イベント」カテゴリーアーカイブ

日本鳥学会2017年度大会が始まりました

日本で最大の鳥類研究者団体である、日本鳥学会の2017年度大会が、9月15日〜18日の日程で、筑波大学で始まりました。

日本鳥学会の2017年度大会
【会期】2017年9月15日(金)~18日(月・祝日)
【会場】筑波大学第二エリア(15〜17日、18日)

山階鳥研のメンバーは、こちらの一覧表のとおり、口頭発表10件、ポスター発表4件、1件の自由集会の主催と自由集会の中の話題提供1件、「鳥の学校」(講師)などに参加します。

日本鳥学会2017年度大会の概要はこちらをご覧ください。会員以外の方でも、参加費を支払えば発表を聞くことが可能です。シンポジウム「生態学者 vs 外来生物 本気で根絶,本気で再生 奄美・沖縄・小笠原」は公開で行われ、誰でも無料・事前申し込みなしで参加可能です。ご関心のある方はぜひふるってご参加ください。

今をときめく伊藤若冲の作品から造形した実物大フィギュア

7月15日から我孫子市鳥の博物館で開催中の「鳥・酉・鶏・とり 〜酉年はトリで楽しむ〜」(共催:山階鳥類研究所・我孫子市鳥の博物館)、開会から1ヶ月経過し、おかげさまで多くの皆様にご来場いただいています。大変ありがとうございます。

今回写真をご紹介したのは、今をときめく伊藤若冲の作品から造形した実物大フィギュアです。ニワトリを初めとした生物を描かせれば天下一品の江戸時代の画家、伊藤若冲の代表作、「動植綵絵」から「南天雄鶏図」のニワトリをモデルに、あの(株)海洋堂が作製したものです。

この若冲のフィギュアは、芸術における鳥と人のかかわりの例として展示していますが、今回の企画展ではそのほかにも、鳥と人の関係をさぐるさまざまな展示をお見せしています。ぜひご来場ください。

我孫子市鳥の博物館第78回企画展「鳥・酉・鶏・とり 〜酉年はトリで楽しむ〜」
【会期】 2017年7月15日(土)〜11月26日(日)
【場所】 我孫子市鳥の博物館 千葉県我孫子市高野山234-3 Tel. 04-7185-2212
【休館日】毎週月曜日(祝日の場合は開館し、その直後の平日が休館日となります)
【時間】9:30 〜16:30
【料金】通常の入館料でご覧になれます。(一般300円、高校・大学生200円、中学生以下・70歳以上の方・障がい者の方 無料)
【詳細・公式サイト】我孫子市鳥の博物館企画展ページ
【主催】我孫子市鳥の博物館・(公財)山階鳥類研究所

第78回企画展「鳥・酉・鶏・とり展」チラシPDF

※ 山階鳥研のイベント情報はこちらです。
※ このフィギュアの所蔵団体は家畜資源研究会です。

常設展示ではこの鳥にも会える!企画展「鳥・酉・鶏・とり 〜酉年はトリで楽しむ〜」


7月15日から我孫子市鳥の博物館で開催中の「鳥・酉・鶏・とり 〜酉年はトリで楽しむ〜」(共催:山階鳥類研究所・我孫子市鳥の博物館)では、さまざまな角度から鳥と人の関係をさぐる展示をお見せしています。

このブログでも開会以来、だいたい週に1点の割合でこの企画展の展示品を紹介していますが、今日は趣向を変えて、企画展以外の常設展示からの1点、近年とみに人気の高いハシビロコウです。

ハシビロコウは英語でシュービル(Shoebill=靴のくちばし)と言うように、大きな靴のような嘴が特徴です。アフリカ中東部の南スーダン、ウガンダ、タンザニア西部、コンゴ南東部などの水辺にすんで、魚、カエル、小さな哺乳類などを食べます。そのスローな動きをテレビなどでもご覧になったことがあるかもしれません。鳥の博物館では3階の「世界の鳥」の展示でそのほかのさまざまな鳥たちと一緒に皆さんをお待ちしています。

