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第26回バードウィーク手賀沼探鳥会は、5月10日(日)開催です

BW探鳥会_ssバードウィークにちなんで、山階鳥研の地元、手賀沼で探鳥会が開催されます。1時間コース(~10:30)と2時間コース(~11:30)のどちらかを選んでいただき、手賀沼遊歩道沿いで、水辺の鳥、田んぼの鳥を観察します。小グループに分かれた参加者に、我孫子野鳥を守る会のベテランリーダーが付きますので、「これからバードウオッチングを始めたい」という方にぴったりです。ご家族連れも大歓迎です。
※当日は、我孫子市鳥の博物館の無料開放日です。探鳥会の後は、ぜひ鳥の博物館にもお立ち寄りください。

Enjoy手賀沼! 第26回バードウィーク手賀沼探鳥会
【日時】2015年5月10日(日)9:00~12:00(受付開始8:30)
※雨天の場合は鳥の博物館見学
【集合場所】千葉県手賀沼親水広場水の館玄関前(我孫子市高野山新田193)
アクセスはこちらです
【定員】100人 ※小学校低学年は保護者同伴
【申込】不要(当日受付) 【参加費】無料
【主催】我孫子野鳥を守る会・我孫子市鳥の博物館
【後援】(公財)山階鳥類研究所
【問合せ先】我孫子市鳥の博物館 Tel. 04-7185-2212

※ 山階鳥類研究所のイベント情報はこちらです。

5月のテーマトークは「バンディングってなあに?」(5月9日(土))です

1982織田山-1_for_webゴールデンウィーク、関東地方は連日の晴天にめぐまれましたが、皆様楽しい休日を過ごされたでしょうか。

山階鳥類研究所の所員が我孫子市鳥の博物館でトークをする、第2土曜日恒例の「テーマトーク」、5月は今週末、5月9日の開催です。吉安京子・保全研究室専門員にバンディング(鳥類標識調査)について話してもらいます。

野生鳥類の生態を調べる手法のひとつにバンディング(鳥類標識調査)があり、世界各国で行われてさまざまな成果を挙げています。日本では山階鳥類研究所がバンディングのとりまとめのセンターとなっており、全国で多数のアマチュアの協力調査員(バンダー)がボランティアで参加して行われています。多数の当事者がかかわって渡り鳥の移動や寿命についてデータを集めるバンディングのあらましをご紹介します。

第47回「バンディングってなあに?」
【講師】吉安京子 山階鳥研保全研究室専門員
【日付】5月9日(土)
【時間】13時30分~ ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール → 交通案内
【参加費】無料(入館料が必要です)
【定員】先着50名
【主催・問い合わせ先】
山階鳥類研究所(TEL. 04-7182-1101)、我孫子市鳥の博物館(TEL. 04-7185-2212)

※ 山階鳥研ウェブサイトの標識調査紹介ページ「渡り鳥と足環」はこちらです。
※ 同じく「鳥類標識調査 仕事の実際と近年の成果」はこちらです。
※ 山階鳥類研究所のイベント情報はこちらです。

4月のテーマトークは「飛べないクイナ類の保全状況-ヤンバル・ロードハウ・ニュージーランドクイナ-」(4月11日(土))です

weka_s関東地方はサクラの見頃を迎えていますが、皆さんのお近くはいかがでしょうか。

山階鳥類研究所の所員が我孫子市鳥の博物館でトークをする、第2土曜日恒例の「テーマトーク」、4月は今週末、4月11日の開催です。尾崎清明 副所長・保全研究室長に飛べないクイナ類について話してもらいます。

沖縄島北部のやんばる地方に、ヤンバルクイナという飛べないクイナが棲息しており、絶滅の危機に瀕していることは多くの方がご存じでしょう。じつは、世界じゅうのあちこちの離島に、その島固有の飛べないクイナが棲息しています。これらの飛べないクイナはすでに13種が絶滅し、現存する20種もほとんどが絶滅の危機にあります。これは生息地の島に人間が持ち込んだ哺乳類等の捕食者の影響です。

