投稿者「平岡考」のアーカイブ

第19回山階芳麿賞の募集要領を掲載しました

山階賞メダル裏表b_s山階鳥類研究所は、財団設立50周年にあたる1992年に、鳥学の発展及び鳥類保護に寄与された山階芳麿博士の功績を記念して、「山階芳麿賞」を創設しました。この賞は、我が国の鳥学研究と鳥類の保護活動に寄与された個人や団体を顕彰することが目的です。

2016年夏に第19回目の贈呈を予定しています。今回の贈呈から、自薦または他薦による公募方式としました。下記リンクに募集要領を掲載しました。応募締切は、2016年3月31日(必着)です。受賞者には、2016年9月に開催予定の記念講演会で講演をお願いします。

ふるってご応募ください。

第19回山階芳麿賞募集要領

※ 歴代受賞者はこちらをご覧ください。
※ 山階芳麿博士についてはこちらをご覧ください。

1月のテーマトークは「なかなか行けない海鳥繁殖地ってどんなところ?」(1月9日(土))です

蕪島のウミネコ繁殖地_20140518s山階鳥類研究所の所員が我孫子市鳥の博物館でトークをする、第2土曜日恒例の「テーマトーク」、新年の第一回は、1月9日(土)の開催です。富田直樹・保全研究室研究員に、海鳥の繁殖地の調査について話してもらいます。

海鳥というと皆さんが思い浮かべるのはどんな鳥でしょうか?カモメ類は海の鳥ですね。ほかにも、アホウドリ類、ミズナギドリ類、ウミツバメ類といった鳥や、ウミスズメ類という仲間もいます。こういう鳥たちは、断崖のある離島などで繁殖していてなかなかその場面を見る機会がありません。山階鳥類研究所は、全国の様々な環境で長期的に生物データの収集を行う環境省モニタリングサイト1000のうち、海鳥調査を担当しています。普段なかなか見ることのできない海鳥の繁殖地の現状を様々な生態写真を交えて紹介します。

第53回「なかなか行けない海鳥繁殖地ってどんなところ?」
【日程】2016年1月9日(土)
【講師】富田直樹(山階鳥研保全研究室研究員)
【時間】13時30分~ ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール
→ 交通案内
【参加費】無料(入館料が必要です)
【定員】先着50名
【主催・問い合わせ先】
山階鳥類研究所(TEL. 04-7182-1101)、我孫子市鳥の博物館(TEL. 04-7185-2212)

※ 山階鳥類研究所のイベント情報はこちらです。

明けましておめでとうございます

robai01皆様、明けましておめでとうございます。旧年中は、多くの皆様に山階鳥類研究所の活動にご理解とご支援をいただき大変ありがとうございました。またブログも閲覧していただきありがとうございます。

山階鳥類研究所ウェブサイトに、壬生基博理事長の新年のご挨を掲載いたしました。本年も引き続き山階鳥類研究所への応援よろしくお願いいたします。

昨年11月から、山階鳥類研究所のtwitterfacebookを開始いたしました。現在のところ、内容は、ブログの記事をご紹介する形をとっています。こちらもよろしくおねがいいたします。

標識調査講習会を実施しました

koshukai151212月21日から23日の日程で、鳥類標識調査の従事者(バンダー)になるための講義講習会を山階鳥類研究所で実施しました。鳥類標識調査は、鳥類の移動や寿命などを番号つきの足環を使って調べる調査で、山階鳥研が環境省の委託を受けて実施しています。

今回参加したのは、北海道、東北、関東、中国からの合計7名です。講習生は、資格のあるバンダーのもとで一定のトレーニングを積んだ上で、山階鳥研の職員の野外調査に参加して実技講習を受けて今回の講義講習会に臨んだもので、標識調査に必要な知識や技術、関連法規などの講義を受けています。

現在、全国で約450名が調査に従事しており、年間約15万羽が標識放鳥(捕獲し足環をつけて放すこと)されています。

標識調査のあらまし(「渡り鳥と足環」)はこちらをご覧ください。

※ 画像はパソコンを使ったデータ入力の実習のようすです。

高校生も標本を利用しています

tatani_kun
12月15日、標本室に高校生の研究者が訪れました。

市川高校の2年生の田谷昌仁(たたにまさのり)君です。市川高校は、文部科学省のスーパーサイエンスハイスクールの指定を受けていて、田谷君は、自身のテーマである、翼の形態学の研究のために、山階鳥類研究所の標本の計測に訪れたものです。

話をうかがいましたが、興味深い研究が進んでいるようです。そのうち成果を聞けるのを楽しみにしています。

ロシアから研究者が研究の打ち合わせに来所しました

Kryukov_san

12月10日、ロシアの動物学研究者アレクセイ・クリュコフ(Dr. Alexey Kryukov)さんが、共同研究の打ち合わせのため来所しました。

クリュコフさんは、ウラジオストックにあるロシア科学アカデミー極東支所生物学土壌学研究所の進化動物学遺伝学研究室長で、これまでも山階鳥研の研究者と共同研究してきましたが、今回、ユーラシアから日本に分布する鳥類の系統研究の打ち合わせのため、来所したものです。当日は山崎剛史、齋藤武馬両研究員と打ち合わせをおこない、また標本室などを見学しました。

※ 写真は奄美諸島特産のルリカケスの研究用剥製標本を手に、山崎研究員から説明を受けるクリュコフさんです。

岡 上席研究員が東アジア特産の海鳥オオミズナギドリのお話をします。

omizunagidori03今週末の土曜日ですので、日程がテーマトークと重なってしまいましたが、岡奈理子上席研究員が、足立区の講座で、東アジア特産の海鳥、オオミズナギドリのお話をします。

