6月20日、韓国の国立野生動物疾病管理院(NIWDC)から、シン・ドンイン 院長ら5名が山階鳥研に来所し、調印式を行いました。
韓国の国立野生動物疾病管理院(NIWDC:National Institute of Wildlife Disease Control and Prevention)は鳥インフルエンザに関連する種の追跡プロジェクトを立ち上げています。韓国国内だけでなく、モンゴルなどの周辺国とも共同研究を実施しています。今回締結した協定により、今後5年間程度、鳥インフルエンザとの関連が考えられるガンカモ類やツル類などの渡り鳥を継続して追跡調査し、情報を共有する予定です。当日は、調印式に先立ってセミナーが開催され、イ・ソンミ 研究員からは追跡プロジェクトの概要について、澤祐介 研究員からはガン類における近年の追跡調査についての講演があり、双方の意見交換を行いました。
「鳥インフルエンザ」カテゴリーアーカイブ
4月下旬から5月下旬の調査で、国内の野鳥から鳥インフルエンザウィルスは検出されませんでした
この4月に中国で捕獲された野生のハトからH7N9の鳥インフルエンザウイルスが出たことを受け、環境省が4月下旬から5月下旬にかけ日本国内の7カ所で野鳥の調査を行い、計338検体を採取し、国立環境研究所において遺伝子検査を行いましたが、鳥インフルエンザウイルスは検出されませんでした。山階鳥研は、今回の調査に協力しました。結果の詳細は下記リンクの報道発表資料をご覧ください。
環境省の報道発表資料はこちらをご覧ください。
高病原性鳥インフルエンザに関する情報(「野鳥との接し方について」など;環境省)はこちらです。
「鳥インフルエンザ ツバメの巣・えさ台の小鳥は心配いりません」(山階鳥研)はこちらです。