絶滅鳥ドードーが君を呼んでいる!〜我孫子市鳥の博物館「山階コレクション展」後期は11月30日までです!

dodo_skeleton_and_skin_replica_3「私はこの会議を解散し、ただちにより効果的な方策を採用することを提案します」(福島正実訳、角川文庫)
ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」で、厳格なご隠居然としてこの発言をするドードーに、あなたは会ったことがありますか?
7月12日から、我孫子市鳥の博物館と山階鳥研が、同博物館を会場に開催してきた「山階コレクション展」は、9月2日から11月30日まで後期展示を行っています。
前期からは貴重標本を中心に一部が差し替えとなり、前期のカンムリツクシガモ、ミヤコショウビン、リョコウバト、カロライナインコ等に代わって、後期は、絶滅鳥ドードーの骨と剥製(剥製はレプリカです)、同じく絶滅鳥オオウミガラスの骨が展示中です。また、往年は水鳥の一大生息地であった地元、手賀沼で採集された鳥のなかから、現在は全国的に珍しくなってしまったものとして、まず、いったん日本の野生個体群は絶滅して、現在兵庫県で放鳥が行われているコウノトリの明治時代1884年採集の雌雄の標本、そして現在はごく少数が日本に渡来するにすぎない鳥であるサカツラガンのこれも明治時代の標本が展示されています。
その他の標本や資料もさまざまな差し替えを行っており、前期に劣らぬ充実した展示になっています。前期をご覧になった方も、前期を見逃した方も、ぜひご覧ください。
「山階コレクション展」
【日時】開催中〜11月30日(日)
9:30〜16:30(入場は16:00まで)
※ 毎週月曜日は休館(祝日の場合は開館、直後の平日が休館日)
→ 我孫子市鳥の博物館利用案内
【入場料】無料(博物館の入館料がかかります。)
※ 11月1〜2日のジャパン・バード・フェスティバルの会期中は入館料無料です。
【会場】我孫子市鳥の博物館 我孫子市高野山234-3 電話 04-7185-2212
→ 我孫子市鳥の博物館アクセス
【共催】我孫子市鳥の博物館 ・公益財団法人山階鳥類研究所
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※ 我孫子市鳥の博物館の企画展公式サイトはこちらです
※ 山階鳥研のイベント情報ページはこちらです

※ 写真上は、鳥類学者蜂須賀正氏(はちすか・まさうじ)旧蔵のドードーの骨と、奥はドードーの剥製(剥製は近年のレプリカです)
※ 写真下は、南半球の海に棲息する最大の海鳥ワタリアホウドリの標本や、オオワシ、マガン、サンカノゴイの翼標本などさまざまな標本が並ぶ展示のようすです。