12月14日から16日までの日程で、鳥類標識調査の従事者(バンダー)になるための講義講習会を山階鳥類研究所で実施しました。鳥類標識調査は、鳥類の移動や寿命などを番号つきの足環を使って調べる調査で、山階鳥研が環境省の委託を受けて実施しています。
今回参加したのは、北海道、関東、北陸、近畿、中国、沖縄からの合計7名と、中部から参加したすでに資格のある聴講バンダー1名です。講習生は、資格のあるバンダーのもとで一定のトレーニングを積んだ上で、山階鳥研の職員の野外調査に参加して実技講習を受けて今回の講義講習会に臨んだもので、標識調査に必要な知識や技術、関連法規などの講義を受けています。
現在、全国で約450名が調査に従事しており、年間約15万羽が標識放鳥(捕獲し足環をつけて放すこと)されています。
標識調査のあらまし(「渡り鳥と足環」)はこちらをご覧ください。
※ 画像は研究用の仮剥製標本での実習のようすです。