もちろん、「鳥・酉・鶏・とり 〜酉年はトリで楽しむ〜」もさまざまの興味深い話題満載で下記のように開催中ですのでぜひご覧ください。

我孫子市鳥の博物館第78回企画展「鳥・酉・鶏・とり 〜酉年はトリで楽しむ〜」
【会期】 2017年7月15日(土)〜11月26日(日)
【場所】 我孫子市鳥の博物館 千葉県我孫子市高野山234-3 Tel. 04-7185-2212
【休館日】毎週月曜日(祝日の場合は開館し、その直後の平日が休館日となります)
【時間】9:30 〜16:30
【料金】通常の入館料でご覧になれます。(一般300円、高校・大学生200円、中学生以下・70歳以上の方・障がい者の方 無料)
【詳細・公式サイト】我孫子市鳥の博物館企画展ページ
【主催】我孫子市鳥の博物館・(公財)山階鳥類研究所

第78回企画展「鳥・酉・鶏・とり展」チラシPDF

※ 山階鳥研のイベント情報はこちらです。

8月のテーマトークは「書籍にみる飼い鳥文化 ―大正から昭和にかけて―」(8/12(土))です


山階鳥類研究所の所員が我孫子市鳥の博物館でトークをする、第2土曜日恒例の「テーマトーク」は今月は8月12日(土)に、鶴見みや古コレクションディレクターが、大正から昭和初年の日本の飼い鳥文化について紹介します。

皆さんの中にも小鳥を飼育されている方もいらっしゃると思います。文鳥、カナリア、セキセイインコなど、今も人気の飼い鳥ですが、昔はどうだったのでしょうか。山階鳥研の図書資料を長年にわたって担当してきた、鶴見コレクションディレクターが、飼い鳥の本や雑誌を通して、人々はどのように鳥と親しんできたのか、その歴史、文化についてお話しします。

ぜひ多くの皆さんのご来場をお待ちしております。

第68回「書籍にみる飼い鳥文化 ―大正から昭和にかけて―」
【講師】鶴見みや古 山階鳥研コレクションディレクター
【日程】8月12日(土)

【時間】13時30分~ ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール → 交通案内(外部サイト)
【参加費】無料(入館料が必要です)
【定員】各回とも先着50名
【主催・問い合わせ先】
山階鳥類研究所(TEL. 04-7182-1101)、我孫子市鳥の博物館(TEL. 04-7185-2212)

会場の我孫子市鳥の博物館では、山階鳥研と同博物館共催の企画展「鳥・酉・鶏・とり〜酉年はトリで楽しむ〜」を開催中です。あわせてお楽しみください。

※ テーマトークのこれまでの開催実績(PDF)はこちらです。
※   山階鳥類研究所のイベント情報はこちらです。

※ 画像は1921年(大正10年)に創刊された雑誌「趣味の飼鳥」の表紙です。

ニワトリのご先祖の野鳥とその美しい親戚たちが一堂に会す

7月15日から我孫子市鳥の博物館で開催中の「鳥・酉・鶏・とり 〜酉年はトリで楽しむ〜」(共催:山階鳥類研究所・我孫子市鳥の博物館)で展示されている、ニワトリの先祖で東南アジアに生息する野鳥セキショクヤケイとそれに近縁のヤケイ(野鶏)類です。

ヤケイ類は東南〜南アジアに4種生息しており、今回はその全種が一堂に会しました。画像左上から左回りに、ハイイロヤケイ、セイロンヤケイ、セキショクヤケイ、アオエリヤケイです。

今回の企画展ではニワトリやその先祖ばかりでなく、鳥と人の関係をさぐるさまざまな展示をお見せしています。ぜひご来場ください。

我孫子市鳥の博物館第78回企画展「鳥・酉・鶏・とり 〜酉年はトリで楽しむ〜」
【会期】 2017年7月15日(土)〜11月26日(日)
【場所】 我孫子市鳥の博物館 千葉県我孫子市高野山234-3 Tel. 04-7185-2212
【休館日】毎週月曜日(祝日の場合は開館し、その直後の平日が休館日となります)
【時間】9:30 〜16:30
【料金】通常の入館料でご覧になれます。(一般300円、高校・大学生200円、中学生以下・70歳以上の方・障がい者の方 無料)
【詳細・公式サイト】我孫子市鳥の博物館企画展ページ
【主催】我孫子市鳥の博物館・(公財)山階鳥類研究所

