山階鳥類研究所の所員が我孫子市鳥の博物館で出前トークをする、第2土曜日恒例の「テーマトーク」、1月は下記の要領で今週末です。
山階鳥研では、アホウドリの保護のために、伊豆諸島鳥島でデコイ(実物大のアホウドリの模型)を設置して、安全な場所におびきよせる事業を行い、2006年に成功裏に終了しました。その後は小笠原諸島聟島を舞台とした再導入のプロジェクトを開始し、鳥島では繁殖状況の観察を継続しています。
鳥島でこのデコイに恋したことで有名なアホウドリのデコちゃんは2009年以来、本物のアホウドリと順調に繁殖を続けてきましたが、DNA分析からデコちゃんのルーツに意外な事実が判明しました。長年アホウドリの生態研究をおこなってきた佐藤文男研究員が、最近提唱されたアホウドリ類の分類再検討の話題も含めてお話しします。
「デコイに恋したアホウドリ 鳥島のデコちゃんのルーツ解明される」
【講師】佐藤文男 山階鳥研保全研究室研究員
【日付】1月12日(土)
【時間】13時15分~ ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール
【参加費】無料(入館料が必要です)
【定員】先着50名
【主催・問い合わせ先】
山階鳥類研究所(TEL. 04-7182-1101)、我孫子市鳥の博物館(TEL. 04-7185-2212)
※写真は左側のデコイに寄りそうデコちゃんのようすです。
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