ヤンバルクイナを絶滅の危機から救うために、世界のクイナの保全の事例を調査している尾崎副所長が、このヤンバルクイナと、近縁でやはり絶滅の危機にある飛べないクイナであるロードハウクイナ、ニュージーランドクイナ(ウェカ)について生態と最新の保全状況を紹介します。

第46 回「飛べないクイナ類の保全状況 —ヤンバル・ロードハウ・ニュージーランドクイナ—」
【講師】尾崎清明 山階鳥研副所長・保全研究室長
【日付】4月11日(土)
【時間】 13時30分~ ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール
→ 交通案内
【参加費】無料(入館料が必要です)
【定員】各回とも先着50名
【主催・問い合わせ先】
山階鳥類研究所(TEL. 04-7182-1101)、我孫子市鳥の博物館(TEL. 04-7185-2212)

※ 山階鳥類研究所のイベント情報はこちらです。
※ 山階鳥研ウェブページ「ヤンバルクイナ その命名・生態・危機」はこちらです。
※ 画像は、生態調査のためにカラーリング(色足環)をつけたニュージーランドクイナです。

津波で被災した文化財・標本レスキューの報告書に所員が執筆しました

大津波被災文化財保存修復技術連繋プロジェクト_安定化処理s

明日で東日本大震災から4年が経つことになりますが、震災による津波によって被災した文化財・標本の修復活動についてまとめた報告書が昨年暮れに刊行になりましたのでご紹介します。

『大津波被災文化財保存修復技術連繋プロジェクト 安定化処理』
被災した保存修復技術の構築と専門機関の連携に関するプロジェクト実行委員会
赤沼英男・鈴木まほろ(編)
同実行委員会・(公財)日本博物館協会・ICOM日本委員会(発行)
2014年12月26日発行. 255pp. 210×299mm.
価格:1,500円(税込み)

この報告書では自然史標本も文化財と位置づけられ、さまざまな標本の修復技術についてまとめて紹介されています。このような書籍の刊行は国内では初めてと思われます。この中で、山階鳥研から岩見恭子研究員が、陸前高田市立博物館の鳥類標本の修復について報告しました(166-169ページ)。この修復活動は、三井物産環境基金2011年度東日本大震災復興助成を得ておこなったものです。

本書『大津波被災文化財保存修復技術連繋プロジェクト 安定化処理』は東京国立博物館のミュージアムショップでお求めになれます。

さらに、津波によって被災した標本や文化財の救出および修復活動についての展示が東京国立博物館で、3月15日(日)まで開催されており、上記の活動についてもパネルで紹介されています。

特別展「3.11大津波と文化財の再生」 
東京国立博物館 本館 特別2室・特別4室   開催中~ 2015年3月15日(日)

3月のテーマトークは「明治・大正期の鳥類標本—帝室博物館コレクション—」(3月14日(土))です

リュウキュウカラスバト改c啓蟄もすぎて、ここ我孫子の周辺でも少しずつ春の気配が感じられるようになってきましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。

山階鳥類研究所の所員が我孫子市鳥の博物館でトークをする、第2土曜日恒例の「テーマトーク」、3月は今週末、3月14日の開催です。小林さやか・専門員に帝室博物館の鳥類標本コレクションについて話してもらいます。

「東京帝室博物館」といっても何のことかわからないかもしれません。現在、上野公園の正面、科学博物館を脇に従えるようにしてにある、仏像や古い絵画を展示している東京国立博物館の前身です。「帝室」の言葉どおりこの博物館は、当時の宮内省の管轄する、天皇家の博物館でした。そして、東京帝室博物館は、今の東京国立博物館と違い、自然史標本も収集・所蔵する博物館だったのです。山階鳥研には明治・大正期に収集されたこの帝室博物館旧蔵の貴重な鳥類標本が保管されています。なかには絶滅した鳥類の標本が含まれています。当日は小林専門員がこれらの標本や歴史について紹介します。

