日別アーカイブ: 2014年10月28日

【鳥学講座】「恐竜だって、本当は鳥みたいになりたい」(11月1日(土)我孫子)

tyrannosaurus_amnh_2年に1回、ジャパン・バード・フェスティバル(JBF)にあわせて開催している鳥学講座は、第一線で活躍する研究者が研究の最前線をわかりやすく紹介する催しです。
鳥は恐竜の子孫という説はいろいろと異論もありましたがほぼ定説の位置を占めるようになってきました。また、いろいろな恐竜の体表に羽毛のような構造があったといった研究結果も出てきています。バードウォッチャーと恐竜好きの垣根が一層低くなってきたと言えるでしょう。鳥を観察することは恐竜がどんなだったかを知ることなのかもしれません。恐竜から鳥への進化について、そして、鳥を参考にすると恐竜がどんな体の仕組みで、どんな生活をしていたと考えられるのかを、「鳥類学者、無謀にも恐竜を語る」の著者の川上和人さんにご紹介いただきます。
多数の皆様のご来聴をお待ちしています。

【第24回鳥学講座】
「恐竜だって、本当は鳥みたいになりたい」

【講師】川上和人(かわかみ・かずと)森林総合研究所主任研究員
【日時】2014年11月1日(土)14時30分〜16時00分(開場 14時15分)
※ ジャパンバードフェスティバル(JBF)2014との同時開催
【場所】アビスタ(我孫子市生涯学習センター) ホール(定員120名、先着順。)
千葉県我孫子市若松26-4
※ JR我孫子駅南口より南へ徒歩10分の手賀沼公園内(JBFアクセスマップ
【参加費】無料(事前の申込みは要りません)
【定員】120名
【主催・問い合わせ】我孫子市鳥の博物館(電話04-7185-2212)
(公財)山階鳥類研究所(広報担当 電話04-7182-1101)
講師プロフィールならびに講演要旨はこちらのリンク(イベント情報)からご覧ください。

絶滅鳥ドードーが君を呼んでいる!〜我孫子市鳥の博物館「山階コレクション展」後期は11月30日までです!

dodo_skeleton_and_skin_replica_3「私はこの会議を解散し、ただちにより効果的な方策を採用することを提案します」(福島正実訳、角川文庫)
ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」で、厳格なご隠居然としてこの発言をするドードーに、あなたは会ったことがありますか?
7月12日から、我孫子市鳥の博物館と山階鳥研が、同博物館を会場に開催してきた「山階コレクション展」は、9月2日から11月30日まで後期展示を行っています。
前期からは貴重標本を中心に一部が差し替えとなり、前期のカンムリツクシガモ、ミヤコショウビン、リョコウバト、カロライナインコ等に代わって、後期は、絶滅鳥ドードーの骨と剥製(剥製はレプリカです)、同じく絶滅鳥オオウミガラスの骨が展示中です。また、往年は水鳥の一大生息地であった地元、手賀沼で採集された鳥のなかから、現在は全国的に珍しくなってしまったものとして、まず、いったん日本の野生個体群は絶滅して、現在兵庫県で放鳥が行われているコウノトリの明治時代1884年採集の雌雄の標本、そして現在はごく少数が日本に渡来するにすぎない鳥であるサカツラガンのこれも明治時代の標本が展示されています。
その他の標本や資料もさまざまな差し替えを行っており、前期に劣らぬ充実した展示になっています。前期をご覧になった方も、前期を見逃した方も、ぜひご覧ください。
「山階コレクション展」
【日時】開催中〜11月30日(日)
9:30〜16:30(入場は16:00まで)
※ 毎週月曜日は休館(祝日の場合は開館、直後の平日が休館日)
→ 我孫子市鳥の博物館利用案内
【入場料】無料(博物館の入館料がかかります。)
※ 11月1〜2日のジャパン・バード・フェスティバルの会期中は入館料無料です。
【会場】我孫子市鳥の博物館 我孫子市高野山234-3 電話 04-7185-2212
→ 我孫子市鳥の博物館アクセス
【共催】我孫子市鳥の博物館 ・公益財団法人山階鳥類研究所
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※ 我孫子市鳥の博物館の企画展公式サイトはこちらです
※ 山階鳥研のイベント情報ページはこちらです

※ 写真上は、鳥類学者蜂須賀正氏(はちすか・まさうじ)旧蔵のドードーの骨と、奥はドードーの剥製(剥製は近年のレプリカです)
※ 写真下は、南半球の海に棲息する最大の海鳥ワタリアホウドリの標本や、オオワシ、マガン、サンカノゴイの翼標本などさまざまな標本が並ぶ展示のようすです。