第78回企画展「鳥・酉・鶏・とり展」チラシPDF

※ 山階鳥研のイベント情報はこちらです。
※ ハイイロヤケイは東京大学農学部畜産学科繁殖学研究室所蔵、アオエリヤケイとセキショクヤケイの所蔵団体はJSAC所蔵です。

門川大作京都市長が山階鳥研を訪問し、我孫子市鳥の博物館の鳥・酉・鶏・とり展を観覧しました

8月1日、京都市の門川大作市長が山階鳥研を訪問し、山階鳥研の概略の説明を受けるとともに、所内を見学しました。尾崎清明副所長、北條政利事務局長、山崎剛史自然誌研究室長ほかが対応しました。

また、隣接する我孫子市鳥の博物館で、山階鳥研と同博物館の共催で行っている「鳥・酉・鶏・とり〜酉年はトリで楽しむ」展を観覧しました。

同展では、伊藤若冲の「雪中雄鶏図」のレプリカを門川市長からお借りして展示しています。

門川市長、遠いところをお越しいただきありがとうございました。

※ 写真上は、「鳥・酉・鶏・とり〜酉年はトリで楽しむ」展会場での門川市長
※ 写真下は、山階鳥研の標本室で説明を受ける門川市長
※ 「鳥・酉・鶏・とり〜酉年はトリで楽しむ」展についてはこちらをご覧ください

 

クジャクの羽に学んでできたぴかぴかの素材

7月15日から我孫子市鳥の博物館で開催中の「鳥・酉・鶏・とり 〜酉年はトリで楽しむ〜」(共催:山階鳥類研究所・我孫子市鳥の博物館)で展示されている、クジャクの羽に学んでできた「構造色(こうぞうしょく)」の素材です。

「構造色」は、たとえば、素材そのものは透明なのに虹色に見えるCDやシャボン玉がそのわかりやすい代表で、物そのものの色ではなくて、顕微鏡で見てはじめてわかるような、たいへん細かい(砂粒などよりずっと小さな)構造と光の関係で発生する色のことを言いますが、鳥の羽にも多くの皆さんのあこがれの的であるクジャクやカワセミ、ハチドリなどの光沢のある金属的な色や虹色は、この構造色なのです。

写真は、山階鳥研の森本元(もりもと・げん)研究員が千葉大学の桑折道済(こおり・みちなり)准教授の研究チームと共同研究して開発した、クジャクの羽の色が出るしくみをまねしてつくった材料です。

この構造色の素材はバイオミミメティクス(生物模倣)と呼ばれる鳥の体のすばらしい仕組みを産業に生かすこころみの一例ですが、今回の企画展では生物模倣に限らず、鳥と人の関係をさぐるさまざまな展示をお見せしています。ぜひご来場ください。

我孫子市鳥の博物館第78回企画展「鳥・酉・鶏・とり 〜酉年はトリで楽しむ〜」
【会期】 2017年7月15日(土)〜11月26日(日)
【場所】 我孫子市鳥の博物館 千葉県我孫子市高野山234-3 Tel. 04-7185-2212
【休館日】毎週月曜日(祝日の場合は開館し、その直後の平日が休館日となります)
【時間】9:30 〜16:30
【料金】通常の入館料でご覧になれます。(一般300円、高校・大学生200円、中学生以下・70歳以上の方・障がい者の方 無料)
【詳細・公式サイト】我孫子市鳥の博物館企画展ページ
【主催】我孫子市鳥の博物館・(公財)山階鳥類研究所

第78回企画展「鳥・酉・鶏・とり展」チラシPDF

※ 山階鳥研のイベント情報はこちらです。
※ この素材についてもっと知りたい方は、「クジャクの羽の発色を再現した構造色の材料を作成しました」をご覧ください。
※ 写真の構造色材料は、千葉大学の桑折道済准教授の所蔵品です。

この腿がご馳走!ベトナムのニワトリ、ドンタオ

7月15日から我孫子市鳥の博物館で開催中の「鳥・酉・鶏・とり 〜酉年はトリで楽しむ〜」(共催:山階鳥類研究所・我孫子市鳥の博物館)で展示されているニワトリの品種ドンタオです。

ベトナムのハノイ近郊ドンタオ村で飼育されてきたニワトリの品種で、とても立派な足ですが、このニワトリの腿(もも)は現地でご馳走で、そのためこのニワトリは高価なものだそうです。

