山階芳麿賞記念講演会『絵を見るハト、音楽を聴くブンチョウ』を10/4(日)にオンラインで開催します

第21回の山階芳麿賞の贈呈を記念して、受賞者の渡辺茂・慶應義塾大学名誉教授による講演会を開催します。

人間であれば画風で見分けられるピカソの絵とモネの絵を、ハトも見分けられるということを聞いたことがあるかもしれません。そのことを実験によって確かめたのが、今回、山階芳麿賞を受けられる渡辺茂博士です。鳥の頭脳にはどんな能力があるのでしょうか?人間とどこが同じでどこが違うのでしょうか?渡辺博士がこれまで解明されてきた、鳥のおどろくべき頭脳についてのお話をうかがいたいと思います。

第21回山階芳麿賞記念講演会

【日付】10月4日(日)13:30 〜16:00
【会場】オンライン
配信URL は https://youtu.be/8DWITOG2_dQ です。
(事前申込みは不要です。当日所定の時刻に上記リンクからご視聴ください)

◆講演『絵を見るハト、音楽を聴くブンチョウ』 
渡辺茂(慶應義塾大学名誉教授)

◆コメンタリー 岡ノ谷一夫(東京大学大学院総合文化研究科教授・国立研究開発法人理化学研究所脳神経科学研究センターチームリーダー)

◆質疑応答 渡辺茂・岡ノ谷一夫
(質問はチャット機能を使って行います。トークの視聴そのものにはログイン等は不要ですが、チャット機能を使うには、YouTubeまたはGoogleのアカウントでのログインが必要です。)

【主催】(公財)山階鳥類研究所
【共催】朝日新聞社【後援】我孫子市

※ この講演会の動画は、1週間後の10月11日17時まで、YouTubeの同じアドレスで公開します。

この講演会のパンフレットのPDFはこちらからダウンロードしてください。
山階鳥研のイベント情報はこちらからご覧ください。

「山階芳麿賞」は山階鳥研の財団設立50周年にあたる1992(平成4)年に創立者、故・山階芳麿博士の功績を記念し、鳥学の発展ならびに鳥類保護の振興に寄与することを目的として設けられました。表彰は隔年行われ、日本の鳥類の研究または鳥類保護に関し、特に顕著な功績のあった個人または団体に贈られます。

このたび山階芳麿賞を受賞された、渡辺茂名誉教授は、鳥類に関して、動物行動学、比較神経科学にまたがる、学際的な研究において顕著な業績を収められました。さらに国内外の多数の共同研究者と交流し、後進を育成して、国際定期な貢献を果たすとともに、普及的な書籍で、鳥類学の知を広げることに大きな貢献をしました。この功績が山階芳麿賞選考委員会(奥野卓司委員長)により評価されたものです。

ぜひ多くの皆様にお楽しみいただければと思います。