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おかげさまでフェイスブックのファンが36の国と地域から1,800人を越え、ツイッターのフォロワーも10カ国から2,100人を越えました

2015年11月初めから開始した山階鳥研のFacebookページですが、この2019年4月1日に「いいね」していただいているファンの数が、おかげさまで1,824人となりました。すでに3年以上、原則としてすべての投稿に英文を併記(または使用言語の切替によって英文が表示されるように)しており、画像に示したとおり、日本以外に国外の35の国と地域から「いいね」をいただいています。

同じ時期に始めたTwitterのフォロワー数は、4月1日現在、2,122人です。Twitterも原則として日英のふたとおりで投稿しており、海外からのフォロワーはいずれも1%(=約21人)未満で、ロシア、アメリカ合衆国、カナダ、タイ、台湾、オーストラリア、オランダ、中国、香港の9の国と地域からフォローされています。

皆様にご関心をお寄せいただき大変ありがとうございます。引き続き応援よろしくお願いします。

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5月のテーマトークは「日本に渡って来るハマシギの亜種はどれ?」(5/18(土))です

山階鳥類研究所の所員が我孫子市鳥の博物館でトークをする、第3土曜日恒例の「テーマトーク」、今月は5月 18日に、茂田良光・客員研究員が、日本に渡来するハマシギの亜種についてお話ししします。

「亜種」って難しい言葉ですがどういうことでしょうか?皆さんご存知のように、鳥は、スズメだったりシジュウカラだったりと、「種」に分けられています。亜種とは、種としては同じ種なのだけれど、その種の分布する地域によって、少しずつ色や形、大きさなどが異なるとき、種の下に、亜種というカテゴリを設けて区別するものです。もっと詳しくいうと、繁殖する地域によって違いがあって区別できることがあるので、そのときに亜種と言って名前をつけて区別している、ということになります。

さて、日本に渡来するシギ・チドリ類の中でもなじみの深いハマシギは北極圏に10ほどの亜種が分布しています。つまり同じハマシギという種だけれど繁殖している場所ごとに少しずつ違うグループが10ぐらいの区別できるわけです。亜種は普段のバードウォッチングでは区別できないことも多く、わざわざ区別する必要もないのですが、鳥類の保全のために、たとえば日本に飛んでくるこの鳥の亜種はどの亜種なのか、ということを分かっていることは意味があることです。それで今回のお話のテーマは、日本に冬鳥または旅鳥として渡来するハマシギはどのあたりで繁殖する何という亜種が飛来するのでしょうか?ということです。

カラーフラッグという野外で観察して記録できる個体識別の調査や、形態の研究などからわかったことを茂田良光・客員研究員がお話しします。

第85回「日本に渡って来るハマシギの亜種はどれ?」
【講師】茂田良光(山階鳥研 客員研究員)
【日程】5月18日(土)

【時間】13時30分~ ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール
    → 交通案内(外部サイト)
【参加費】無料(入館料が必要です)
【定員】先着50名
【主催・問い合わせ先】
山階鳥類研究所(TEL. 04-7182-1101)、我孫子市鳥の博物館(TEL. 04-7185-2212)

※ 写真は、アラスカ北西部で繁殖して日本に渡来するハマシギの一亜種、キタアラスカハマシギです。
※ テーマトークでのこれまでの講演実績はこちらです
※ 山階鳥研のイベント情報はこちらです


山階鳥類学雑誌(第50巻2号)のご紹介

山階鳥類研究所の学術雑誌「山階鳥類学雑誌」は年に2冊の発行です。2019年2月28日付けで発行された、2018(平成30)年度の第2号についてご紹介します。

● 原著論文
久井貴世:江戸時代におけるツルとコウノトリの識別の実態:博物誌史料による検証 pp.89-123.

● 短報
赤谷加奈・高木昌興:飼育下におけるオスのリュウキュウコノハズクの繁殖行動の開始時期(英文) pp.125-128
林 暁央:キジの高鳴きの地理的変異(英文) pp. 129-137

● 報告
Vladimir Dinets: ヒガシシナアジサシ Thalasseus bernsteini の日本初記録(英文) pp.138-140
山崎剛史・亀谷辰朗:鳥類の目と科の新しい和名 (1) 非スズメ目・イワサザイ類・亜鳴禽類 pp.141-151

● 誌碑 pp.152-154
● 書評 p.155
● 投稿論文査読者一覧 p.156
● 投稿される方へ pp.157-161
● 投稿される方へ(英文)pp.162-166