今回の企画展ではニワトリばかりでなく、鳥と人の関係をさぐるさまざまな展示をお見せしています。ぜひご来場ください。

我孫子市鳥の博物館第78回企画展「鳥・酉・鶏・とり 〜酉年はトリで楽しむ〜」
【会期】 2017年7月15日(土)〜11月26日(日)
【場所】 我孫子市鳥の博物館 千葉県我孫子市高野山234-3 Tel. 04-7185-2212
【休館日】毎週月曜日(祝日の場合は開館し、その直後の平日が休館日となります)
【時間】9:30 〜16:30
【料金】通常の入館料でご覧になれます。(一般300円、高校・大学生200円、中学生以下・70歳以上の方・障がい者の方 無料)
【詳細・公式サイト】我孫子市鳥の博物館企画展ページ
【主催】我孫子市鳥の博物館・(公財)山階鳥類研究所

第78回企画展「鳥・酉・鶏・とり展」チラシPDF

※ 山階鳥研のイベント情報はこちらです。
※ ドンタオの標本は東京大学総合研究博物館所蔵です。

我孫子市鳥の博物館で、山階鳥研共催の「鳥・酉・鶏・とり〜酉年はトリで楽しむ」展が、明日7月15日(土)開幕です


酉年にあたる2017年、山階鳥研は、我孫子市年の博物館で行われる、鳥と人の関係をさまざまな角度から探る企画展を共催し、所蔵資料を出展します。

本企画展では、これまでにヒトとトリがどのような関わりを持ってきたのか、鳥に対するさまざまな視点をテーマに展示を行います。多様な品種のニワトリの標本や、山階鳥研所蔵の鳥類図譜などの展示を通して、野生動物としての「鳥」、暦としての「酉」、家禽としての「鶏」、芸術の対象としての「とり」の4つの視点から、ヒトとトリの多様な関係について紹介します。

会期は夏休みから秋の行楽シーズンとしました。ぜひ多くの皆様のご来場をお待ちしています。

我孫子市鳥の博物館第78回企画展「鳥・酉・鶏・とり 〜酉年はトリで楽しむ〜」
【会期】 2017年7月15日(土)〜11月26日(日)
【場所】 我孫子市鳥の博物館 千葉県我孫子市高野山234-3 Tel. 04-7185-2212
【休館日】毎週月曜日(祝日の場合は開館し、その直後の平日が休館日となります)
【時間】9:30 〜16:30
【料金】通常の入館料でご覧になれます。(一般300円、高校・大学生200円、中学生以下・70歳以上の方・障がい者の方 無料)
【詳細・公式サイト】我孫子市鳥の博物館企画展ページ
【主催】我孫子市鳥の博物館・(公財)山階鳥類研究所

第78回企画展「鳥・酉・鶏・とり展」チラシPDF

※ 山階鳥研のイベント情報はこちらです。

岡上席研究員がノネコ問題をテーマにした講演会で講演します


岡奈理子上席研究員が、ノネコ問題をテーマとして開催される、日本女性獣医師の会 創立30周年記念講演会で講演します。一般の方も参加いただけますのでふるってご参加ください。

日本女性獣医師の会 創立30周年記念講演会
【日時】 2017年7月9日(日)13時-16時半
【講演内容】
 (1)ノネコ天国の御蔵島でオオミズナギドリは生き残れるか
岡 奈理子((公財)山階鳥類研究所 上席研究員)
(2)それでも、私たちはネコを飼う ~野生化するネコが奪い続ける命~
長嶺 隆(NPOどうぶつたちの病院沖縄 理事長)
(3)島しょのノネコ対策、東京都獣医師会の挑戦
高橋 恒彦((公財)東京都獣医師会 理事)
【場所】 中野サンプラザ8階 研修室2
JR中央線・総武線、東京メトロ東西線中野駅北口1分 → 交通案内(外部サイト)
【参加費】無料
【主催】日本女性獣医師の会
【後援】LAV臨床研究会・公益社団法人東京都獣医師会
【申込・問合せ】TEL. 03-5701-0325, FAX. 03-3723-5167 幅田

※ 岡上席研究員が携わっている「オオミズナギドリの繁殖地 御蔵島 ノネコ里親プロジェクト」についてはこちらをご覧ください。
※ 山階鳥研のイベント情報はこちらをご覧ください。