月別アーカイブ: 2013年12月

献本いつもありがとうございます

皆さん、年末年始はどんな計画をたてていらっしゃるでしょうか。ことによると、どこにもでかけず読書三昧を楽しまれる計画の方もいらっしゃるでしょうか。
そんな方に、ということもかねて、ここでは出版社や著者から紹介の依頼を付して献本いただいた書籍を紹介します。ご寄贈くださった皆様、大変ありがとうございました。
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百瀬淳子『アビ鳥を知っていますか 人と鳥の文化動物学』福村出版, 東京.(2011年9月15日発行、 258頁、2,400円+税、ISBN 978-4-571-51005-2)→版元ページはこちら

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三上修『スズメの謎 身近な野鳥が減っている?』誠文堂新光社, 東京. (2012年12月31日発行、144頁、1,500円+税、ISBN 978-4-416-21269-1)→版元ページはこちら

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藤井幹・井上雅英『野鳥が集まる庭を作ろう』誠文堂新光社, 東京. (2013年2月28日発行、144頁、1,500円+税、ISBN 978-4-416-11317-2)→版元ページはこちら

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川上和人『鳥類学者無謀にも恐竜を語る』技術評論社, 東京. (2013年4月25日発行、272頁、1,880円+税、ISBN 978-4-7741-5565-4)→版元ページはこちら

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樋口広芳『鳥・人・自然 いのちのにぎわいを求めて』東京大学出版会, 東京. (2013年5月15日発行、xi+233+5頁、2,800円+税、ISBN 978-4-13-063336-9)→版元ページはこちら

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三上修『スズメ つかず・はなれず・二千年』岩波科学ライブラリー213. 岩波書店, 東京. (2013年10月4日発行、119頁、1,500円+税、ISBN 978-4-00-029613-7)→版元ページはこちら

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綿貫豊『ペンギンはなぜ飛ばないのか?海を選んだ鳥たちの姿』(もっと知りたい!海の生きものシリーズ(6))恒星社厚生閣, 東京. (2013年10月10日発行, 128頁、2,600円+税、ISBN 978-4-7699-1464-8)→版元ページはこちら

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Rob Hume [樋口広芳監訳・嶋田香訳]『地上を走る鳥のなかま』(知られざる動物の世界9)朝倉書店, 東京. (2013年10月20日発行、113頁、3,400円+税、ISBN 978-4-17769-5)→版元ページはこちら

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児童文学の国松俊英さんが来所されました

kunimatsu_san_sasagawa_san児童文学者の国松俊英さんが、取材のため来所されました。
国松さんは鳥に関係する児童文学やノンフィクションを多数出版されていますが、今回は山階鳥研で資料を所蔵している鳥類生態写真家 下村兼史(しもむら・けんじ)に関連する取材でした。
野鳥生態写真の先駆者下村兼史資料 についてはこちらをご覧ください。
※ 写真は、下村兼史の縁戚にあたる旧職員の笹川昭雄さん(右)から話を聞く国松さんです。

今年もアホウドリが産卵しました!〜小笠原群島聟島

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● 今年も聟島でアホウドリが産卵しました!
絶滅危惧種アホウドリの小笠原再導入のため、2008年から2012年まで5年間、伊豆諸島鳥島から合計70羽のヒナを移送し、人工飼育によって69羽の巣立ちに成功していた、小笠原群島聟島(むこじま)で、昨年に引き続き、1卵の産卵が確認されました。
産卵が確認されたのは、昨年とおなじ、2008年に巣立った個体(色足環番号Y01、5歳、雄)と野生個体(足環なし)のつがいです。
山階鳥類研究所とNHKが共同で設置している監視カメラの画像を精査したところ、11月9日の映像でこのつがいの巣内に卵が確認されたものです。
報道発表資料はこちらです(2013年12月13日)。

● これまでの成果が、保全生物学の学術雑誌Oryxに掲載されています
アホウドリの小笠原再導入のこれまでの成果を報告した論文です。こちらのリンクで、英文要旨を読むことができます
Deguchi et al. 2013. Translocation and hand-rearing of the short-tailed albatross Phoebastria albatrus: early indicators of success for species conservation and island restoration. Oryx The International Journal of Conservation.
● 「鳥類保護のモデルケースに – アホウドリ回復プロジェクト」もお読みください
このプロジェクトを進めてきた出口智広研究員による解説を、科学技術振興機構のウェブサイト「サイエンス・ポータル」で読むことができます。こちらから、「鳥類保護のモデルケースに – アホウドリ回復プロジェクト」(2013年1月8日)をぜひお読みください。
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山階鳥研のウェブページ「アホウドリ 復活への展望」はこちらです。

12月のテーマトークは「南西諸島の南北で異なるリュウキュウキビタキの羽色」(12月14日(土))です

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皆様、山階鳥類研究所の所員が我孫子市鳥の博物館で出前トークをする、第2土曜日恒例の「テーマトーク」は明日、12月14日の開催です。茂田良光・保全研究室研究員が、リュウキュウキビタキの研究についてお話しします。
キビタキは九州以北にも夏鳥として渡来しますが、今回はキビタキのなかの、南西諸島に分布する亜種リュウキュウキビタキについてです。南西諸島にバードウォッチングに行かれた方は、九州以北のキビタキとはちょっと違った鳥をご覧になったことがある方もいらっしゃるでしょう。その亜種リュウキュウキビタキは、以前はもっと細かく、亜種ヤクシマキビタキと亜種アマミキビタキ,および亜種リュウキュウキビタキの3つに分けられていました。今回のお話は、現在のようにまとめられている分類が妥当なのか、以前の細かい分類に対応した違いがあるかについてお話しします。
第32回 南西諸島の南北で異なるリュウキュウキビタキの特徴
【講師】茂田良光 山階鳥研保全研究室研究員
【日付】12月14日(土)
【時間】13時15分~ ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール
交通案内はこちら
【参加費】無料(入館料が必要です)
【定員】各回とも先着50名
【主催・問い合わせ先】
山階鳥類研究所(TEL. 04-7182-1101)、我孫子市鳥の博物館(TEL. 04-7185-2212)
山階鳥類研究所のイベント情報はこちらです。