日別アーカイブ: 2014年8月14日

我孫子市鳥の博物館で「山階コレクション展」を開催中です。貴重資料をお見逃しなく!

torihaku_kanmuritsukushi来週、8月18日〜24日まで東京池袋で国際鳥類学会議(IOC)が開催されるのにあわせ、我孫子市鳥の博物館と山階鳥研では、同博物館を会場に、「山階コレクション展」を開催しています。
会期は11月30日までで、8月末までの前期、9月初めからの後期に分かれており、一部展示替えがありますが、特に、山階鳥研所蔵の貴重標本として名高い、カンムリツクシガモ、ミヤコショウビン、リュウキュウカラスバト等は前期のみ展示されます。同様に、海外産の絶滅鳥のリョコウバトとカロライナインコ、絶滅危惧種のエスキモーコシャクシギも前期のみの展示です。
また、前後期共通で、日本の鳥の「三大図鑑」のひとつと言われた山階芳麿「日本の鳥類と其の生態」とそれに用いられた木口木版(こぐちもくはん)の版木と下絵、試し刷りなどを展示しているほか、現在の山階鳥研の活動についても紹介しています。さらに、鳥の博物館所蔵になる標本で日本特産種を紹介しており、海外の鳥好きの皆さんにも見逃せない展示となっています。
ぜひこの機会を逃さずご覧ください。torihaku_hyohonrui

IOCサテライト企画「山階コレクション展」
【日時】2014年7月12日(土)〜11月30日(日)
9:30〜16:30(入場は16:00まで)
前期: 7月12日(土)〜8月31日(日)
後期: 9月2日(火)〜11月30日(日)
※ 前期と後期で展示替えを行います。(下記参照)
※ 毎週月曜日は休館(祝日の場合は開館、直後の平日が休館日)
→ 我孫子市鳥の博物館利用案内
【入場料】無料(博物館の入館料がかかります。)
【会場】我孫子市鳥の博物館 我孫子市高野山234-3 電話 04-7185-2212
→ 我孫子市鳥の博物館アクセス
【共催】我孫子市鳥の博物館 ・公益財団法人山階鳥類研究所
※ 所蔵名品から「世界に3点しかない絶滅鳥 カンムリツクシガモ」はこちらです
※ 所蔵名品から「空前絶後の1点の標本の謎 ミヤコショウビン」はこちらです
※ 所蔵名品から「劇的な絶滅をとげた鳥 リョコウバト」はこちらです
※ 所蔵名品から「絶滅に限りなく近い鳥 エスキモーコシャクシギ」はこちらです

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※ 我孫子市鳥の博物館の企画展公式サイトはこちらです
※ 山階鳥研のイベント情報ページはこちらです
※ 「国際鳥類学会議が2014年8月に開催されます」(日本鳥学会、PDF)はこちらです。
※ 「日本鳥学会主催、立教大学共催
『第26回国際鳥類学会議』」(立教大学)はこちら
です。

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※ 写真上から1番目は、カンムリツクシガモの雌雄、ミヤコショウビン、リュウキュウカラスバトなどがならぶ壁面
※ 写真2番目は、アホウドリ、フクロウオウム(カカポ)などさまざまな出自の貴重標本、さらにヤマガラを例に地理的変異を示す標本のならぶ壁面
※ 写真3番目は山階芳麿「日本の鳥類と其の生態」と木口木版(こぐちもくはん)の版木と下絵、試し刷りなどと、奥にアホウドリのデコイなど現在の山階鳥研の活動を紹介した壁面
※ 写真4番目は我孫子市鳥の博物館所蔵標本で日本の固有種を紹介した壁面

福井市自然史博物館(福井県)・美幌博物館(北海道)に山階鳥研の標本を貸し出しています

bihoro_hanshutu夏休みは博物館などでもいろいろな展示が行われています。
この夏、山階鳥研から、福井市自然史博物館と北海道の美幌博物館に標本を貸出し、展示されていますのでご案内します。

●【福井市自然史博物館 第78回特別展】
どうやって決まるの?動物の大きさ ーミジンコからクジラまでー
場所:福井市自然史博物館 特別展示室
期間:平成26年7月19日(土)~9月23日(火・祝)まで
時間:9:00から17:15 (入館は16:45まで)
休 館 日:7月22日、28日、8月4日、11日、18日、25日、9月1日、8日、16日、22日
入 館 料:100円
主  催:福井市自然史博物館
※ 福井市自然史博物館「どうやって決まるの?動物の大きさ」のページはこちらです。
上記の展覧会には、小さな鳥の代表である、マメハチドリの仮剥製(研究用の剥製)1点を貸し出しました。

● 【平成26年度美幌博物館特別展】
ボクたちの町にくらす野鳥
期間 平成26年7月6日(日)~10月26日(日)
時間 9:30~17:00
休館日 毎週月曜日(祝日は除く)、国民の祝日の翌日
場所 美幌博物館 2階特別展示室
※ 美幌博物館特別展「ボクたちの町にくらす野鳥」のページはこちらです。
こちらの展覧会には、山階鳥研所蔵の標本から美幌町産の鳥類の本剥製(展示用の剥製)2点、アトリとキセキレイを貸し出しています。
お近くの方は立ち寄ってみられてはいかがでしょうか?

※ 画像は、6月26日に標本の借用に来所された美幌町立博物館スタッフによる梱包作業のようすです。
※ 山階鳥類研究所の標本についてはこちらをご覧ください。