第45 回「明治・大正期の鳥類標本 —帝室博物館コレクション—」

【講師】小林さやか 山階鳥研自然誌研究室専門員
【日付】3月14日(土)
【時間】各回とも 13時30分~ ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール
→ 交通案内
【参加費】無料(入館料が必要です)
【定員】先着50名
【主催・問い合わせ先】
山階鳥類研究所(TEL. 04-7182-1101)、我孫子市鳥の博物館(TEL. 04-7185-2212)

※ 山階鳥類研究所のイベント情報はこちらです。
※ 画像は東京帝室博物館旧蔵で、現在は山階鳥研所蔵の絶滅鳥リュウキュウカラスバトのタイプ標本(種の命名のさいに使った標本)です。

2月のテーマトークは「ルリビタキの茶色い雄と青い雄は争い方が同じなのか」(2月14日(土))です

ルリヒ?タキ雄_morimoto_s寒い寒いと言っているうちにも、日が少しずつ長くなり、ここ千葉県の北部ではシジュウカラの囀りが聞かれたりもしていますが、いかがお過ごしでしょうか?

山階鳥類研究所の所員が我孫子市鳥の博物館でトークをする、第2土曜日恒例の「テーマトーク」、2月は今週末、2月14日の開催です。森本元・支援研究員にバードウォッチャーにはおなじみの青い鳥、ルリビタキについて話してもらいます。

熱心な鳥好きの方はご存じかもしれませんが、全身が美しい青色をしているルリビタキの雄は、若いときは茶色をしており、青くありません。しかも、そういった若くて茶色い個体も繁殖するのです。1歳で繁殖するときにはすでに「ぱっと見て雄」という色彩になっている種の鳥もいるのに、ルリビタキの雄はどうして「ぱっと見て雌」の色彩のまま繁殖するのでしょうか?このトークでは幸せの青い鳥とも呼ばれることがあるルリビタキの色の違いが、雄の闘争方法にどのように関係しているのかをご紹介します。

第44回「ルリビタキの茶色い雄と青い雄は争い方が同じなのか」
【講師】森本元 山階鳥研支援研究員
【日付】2月14日(土)
【時間】 13時30分~ ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール
→ 交通案内
【参加費】無料(入館料が必要です)
【定員】先着50名
【主催・問い合わせ先】

山階鳥類研究所(TEL. 04-7182-1101)、我孫子市鳥の博物館(TEL. 04-7185-2212)

※ 山階鳥類研究所のイベント情報はこちらです。

1月のテーマトークは「絶滅危惧種クロコシジロウミツバメの生態と保全」(1月10日(土))です

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正月休みも終わり多くの方が仕事に勉学に復帰されていることと思います。山階鳥類研究所の所員が我孫子市鳥の博物館でトークをする、第2土曜日恒例の「テーマトーク」、1月は今週末、1月10日の開催です。保全研究室の佐藤文男研究員にクロコシジロウミツバメという海鳥について話してもらいます。

ウミツバメってどんな鳥でしょうか?熱心なバードウォッチャーの方は、外洋を航行するフェリーの船上から、波の間をひらひらと飛ぶこげ茶色の小さな海鳥をご覧になったことがあるかもしれません。繁殖期に子育てする時に島に帰る以外は一生を海上で暮らす海鳥です。体の大きさはツグミより小さいほどしかありません。

このウミツバメの1種、クロコシジロウミツバメは、日本では三陸沖の小島でしか繁殖しておらず、環境省レッドデータブックで絶滅危惧ⅠA類にランクされています。体の大きなアホウドリと同じミズナギドリ目に属し、その生態はアホウドリ同じくほとんど解明されていません。今、この三陸の小さな島で個体群が消滅しようとしています。海鳥でありながら地中に巣穴を掘って繁殖するこの鳥を、どうしたら保全できるのか、手探りの研究を紹介します。

