遅くなりましたが、山階鳥類研究所の広報紙「山階鳥研NEWS」1月号の内容をご案内します。
この号では、2014年9月に開催した、山階芳麿賞記念シンポジウムの要旨を掲載しました。
このシンポジウムは、今回山階芳麿賞特別賞を受賞された、オーストラリアの小島でハイムネメジロというメジロのすべての個体を足環で識別して、その動向を30年にわたって調べ、さまざまな成果を挙げられた橘川次郎 クイーンズランド大学(オーストラリア)名誉教授と、小鳥が歌を歌うためには歌を覚えなければいけないことを明らかにし、メンフクロウが餌のネズミの鳴き声が聞こえてくる方向を知る仕組みを解明された、小西正一 カリフォルニア工科大学(アメリカ合衆国)名誉教授の功績を記念して行われたものです。
コンビーナーである山岸哲 山階鳥研名誉所長・兵庫県立コウノトリの郷公園園長と渡辺茂 慶応義塾大学名誉教授の司会進行で、長谷川博 東邦大学名誉教授、江崎保男 兵庫県立大学大学院教授、岡ノ谷一夫 東京大学大学院教授、内田博之 鹿児島大学大学院教授の4氏が行った講演と、パネルディスカッションの要旨を掲載しています。
鳥にまつわる言葉を紹介する小コラム「とりのことば」、今号は「ウィッシュボーン」です。
「山階鳥研NEWS」2015年1月号 目次
1面 表紙写真(アデリーペンギン、ヒゲペンギン、ジェンツーペンギン) 賛助会員 中村恵美
2面 新年のご挨拶 所長 林良博/
山階武彦助成事業応募受付のお知らせ/NEWS表紙写真募集のお知らせ/四国地区賛助会員の集いのお知らせ
3面 山階芳麿賞記念シンポジウム 受賞者のコメント 橘川次郎・小西正一
3〜8面 山階芳麿賞記念シンポジウム要旨(コンビーナー:山岸哲・渡辺茂、講演:長谷川博、江崎保男、岡ノ谷一夫、内山博之)
9面 オオミズナギドリの繁殖地御蔵島でノネコの島外持ち出しプロジェクト/テーマトークのご案内
10面 海外の研究者がセミナー/事務局から/とりのことば
※ 橘川次郎氏・小西正一氏への受賞決定のプレスリリースはこちらです。
※ 山階芳麿賞についてはこちらをご覧ください。
※ 山階鳥研のイベント情報はこちらをご覧ください。
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