月別アーカイブ: 2017年1月

「ナホトカ号油流出事故から20年 シンポジウム・私たちは海洋環境災害にどう対処すべきか」(1/28(土)東京・市ヶ谷)が開催されます。

多くの海鳥が影響を受けた「ナホトカ号油流出事故」から20年を迎えることを記念したシンポジウムが開催され、山階鳥研の綿貫豊特任研究員が基調講演とパネルディスカッションをします。

事故を契機に海鳥の油事故に対する法律や、救護の専門施設の設置、人材育成の仕組みの整備など様々な対策の強化が行なわれました。海洋環境災害が起きた際どのように対処すべきか、今一度見つめ直す機会になると考えます。

山階鳥研ではこのシンポジウムを後援しています。

ナホトカ号油流出事故から20年
シンポジウム・私たちは海洋環境災害にどう対処すべきか
【日時】2017年1月28日(土)13:00~17:30(12:30開場)
【会場】法政大学 市ヶ谷キャンパス58年館 834教室 アクセス交通案内(外部サイト)
【定員】300名
【参加費】無料
【事前申込】不要(直接会場にお越しください)
【主催】(公財)日本野鳥の会、日本環境災害情報センター、法政大学人間環境学部
【後援】(公財)WWFジャパン、(公財)山階鳥類研究所、(公財)日本鳥類保護連盟、(一財)海上災害防止センター、(NPO)野生動物救護獣医師協会
【基調講演】海鳥の現状とリスク
綿貫 豊 (山階鳥研特任研究員・北海道大学水産科学研究院教授)
【詳細・プログラム・問合せ先】日本野鳥の会のページでご確認ください。

※ 山階鳥研のイベント情報ページはこちらです。

奥野副所長がNHKラジオ第一(関西)の番組で鳥の文化についてお話をします(1/23(月)17:15頃)関西以外でもインターネット経由で聴取が可能です。

1月23日(月)NHKラジオの「関西ラジオワイド」に、山階鳥研の奥野副所長が出演し、「酉・鳥の文化」をテーマに、鳥の楽しさ、鶏の文化、上方の鳥文化などについてお話します。是非お聴きください。

近畿地方以外の地域にお住まいの方も、インターネットの「らじる☆らじる」で聴くことができます。また、スマートフォンでアプリ「らじる☆らじる」をダウンロードしてお聴きになることも可能です。地域「大阪」の「ラジオ第一(R1)」を選択してください。

「関西ラジオワイド」(NHKラジオ第一/大阪放送局)番組ウェブサイト
「旬の人・時の人」コーナー
【ゲスト】 奥野卓司(山階鳥研副所長・関西学院大学教授)
【日時】2017年1月23日(月)17:15分頃〜 30分程度

※ 山階鳥研のイベント情報はこちらです。

新年のご挨拶/山階賞シンポジウム報告/小笠原のアホウドリ繁殖地復活を国際学術誌に発表〜「山階鳥研NEWS」1月号


冒頭の林良博所長の新年のご挨拶に続いて、3〜8ページは、昨年9月24日に東京大学弥生講堂で開催した、山階芳麿賞記念シンポジウム「子を他人に預ける鳥 カッコウ類研究の最前線」の講演内容のあらましの報告を掲載しました。

受賞者の上田恵介・立教大学名誉教授とお二人のお弟子さんの、世界の最先端を切り開く研究の紹介とあわせて、質疑応答では、「宿主はどうしておかしいと思わないのでしょうか?」「托卵鳥は宿主のヒナを見たことがないのにどうしてよく似たヒナを産むことができるのでしょうか?」「ほかの鳥たちがせっせと子育てしている間、カッコウ類のメスは何をしているのでしょうか?」といった、托卵に関する素朴な疑問に対しても3名の演者が答えてくださっており、興味深く読んでいただけると思います。

さらに、9ページでは小笠原諸島での80年ぶりのアホウドリ繁殖地復活について、国際学術誌に発表した内容についてご報告しました。

鳥のまつわる言葉を紹介する小コラム「とりのことば」、今号は「落雁」です。茶席でいただく干菓子の穏やかな味わいからは想像できない、躍動感あふれる落雁とはどんなものなのでしょうか?

「山階鳥研NEWS」2017年1月号 目次
1面 表紙写真(クマタカ) 賛助会員 矢田新平
2面 明けましておめでとうございます 所長 林良博
3〜8面 山階芳麿賞記念シンポジウム報告
9面 小笠原のアホウドリ繁殖地80年ぶりの復活 国際学術誌に発表
10面 テーマトーク/とりのことば/事務局から(賛助会員/ご寄附)

「山階鳥研NEWS」は、山階鳥研の活動や、鳥学研究や鳥の話題をやさしく紹介するニュースレターです。賛助会員に入会いただきますと、隔月でお送りいたします。

※賛助会員のご入会は「ご支援のお願い」をご覧ください。
山階鳥研NEWSのこれまでの号の目次はこちらです。

明けましておめでとうございます

皆様、明けましておめでとうございます。旧年中は、多くの皆様に山階鳥類研究所の活動にご理解とご支援をいただき大変ありがとうございました。またブログやSNSも閲覧していただきありがとうございます。

山階鳥類研究所ウェブサイトに、林良博所長の新年のご挨拶を掲載いたしました。

本年も引き続き山階鳥類研究所への応援よろしくお願いいたします。ブログ、facebooktwitterも引き続きよろしくお願いいたします。