日別アーカイブ: 2016年6月8日

6月のテーマトークは「オオミズナギドリの持ち時間ーノネコが激増する世界最大繁殖島・御蔵島の今ー」(6月11日(土))です

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関東では鳥たちが繁殖のまっさかりで、あちこちでいろいろな鳥の巣立ちビナが見られますが、皆様のお近くではいかがでしょうか?

山階鳥類研究所の所員が我孫子市鳥の博物館でトークをする、第2土曜日恒例の「テーマトーク」、今月は、6月11日(土)の開催です。岡奈理子・自然誌研究室上席研究員に、オオミズナギドリの最大の繁殖地御蔵島でのオオミズナギドリの生態と保全について話してもらいます。

ミズナギドリ類といってもなじみのない方が多いかもしれません。この仲間は繁殖期以外は陸に戻ることなく、ずっと海上で過ごしている生粋の海鳥です(カモメ類を海の鳥と思われている方が多いかもしれませんが、カモメ類はむしろ陸に近い場所の鳥で、生粋の海鳥の座はミズナギドリ類に譲ります)。そういった海鳥であるミズナギドリ類も子育ては陸でするしかなく、東アジアの海だけに棲息するオオミズナギドリは、日本、朝鮮半島、中国沿岸の島々で子育てをします。

そのオオミズナギドリの世界最大の繁殖地が、伊豆諸島の御蔵島で、1970年代にはその数は175〜350万羽と推定されていました。ところが近年、その数が激減しており、その原因として現在、同島に推定500頭いるとされる「ノネコ」による食害があることが指摘されています。「ノネコ」は人間が持ち込んだネコが野外で繁殖して、野生になってしまったものです。

今回のトークではオオミズナギドリの繁殖期の生態と、ノネコの捕食から世界的に貴重なオオミズナギドリの大繁殖地を守るために岡主任研究員もかかわって行っている取り組みについて紹介してもらいます。

第58回「オオミズナギドリの持ち時間ーノネコが激増する世界最大繁殖島・御蔵島の今ー」
【日程】2016年6月11日(土)
【講師】岡奈理子(山階鳥研自然誌研究室・上席研究員)

【時間】13時30分~ ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール → 交通案内(外部サイト)
【参加費】無料(入館料が必要です)
【定員】先着50名
【主催・問い合わせ先】
山階鳥類研究所(TEL. 04-7182-1101)、我孫子市鳥の博物館(TEL. 04-7185-2212)

※ 山階鳥研サイトの関連記事「オオミズナギドリの繁殖地ノネコ里親プロジェクト」についてはこちらをご覧ください。
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