブサイトはこちら
西表島から研究者が来所しました
沖縄県西表島にある、東海大学沖縄地域研究センターから、鳥類研究者の河野裕美(こうの・ひろよし)さんが来所されました。
河野さんは、西表島やその周辺の海鳥類やその他の生物を研究されていますが、今日は、山階鳥研に研究の打ち合わせんために来所されたものです。