オオミズナギドリはかつては伊豆諸島のほとんどの島で繁殖していた海鳥です。毎年9ヶ月をかけて育てるのはたった一羽のヒナ。最新の研究から分かった親子の不思議な生態と、オオミズナギドリが今、直面する問題を取り上げます。

★申込みが必要ですのでご注意ください。

足立区生涯学習センター教養講座
「山階鳥類研究所連携 オオミズナギドリの不思議な子育て」
【日時】2015年12月12日(土)14:00〜15:30
【場所】足立区生涯学習センター5階 研修室1(東京都足立区千住5-13-5 学びピア21)
(北千住駅西口より徒歩15分 →アクセス交通案内) TEL:03-5813-3730
【講師】岡奈理子(山階鳥研 自然誌研究室 上席研究員)
【参加費】無料
【対象】16歳以上の方
【定員】50名(申込先着順)
【申込み】足立区生涯学習センターへ電話または窓口・インターネットで
【主催・問合せ】足立区生涯学習センター

※ 山階鳥類研究所のイベント情報はこちらです。

※ 画像は海上を飛ぶオオミズナギドリの群れです。

12月のテーマトークは「鳥類学とバイオミメティクス 〜鳥をまねした物づくり〜」(12月12日(土))です

3572371650_3843cd141c_c山階鳥類研究所の所員が我孫子市鳥の博物館でトークをする、第2土曜日恒例の「テーマトーク」、11月はお休みをいただきましたが、12月は今週末、12月12日(土)の開催です。山崎剛史・自然誌研究室研究員に、「バイオミメティクス」について話してもらいます。

生き物たちは地球上の様々な場所で長い年月をかけて進化してきました。彼らは生きるために優れた機能を持っています。いま、生物学者と工学者がタッグを組むことで、そういった機能を真似し、私たちの暮らしに活かそうという試み—バイオミメティクス—に注目が集まっています。

講演では、鳥を対象にしたバイオミメティクス研究の最前線を紹介します。

第52回「鳥類学とバイオミメティクス 〜鳥をまねした物づくり」
【日程】2015年12月12日(土)
【講師】山崎剛史(山階鳥研自然誌研究室研究員)
【時間】13時30分~ ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール
→ 交通案内
【参加費】無料(入館料が必要です)
【定員】先着50名
【主催・問い合わせ先】
山階鳥類研究所(TEL. 04-7182-1101)、我孫子市鳥の博物館(TEL. 04-7185-2212)

※ 山階鳥類研究所のイベント情報はこちらです。
※ テーマトークの過去の講演実績リスト(PDF)はこちらです。

11月のテーマトークはお休みです

keaki_turn_red_&_yellow
10月31日・11月1日に開催されたジャパンバードフェスティバルでは、多数の皆様に我孫子を訪れていただき、また、山階鳥研の「鳥学講座スペシャル」と「山階鳥研 見にレクチャー」にも多数のご参加をいただきました。大変ありがとうございました。

さて、山階鳥類研究所の所員が我孫子市鳥の博物館でトークをする、第2土曜日恒例の「テーマトーク」、通常であれば11月は今週末、11月14日が開催日となりますが、都合により11月はお休みします。

次回の開催は、12月12日(土)です。お楽しみに。

※ 山階鳥類研究所のイベント情報はこちらです。

アメリカ鳥学会大会に参加して/オーストンのラベル/全国繁殖分布調査/国立科博にアホウドリ保護活動の展示〜「山階鳥研NEWS」11月号

news_1511_s
山階鳥類研究所の広報紙「山階鳥研NEWS」11月号の内容紹介です。

この号では、研究者などの海外渡航を支援する山階鳥研の「山階武彦助成事業」による活動レポートとして立教大学の笠原里恵さんのアメリカの鳥学会参加記を掲載しました。もうひとつ、所外の方の記事として、山階鳥研が公開している標本データベースを活用して研究された国立科学博物館の川田伸一郎さんのエッセーを掲載しました。さらに、NPO法人バードリサーチ、環境省などとともに、山階鳥研も参加して来年度から実地調査がスタートする、全国鳥類分布調査の参加者募集記事を掲載しています。

また、「山階鳥研NEWS」の表紙写真募集のご案内も掲載しました。

鳥にまつわる言葉を紹介する小コラム「とりのことば」、今号は「チキン・ゲーム」です。アメリカ映画の夭折の大スター、ジェームズ・ディーンとの関係は?(^^)

「山階鳥研NEWS」2015年11月号 目次
1面 表紙写真(タゲリ) 賛助会員 吉田宏彦
2面 山階武彦助成金活動レポート アメリカ鳥学会大会に参加して 笠原里恵
3面 標本データベースを利用した研究から オーストンのラベル 川田伸一郎
4面 全国繁殖分布調査の参加者を募集
5面 記録映画『鳥の道を越えて』お礼上映とトーク報告/鳥籠の寄贈を受けました
6面 「アホウドリ展」報告/国立科博リニューアル アホウドリの保護活動の展示/山階鳥学セミナー告知
7面 表紙写真募集/山階鳥学雑誌目次/中部地区賛助会員の集い告知/テーマトーク告知/鳥類関係の民間団体が交流
8面 学習院大学史料館で展示/事務局から/とりのことば

「山階鳥研NEWS」は、山階鳥研の活動や、鳥学研究や鳥の話題をやさしく紹介するニュースレターです。賛助会員に入会いただきますと、隔月でお送りいたします。

※賛助会員のご入会は「ご支援のお願い」をご覧ください。
山階鳥研NEWSのこれまでの号の目次はこちらです。