日別アーカイブ: 2016年2月8日

2月のテーマトークは「鳥に乗ってちゃっかり移動?―マダニの大旅行―」(2月13日(土))です

ハシボソミズナギドリlevel_adj_f_blog山階鳥類研究所の所員が我孫子市鳥の博物館でトークをする、第2土曜日恒例の「テーマトーク」、今月は、2月13日(土)の開催です。鶴見みや古・自然誌研究室長・専門員に、鳥の体に乗っかって大旅行(?)した虫について話してもらいます。

ハシボソミズナギドリは南半球で繁殖し、春から初夏には日本沿岸を通過してゆく海鳥です(画像はこのハシボソミズナギドリの研究用の「仮剥製」です)。この鳥は、繁殖期以外は陸地に降りることなく海上で暮らしているのですが、ある日、日本の海辺に打ちあげられたこの鳥の体に、生きた小さな「マダニ」がついていました。繁殖地を旅立ってから、ずっと海上にいたはずの鳥の体に、なぜ生きたマダニがついていたのか。飛ぶことのできないダニが鳥を乗り物として利用したのでしょうか。「外部寄生虫」を研究している鶴見専門員と一緒に考えてみませんか。

第54回「鳥に乗ってちゃっかり移動?ーマダニの大旅行ー」
【日程】2016年2月13日(土)
【講師】鶴見みや古(山階鳥研自然誌研究室長・専門員)

【時間】13時30分~ ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール
→ 交通案内
【参加費】無料(入館料が必要です)
【定員】先着50名
【主催・問い合わせ先】
山階鳥類研究所(TEL. 04-7182-1101)、我孫子市鳥の博物館(TEL. 04-7185-2212)

※ 山階鳥類研究所のイベント情報はこちらです。

福島の動物の現状について考えるシンポジウム(2月11日(木・祝)、東京)に研究員が講演します

ツバメ_8304改_f_blog原発事故後の福島の動物たちの現状を考えるシンポジウムで、自然誌研究室の岩見恭子研究員が2011年のツバメの巣のセシウム濃度にかんするお話をします。山階鳥研はこの催しを後援しています。

シンポジウム「「生きものの記録」福島の再生と未来に向けて」
東日本大震災・福島原発事故から5年 長期低レベル放射線の影響を考える

【日時】2016年2月11日(木・祝)13:00~17:00(開場12:00)
【懇親会】17:00~
【会場】東京大学農学部 弥生講堂(文京区弥生1-1-1)
【入場料】無料(当日参加可)
【岩見恭子研究員講演】「福島第一原子力発電所事故によるツバメの巣の放射性セシウム汚染状況」
【主催】特定非営利活動法人 動物愛護社会化推進協会
【共催】一般社団法人 原発事故被災動物と環境研究会
【後援】公益財団法人 山階鳥類研究所
【申込・問合せ】動物愛護社会化推進協会ウェブサイト 参加申込書・プログラム案内

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