<編集長 綿貫豊北海道大学水産科学研究院教授の編集後記から>
50巻2号では、原著論文1報、短報2報、報告2報を掲載しています。原著論文は博物史料などを用いて江戸時代にツルとコウノトリがどのように記載されていたのかを分析した論文で、その認知度や史料中での識別限界を科学的に明らかにすることによって、鳥類の分布や生態の歴史的変化の研究が可能になることが期待できます。こうした史料を用いた、人文科学的な研究成果も山階鳥類学雑誌は大いに歓迎します。ぜひ論文や報告として投稿してください。編集委員会では、より広い範囲の分野の多くの方からご投稿いただけるよう、投稿規定の改定やアピール方法を検討しております。今後ともよろしくお願いいたします。

「山階鳥類学雑誌」は、鳥類の研究論文を掲載する学術雑誌です。1952年に「山階鳥類研究所研究報告」のタイトルで創刊され、2003年に現在の誌名に改めました。山階鳥研の研究論文を掲載するとともに、所外の研究者の研究発表の場としても貢献しています。
賛助会員に入会され、「山階鳥類学雑誌」を購読するコースを希望された方にお送りしています(そのほかに広報紙「山階鳥研NEWS」を購読するコースもあります)。
※ 山階鳥類学雑誌の解説はこちらです。
※ 山階鳥類学雑誌の目次(1992年以降)はこちらです。
※ 山階鳥類学雑誌掲載論文(刊行後2年を経過したもの)のPDFはこちらです。
※ 賛助会員のご案内はこちらです。

イチローとユキの最初の子が聟島に帰還しました

小笠原群島聟島におけるアホウドリの新繁殖地形成事業※において、イチローとユキの愛称で呼ばれるつがいから、2016年に最初に生まれた個体が、この繁殖期に聟島(むこじま)に帰還したことが、東京都の委託による山階鳥研の調査で確認されました。

イチローはこの事業で2008 年に聟島を巣立った人工飼育個体(色足環 赤Y01、11歳、雄)、ユキは野生個体(足環なし、雌)で、このつがいは2015〜16年の繁殖期以来、過去3シーズン連続で繁殖に成功しています。

山階鳥研が2019 年 2 月10日から17日まで聟島で行った調査において、イチローとユキの最初の子である2016年生まれの個体(色足環 赤Y75)の帰還が確認されました。

聟島で人工飼育した個体の子が小笠原諸島に帰還した事例はこれまでに、聟島から約5キロ南の媒島(なこうどじま)で、2009年生まれの人工飼育個体(色足環 赤Y11)から生まれ、2014年5月に巣立った雌個体(色脚環 緑M170)が、2017年3月1日に聟島に帰還した例があります。

なお、イチローとユキは今シーズンも繁殖して、現在、ヒナを順調に育てていますが、2017〜18年の繁殖期に産卵した卵が孵化に至らなかったつがい (2009年巣立ちの色足環番号 赤Y11の人工飼育雌個体と、未特定の雄)は今シーズンも産卵していましたが卵は孵化していませんでした。

※ この事業は、山階鳥研が、環境省、東京都、米国魚類野生生物局、 三井物産環境基金、公益信託サントリー世界愛鳥基金等の支援を得て、新しい繁殖地 を形成する目的で、伊豆諸島鳥島のアホウドリの雛を小笠原諸島聟島に移送(2008~ 2012 年)し、その後、東京都の委託調査としてモニタリングを実施しているものです。

※ 写真は、左から、Y75(イチローとユキの2016年生まれの子)、イチロー(2008年巣立ちの人工飼育個体)、ユキ(野生個体)、イチローとユキの今年生まれのヒナ(2019年2月15日、小笠原諸島聟島)。



明けましておめでとうございます

皆様、明けましておめでとうございます。旧年中は、多くの皆様に山階鳥類研究所の活動にご理解とご支援をいただき大変ありがとうございました。またブログやSNSも閲覧していただきありがとうございます。

山階鳥類研究所ウェブサイトに、壬生基博理事長の新年のご挨拶を掲載いたしました。

本年も引き続き山階鳥類研究所へのご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。ブログ、facebooktwitterも引き続きよろしくお願いいたします。

※ 画像は求愛ディスプレイするコガモの雄です。多くのカモ類で越冬期につがいが形成されるので、それらの種では冬に求愛行動が観察できます。

7月17日(火)は休業します

本年も、夏季の節電対策として、山階鳥研は、照明、空調の使用抑制等に加え、通常は職員がそれぞれの都合で取る夏期休暇のうち2日間について、一斉休業し、その1回目を 7月17日(火)に実施します。ご関係の皆様にはご不便をおかけいたしますが、ご承知おきください。

「夏季一斉休業のお知らせ」はこちらです.