第43回「絶滅危惧種クロコシジロウミツバメの生態と保全」

  • 【講師】佐藤文男 山階鳥研保全研究室研究員
  • 【日付】1月10日(土)
  •  【時間】13時30分~ ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
  • 【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール → 交通案内
  • 【参加費】無料(入館料が必要です)
  • 【定員】先着50名
  •  【主催・問い合わせ先】山階鳥類研究所(TEL. 04-7182-1101)、我孫子市鳥の博物館(TEL. 04-7185-2212)

※ 山階鳥類研究所のイベント情報はこちらです。

12月のテーマトークは「絶海の孤島で生きるモズの子育て戦略」(12月13日(土))です

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山階鳥類研究所の所員が我孫子市鳥の博物館で出前トークをする、第2土曜日恒例の「テーマトーク」、11月はJBF(ジャパンバードフェスティバル)があるためお休みをいただきましたが、12月からまた毎月開催となります。12月は今週末、12月13日の開催です。保全研究室の千田万里子専門員に、鳥の外部寄生虫について話してもらいます。

この秋も山階鳥研のある手賀沼周辺でもモズの髙鳴きが聞かれましたが、だんだんと静かになってくるようです。髙鳴きをしなくなると、意外と観察機会の少ない種かもしれません。千田専門員は、沖縄の絶海の孤島、南大東島でモズの繁殖について研究してきました。普段は目にすることが難しい子育ての様子や、観察から明らかになったことを紹介してもらいます。

多数の皆様のご来聴をお待ちしています。

 第42回「絶海の孤島で生きるモズの子育て戦略」

  • 【講師】千田万里子 山階鳥研 保全研究室専門員
  • 【日付】12月13日(土)
  • 【時間】 13時30分~ ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
  • 【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール → 交通案内
  • 【参加費】無料(入館料が必要です)
  • 【定員】各回とも先着50名
  • 【主催・問い合わせ先】
  • 山階鳥類研究所(TEL. 04-7182-1101)、我孫子市鳥の博物館(TEL. 04-7185-2212)
    ※ 山階鳥類研究所のイベント情報はこちらです。

ジャパン・バード・フェスティバル(JBF)に多数のご来場ありがとうございました。

odammaku今年のジャパンバードフェスティバルは、本日で2日間の日程を終了しました。

初日の午後に本降りの雨が降りましたが、今日午前には持ち直し、山階鳥研で行っている「山階鳥研 見にレクチャー」(11/1〜2)、「鳥学講座」(11/1)とも、盛況裡に終了しました。多くの皆さんのご来場大変ありがとうございました。

【時間割掲載!】「山階鳥研 見にレクチャー6」@ジャパン・バード・フェスティバル(11/1-2)においでください!

jbf_2013_mini_lec年に1回、山階鳥研の地元、千葉県我孫子市で開催される、鳥と環境のお祭り「ジャパン・バード・フェスティバル(JBF)」は今年は、この週末、11/1(土)、11/2(金)です。
山階鳥研では一般の方から見学のご希望が多いことに応えて、今年も、JBF期間中、山階鳥研の講堂で所員が交代でミニレクチャーを行います。スライドによる、研究所紹介や研究紹介です。ご入場には当日配布の整理券が必要です。下記注意事項をお読みいただきご来場ください。皆様のお越しをお待ちしております。
ジャパンバードフェスティバル(JBF)2014
山階鳥研見にレクチャー6
【日時】2014年11月1日(土)9:30〜16:00(最終回入場は15:30)
2014年11月2日(日)9:30〜15:00(最終回入場は14:30)
【場所】山階鳥研講堂
【内容】鳥研所員による研究紹介・研究所紹介
【注意事項】
*各回定員40名、25分での入替制です。(一斉入場、一斉退出)。
*ご入場には整理券が必要です
*整理券は当日分のみを09:20より山階鳥研の玄関で配布します。
*標本・図書資料類の見学や構内全体の見学は行っておりません。
時間割・講演内容の紹介・会場へのアクセス等の詳細はこちらのリンク(イベント情報)をご覧ください。
ジャパン・バード・フェスティバル(JBF)のサイトはこちらです。
※写真は昨年の「見にレクチャー」のようすです。