カテゴリー別アーカイブ: 鳥類標識調査

7月のテーマトークは「渡り鳥のふしぎ:春と秋で違うルートを使う種類がいるのはなぜ? 」(7/20(土))です

我孫子市鳥の博物館で開催する、第3土曜日恒例の「テーマトーク」、今月は7月20日(土)に、仲村昇山階鳥研保全研究室研究員が、鳥の渡りルートの不思議についてお話しします。

渡り鳥の中には、繁殖地と越冬地を同じルートで往復せずに、明らかに異なるルートで行き来する種がいることがわかってきました。春と秋で異なるルートをとる鳥達はなぜそうしているのか、仲村研究員が国内外で報告された研究結果から検討します。

多くの皆様のご参加をお待ちしています。

 第87回「渡り鳥のふしぎ:春と秋で違うルートを使う種類がいるのはなぜ??」

【講師】仲村 昇(山階鳥研 保全研究室研究員)
    → この人
【日程】7月20日(土)
【時間】13時30分~ ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール
     → 交通案内(外部サイト)
【参加費】無料(入館料が必要です)
【定員】先着50名
【講師】仲村 昇(山階鳥研 保全研究室研究員)
【日程】7月20日(土)
【時間】13時30分~ ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール → 交通案内(外部サイト)
【参加費】無料(入館料が必要です)【定員】各回とも先着50名
【主催・問い合わせ先】山階鳥類研究所(TEL. 04-7182-1101)、我孫子市鳥の博物館(TEL. 04-7185-2212) 

※ 画像は、 アラスカで標識放鳥され、千葉県で見つかったムナグロ です。
 テーマトークでのこれまでの講演実績はこちらです
※ 山階鳥研のイベント情報はこちらです



4月のテーマトークは「フラッグ付きシギ・チドリの観察記録 〜窓口担当者のよもやま話〜」(4/20(土))です

山階鳥類研究所の所員が我孫子市鳥の博物館でトークをする、第3土曜日恒例の「テーマトーク」、今月は4月20日(土)に、千田万里子保全研究室専門員が、日本の海辺を通過して地球上を渡ってゆくシギ・チドリ類という鳥達の渡りを調べるお話をします。

長距離の渡りをするシギやチドリの仲間は、渡りの中継地である湿地が減少したことで、生息数を減らしています。彼らの渡りについて理解し、保全に役立てるために、フラッグをつける調査が世界中で行われています。

フラッグは写真のような足に取り付けるプラスチック片で、足から飛び出すように小さな長方形の部分が作ってあり、遠くから望遠鏡などで観察してもわかりやすいようになっています。また鳥に害の及ばないように設計されていて、世界中でシギやチドリの仲間の渡り調査に活用されています。

一般の方から寄せられた貴重な観察報告を中心に、自称「ヒヨッコ窓口担当者」の千田専門員が、自身の奮闘振りを紹介してくれます。

第84回「フラッグ付きシギ・チドリの観察記録 〜窓口担当者のよもやま話〜」

【講師】千田万里子(山階鳥研 保全研究室専門員)
【日程】4月20日(土)

【時間】13時30分~ ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール → 交通案内(外部サイト)
【参加費】無料(入館料が必要です)
【定員】先着50名
【主催・問い合わせ先】
山階鳥類研究所(TEL. 04-7182-1101)、我孫子市鳥の博物館(TEL. 04-7185-2212)

※ 写真は、フラッグのついたシギ(トウネン、撮影:高橋徳安氏)です。
 テーマトークでのこれまでの講演実績はこちらです
※ 山階鳥研のイベント情報はこちらです



「山階鳥学セミナー(捕獲技術入門編)」(2018年11月15日開催、我孫子)まだ残席があります

本年11月15日(木)に予定されている、山階鳥学セミナー(捕獲技術入門編)の申込み締切は、11月12日(月)としていますが、まだ残席があります。

ご関心をお持ちの
皆様、ぜひふるってご参加ください。詳細は、下記リンクのPDFをご覧ください。

山階鳥学セミナー(捕獲技術入門編)我孫子市
【日時】2018年11月15日(木)13:00~16:00
【場所】山階鳥類研究所 講堂および敷地内 →  交通案内
【開催概要・申込み方法】要申込 詳細は → 山階鳥研での開催詳細PDF(黄色)でご確認ください。

※ なお本年度は、2019年3月(予定)に、千葉県外での出張開催を行います。詳細は1月中旬以降にご覧のページに掲載する予定です。山階鳥研(我孫子市)開催分の詳細PDFは黄色・出張開催分の詳細PDFは青色ですので、お申込みの際は、日時・場所をご確認いただき、お間違えのないようご注意下さい。