おかげさまでフェイスブックのファンが30カ国から1,500人を越え、ツイッターのフォロワーも10カ国から1,500人を越えました

2015年11月初めから開始した山階鳥研のFacebookページですが、この2018年4月1日に「いいね」していただいているファンの数が、おかげさまで1,501人となりました。すでに2年以上、原則としてすべての投稿に英文を併記(または使用言語の切替によって英文が表示されるように)しており、画像に示したとおり、日本以外に国外の29の国と地域から「いいね」をいただいています。

同じ時期に始めたTwitterのフォロワー数は、4月1日現在、1,572人です。Twitterも原則として日英のふたとおりで投稿しており、海外からのフォロワーはいずれも1%(=約15人)未満で、アメリカ合衆国、台湾、イタリア、カナダ、ニュージーランド、オーストラリア、フランス、ドイツ、ポーランドの9の国と地域からフォローされています。

皆様にご関心をお寄せいただき大変ありがとうございます。引き続き応援よろしくお願いします。

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1月のテーマトークは、「鳥の標本ってどんなもの?はくせい標本の作り方」(1/13(土))です


明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。山階鳥類研究所の所員が我孫子市鳥の博物館でトークをする、第2土曜日恒例の「テーマトーク」、新年の第一回目、今月は1月13日(土)に、岩見恭子・自然誌研究室研究員が、はくせい標本の作り方についてお話しします。

鳥の標本にはいろいろあります。研究に使われるはくせい標本はどんなものでしょう?

岩見研究員が、特製のぬいぐるみを使って作り方をご説明します。お子さんにおすすめです。

第71回「鳥の標本ってどんなもの?はくせい標本の作り方」
【講師】岩見恭子 山階鳥研自然誌研究室研究員
【日程】1月13日(土)
【時間】13時30分~ ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール → 交通案内(外部サイト)
【参加費】無料(入館料が必要です)
【定員】各回とも先着50名
【主催・問い合わせ先】
山階鳥類研究所(TEL. 04-7182-1101)、我孫子市鳥の博物館(TEL. 04-7185-2212)

※ 写真は鳥の体のつくりを学べるぬいぐるみです
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※ 山階鳥研のイベント情報はこちらです

第27回鳥学講座「夢を運べ、北の島から日本の空へ −絶滅から復活への道を歩むシジュウカラガン」(11月4日(土)、我孫子)JBFで開催します


我孫子市で開かれる鳥と環境のお祭り「ジャパンバードフェスティバル2017」に合わせ今年も鳥学講座を開催します。多くのみなさまのご来場をお待ちしております。

第27回鳥学講座
「夢を運べ、北の島から日本の空へ −絶滅から復活への道を歩むシジュウカラガン」
【講師】呉地正行(日本雁を保護する会会長)
【日時】2017年11月4日(土)14時30分〜16時00分(開場:14時00分)
ジャパンバードフェスティバル2017との同時開催
【場所】アビスタ(我孫子市生涯学習センター)(定員:120 名)(千葉県我孫子市若松26-4)
地図(外部サイト)
【会場までの交通】JR我孫子駅南口から「アビスタ・市役所経由」のバスでアビスタ前下車すぐ
【参加費】無料(事前申し込み不要・先着順)
【主催・問い合わせ】我孫子市鳥の博物館(電話 04-7185-2212)/(公財)山階鳥類研究所(電話 04-7182-1101)

レジュメ(+講師プロフィール)はこちらのリンクからご覧になれます。

かつて大群が日本に渡来していたシジュウカラガンですが、20世紀初頭、繁殖地の千島列島に、毛皮を採る目的でキツネが放されたために激減し、日本への渡来もほとんどなくなってしまいました。1980年代に「日本雁を保護する会」を中心として始まったシジュウカラガンをよみがえらせようという取り組みが近年実を結んで、現在は3000羽ほどが北日本を中心に渡来するまでになっています。同会会長の呉地さんにこの取り組みの経緯と成果、さらに課題や教訓についてお話しいただきます。

ジャパン・バード・フェスティバル(JBF)のサイトはこちらです。

奥野副所長がNHKラジオ第一(関西)の番組で鳥の文化についてお話をします(1/23(月)17:15頃)関西以外でもインターネット経由で聴取が可能です。

1月23日(月)NHKラジオの「関西ラジオワイド」に、山階鳥研の奥野副所長が出演し、「酉・鳥の文化」をテーマに、鳥の楽しさ、鶏の文化、上方の鳥文化などについてお話します。是非お聴きください。

近畿地方以外の地域にお住まいの方も、インターネットの「らじる☆らじる」で聴くことができます。また、スマートフォンでアプリ「らじる☆らじる」をダウンロードしてお聴きになることも可能です。地域「大阪」の「ラジオ第一(R1)」を選択してください。

「関西ラジオワイド」(NHKラジオ第一/大阪放送局)番組ウェブサイト
「旬の人・時の人」コーナー
【ゲスト】 奥野卓司(山階鳥研副所長・関西学院大学教授)
【日時】2017年1月23日(月)17:15分頃〜 30分程度

※ 山階鳥研のイベント情報はこちらです。