12月10日(土)に都内でコウノトリの保全に関する国際シンポジウムが開催されます。ふるってご参加ください(要申込み)。
コウノトリ保全国際シンポジウム
「コウノトリの生息域拡大に向けて 全国へ、そして世界へ──日韓からの野生復帰と個体群管理の現状報告」
【日付】 2016年12月10日(土)
【場所】 井の頭自然文化園
【定員】 120名
【詳細・参加申込み方法】★東京ズーネットのリンク をご覧ください。
【応募締切】2016年12月4日(日)当日消印有効(ハガキ)、当日送信分有効(メール)
※締切が延長されています。
2015年、日本でのコウノトリ野生復帰事業が10年を迎えました。これまでに兵庫県の豊岡市以外に、千葉県野田市、福井県越前市でも放鳥が行われています。また韓国でも放鳥が開始されました。
かつて東アジアに広く分布していたコウノトリの復活のために、それぞれ国内だけでものを考えるだけではなく、国境を越えた連携が不可欠です。このために、山岸哲 山階鳥研名誉所長・兵庫県立コウノトリの郷公園長が代表をつとめる「コウノトリの個体群管理に関する機関・施設間パネル(IPPM-OWS)」では韓国の研究者を招聘し、知見の共有を図り、コウノトリの保全について考える国際シンポジウムを開催する運びとなったものです。
今回の催しは、東京で開催される、一般市民が参加可能なコウノトリについての催しとしても重要です。コウノトリの保全は長く兵庫県豊岡市を中心に進められてきており、首都圏でもコウノトリ保全について知る催しは開催されてきたものの、相対的にコウノトリ保全についての情報に接する機会が乏しかったうらみがありました。環境保全、生物多様性保全のために日本で行われている代表的なプロジェクトのひとつといえる、コウノトリ野生復帰について、どんな現状なのか、どんな検討のもとに進められているのかを知ることのできる良い機会です。多くの皆様に参加いただければ幸いです。