※ 山階鳥研のイベント情報ページからもご覧いただけます。

「山階鳥学セミナー(捕獲技術入門編)」(2018年度・我孫子2018年11月15日開催)のご案内

昨年度開催の山階鳥学セミナー@我孫子

過去3年度にわたり実施して、多くの皆様にご参加いただきました「山階鳥学セミナー(捕獲技術入門編)」を本年度も山階鳥研(我孫子市)で開催いたします。

安全に鳥類を捕獲・放鳥する技術は、鳥類の調査手法の1つとして重要な位置を占めている一方で、習得の機会が限られています。そこで本講座では、参加者の皆様が捕獲技術を正しく理解し、技術習得への意欲を高めていただくことを目的として、当研究所所員による鳥類の安全な捕獲技術の紹介や、鳥体の安全な扱い方の実習を行います。

山階鳥学セミナー(捕獲技術入門編)我孫子市
【日時】2018年11月15日(木)13:00~16:00
【場所】山階鳥類研究所 講堂および敷地内 →  交通案内
【開催概要・申込み方法】要申込 詳細は → 山階鳥研での開催詳細PDF(黄色)でご確認ください。

※ なお本年度は、2019年3月(予定)に、千葉県外での出張開催を行います。詳細は1月中旬以降にご覧のページに掲載する予定です。山階鳥研(我孫子市)開催分の詳細PDFは黄色・出張開催分の詳細PDFは青色ですので、お申込みの際は、日時・場所をご確認いただき、お間違えのないようご注意下さい。

※ 山階鳥研のイベント情報ページからもご覧いただけます。

人獣共通感染症の研究者がセミナーを行いました


山階鳥研では鳥類の移動や寿命などを、野鳥に番号付きの足環をつけて調べる鳥類標識調査を環境省の委託を受けて実施しています。野鳥にはマダニがついて運ばれることがあることから、山口大学共同獣医学部獣医微生物学教室の前田健教授のチームと共同研究として、野鳥につくマダニを介した感染症の調査を行っています。

この結果が出始めたことから、4月25日に前田健教授が山階鳥研でセミナーを行いました。セミナーでは人獣共通感染症の一般論からはじまり、標識調査によって得られたマダニがもつ病原体の調査から分かってきたことや、さらに今後の研究の見通しについて報告がありました。さらに野外調査における注意点の解説もあり、参加者した所員らは自分達に身近な話題であるだけに熱心に聴講し、質問していました。

※ 山階鳥研の鳥類標識調査についてのページ「渡り鳥と足環」はこちらです。

手賀沼のコブハクチョウに標識を行いました

【標識個体に関する最新情報】
2018年3月に3個体に装着した発信器は、実験が終了したため2018年5月から6月にかけて取り外しました。緑色の首環と足環については引き続き装着し、個体の移動の追跡を行います。(2018年6月22日追記)

手賀沼(千葉県我孫子市)に生息するコブハクチョウにデータロガー(記録装置)と首環(緑色)を装着しました。これはガン・カモ・ハクチョウ類の位置や移動に関する詳細な記録を収集する技術を開発する目的で、東海大学、山階鳥類研究所、我孫子市鳥の博物館が共同で実施しているものです。

首環と発信機、足環を装着されたコブハクチョウ

データロガーに蓄積されたデータは、離れたところから無線で取り込むことができます。まだ試験段階ですが、記録装置には高精度の三軸加速度計等が組み込まれており、活動状況、さらに脈拍や呼吸などの生理学的なデータが取り込めます。これにより将来は、野生のガン・カモ・ハクチョウ類の健康状態のモニタリングに役立てたいと考えています。

もし、標識された個体を手賀沼以外で観察された場合には、以下連絡先までお知らせいただければ幸いです。

<本件に関しての問合せ・連絡先>
我孫子市鳥の博物館学芸員 小田谷嘉弥 電話:04-7185-2212
山階鳥類研究所副所長 尾崎清明 電話:04-7182-1101

山階鳥研サイト「鳥類標識調査」の目次

「手賀沼のコブハクチョウに標識を行いました」

「山階鳥学セミナー(捕獲技術入門編)」(3月4日(日)、長崎)の申し込み締切が近づきました


昨年度・一昨年度と多くの皆様にご参加いただきました「山階鳥学セミナー(捕獲技術入門編)」の本年度の2回目、3月4日(日)に長崎大学で開催する回の申込み締切2月19日(月)まであと1週間を切りました。

安全に鳥類を捕獲・放鳥する技術は、鳥類の調査手法の1つとして重要な位置を占めている一方で、習得の機会が限られています。そこで本セミナーでは、参加者の皆様が捕獲技術を正しく理解し、技術習得への意欲を高めていただくことを目的として、当研究所所員による鳥類の安全な捕獲技術の紹介を行います。
まだ席数に余裕があります。鳥類の研究・調査等に関わる意欲と、捕獲技術習得への興味をお持ちの、多くの方のご参加をお待ち申し上げております。お近くの方にもご周知頂ければ幸いです。

「山階鳥学セミナー(捕獲技術入門編)」(長崎)
【日時】3月4日(日)13:00~16:00
【場所】長崎大学文教キャンパス 環境科学部242教室
【定員】80名(要事前申込 先着順)
【費用】500円(資料代・保険料等含む)
【概要・申込方法】下記のご案内をご覧ください。
<< セミナーご案内はこちらから
【申込締切】2月19日(月)(定員に到達し次第申込受付を締め切らせていただきます。)

※ 山階鳥研のイベント情報はこちらをご覧ください。

「山階鳥学セミナー(捕獲技術入門編)」(12月7日(木)、我孫子)の申し込み締切が近づきました


「山階鳥学セミナー(捕獲技術入門編)」(12月7日(木)、我孫子)はおかげさまで定員に達したため、募集を終了しました。多数のご応募ありがとうございました。

昨年度・一昨年度と多くの皆様にご参加いただきました「山階鳥学セミナー(捕獲技術入門編)」の今年度の1回目、12月7日(木)に山階鳥研(我孫子市)で開催する回の申し込み締切11 月 30 日(木)があと1週間に迫りました。まだ残席がありますので、ご関心のある方はぜひご参加ください。

安全に鳥類を捕獲・放鳥する技術は、鳥類の調査手法の1つとして重要な位置を占めている一方で、習得の機会が限られています。そこで本講座では、参加者の皆様が捕獲技術を正しく理解し、技術習得への意欲を高めていただくことを目的として、当研究所所員による鳥類の安全な捕獲技術の紹介や、鳥体の安全な扱い方の実習を行います。

「山階鳥学セミナー(捕獲技術入門編)」@山階鳥研(我孫子市)
【日時】2017年12月7日(木)13:00~16:00
【場所】山階鳥類研究所(千葉県我孫子市高野山115)講堂および敷地内 アクセス
【開催概要・申込み方法】要申込 詳細は → 山階鳥研での開催詳細pdf(黄色) をご覧ください。

なお本年度は、2018年3月(予定)に、長崎県での出張開催を行います。詳細は1月中旬以降に山階鳥研ウェブサイトのイベント情報ページに掲載する予定です。山階鳥研(我孫子市)開催分の詳細PDFは黄色・長崎県開催分の詳細PDFは青色ですので、お申込みの際は、日時・場所をご確認いただき、お間違えのないようご注意下さい。

※ 山階鳥研のイベント情報はこちらをご覧ください。

7月のテーマトークは「鳥類標識調査 ― 近年の話題から」(7月8日(土))です

関東南部ではうっとうしい梅雨空が続いていますが、皆様のお近くではいかがでしょうか?山階鳥類研究所の所員が我孫子市鳥の博物館でトークをする、第2土曜日恒例の「テーマトーク」は今月は7月8日(土)に、吉安京子専門員が、鳥に番号付きの足環をつけて放して生態などを調査する鳥類標識調査から話題を紹介します。

山階鳥類研究所が行っている鳥類標識調査では、その目的の一つに「野性鳥類の移動を解明すること」があります。そのためには足環をつけた鳥がもういちど捕獲されるなどして、番号が再度確認される「回収」が重要になりますが、そういった回収記録が出来るまでの苦労話と、その間に垣間見られる、けがをした鳥を助ける人々の努力や新知見発見の喜びなど、こぼれ話をお届けします。

ぜひ多くの皆さんのご来場をお待ちしております。

第67回「鳥類標識調査 ― 近年の話題から」
【講師】吉安京子(山階鳥研保全研究室専門員)
【日程】7月8日(土)
【時間】13時30分~ ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール  → 交通案内(外部サイト)
【参加費】無料(入館料が必要です)
【定員】各回とも先着50名
【主催・問い合わせ先】
山階鳥類研究所(TEL. 04-7182-1101)、  我孫子市鳥の博物館(TEL. 04-7185-2212)

※ テーマトークのこれまでの開催実績(PDF)はこちらです。
※   山階鳥類研究所のイベント情報はこちらです。

※ 画像は近年、標識調査での足環の回収によって日本で越冬する個体の繁殖地が判明したツリスガラです。写真は繁殖地で巣を作っているようすです(Oleg Burkovskiy氏撮影)。

冬鳥のカシラダカがIUCN(国際自然保護連合)の絶滅危惧種に加えられました

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カシラダカはホオジロ科の小鳥で、ユーラシアの西端のスカンジナビア半島から東端の極東ロシアまで広く繁殖し、ユーラシアの温帯地方の農耕地で越冬します。今回の指定は、スウェーデンの研究者らとともに、尾崎清明副所長・保全研究室長が共著者として加わった、日本での鳥類標識調査によるモニタリング結果を含む論文で、過去30年の間に75‒87%もの個体数が減少したことが明らかにされたことがきっかけになっています。

尾崎らによるカシラダカの減少に関する論文(Edenius et al. 2016. The next common and widespread bunting to go? Global population decline in the Rustic Bunting Emberiza rustica. Bird Conservation International.)の要旨(英文)はこちらをご覧ください。

尾崎副所長は、「カシラダカのような普通種でも、個体数の減少率が大きいと絶滅危惧に指定されるという例として注目したい。」と話しています。

IUCN(国際自然保護連合)は、1948年に世界的な協力関係のもと設立された、国家、政府機関、非政府機関で構成される国際的な自然保護ネットワークです。

※ 写真は、カシラダカ(撮影:西巻実氏/我孫子野鳥を守る会)