芝浦⼯業⼤学柏中学⾼等学校と教育連携協定を締結しました

山階鳥研は芝浦⼯業⼤学柏中学⾼等学校(千葉県柏市/中根正義校⻑)と教育連携協定を締結しました。2022年12月8日、山階鳥研で調印式を行い、中根正義校長と小川博所長が協定書に調印しました。

調印した協定書を掲げる中根正義 芝浦⼯業⼤学柏中学⾼等学校校長(左)と小川博 山階鳥研所長

締結した協定は、相互の教育交流を通じ、中学高等学校の生徒の視野を広げ、進路に対する意識及び学習意欲を高めるととも に、中等教育の活性化を図ることを目的とするものです。

山階鳥研としては、地域の教育機関との連携により、質の高い教育の提供や生態系の保全に ともに貢献するとともに、所員が専門家以外に対する科学コミュニケーションの経験を積むこと で研究者として成⻑できることに意義があると考えています。

教育連携に関する事業は以下の通りです。

(1) 講演授業等の実施
(2) 実習の支援
(3) 課題研究の指導
(4) その他、双方が協議し、同意した事項

このことについて、同日、プレスリリースを行いました。プレスリリース(PDF)はこちらをご覧ください。

講演する水田拓 自然誌保全ディレクター(写真提供:芝浦工業大学柏中学高等学校)

連携協定の締結を記念して、同校生徒の皆さんを対象とした第 1 回講演会を 12 月 9 日に 同校グリーンホールにて開催し、山階鳥研の水田拓 自然誌保全ディレクターが「『生物多様性の保全ってなに?』 ー奄美大島のオオトラツグミを例に考えてみようー」と題して講演しました。

山崎研究員が分担執筆した『環境省レッドリスト 日本の絶滅危惧生物図鑑』が出版されました。

所員の著書をご紹介します。

日本産の動植物、菌類の絶滅危惧種、絶滅種293種について解説した図鑑です。「環境省レッドリスト」に準拠するかたちでまとめられており、写真、形態的特徴、生態、分布、絶滅危惧もしくは絶滅に至った原因、保護のための取り組みが掲載されています。脚注には生物学用語の解説も付されています。鳥類の本文の執筆を山崎剛史研究員が担当しています。

是非書店でお求めください。各販売サイトでもご購入いただけます。

<書籍情報>
書名: 環境省レッドリスト 日本の絶滅危惧生物図鑑
編集:岩槻邦男、太田英利
発行:丸善出版 版元サイト
判型/頁:B5変形(18.2 x 2.5 x 22cm)/350頁
発行日:2022年10月30日

*山階鳥研ウェブサイト「所員の著書」ページもあわせてご覧ください。 → こちら

献本ありがとうございます。「とことんエナガ、シマエナガ」

編者から広報にお送りいただきました。こちらでご紹介するとともに、書庫に納めて活用いたします。ご寄贈大変ありがとうございました。

BIRDER編集部(編)
「とことんエナガ、シマエナガ」

文一総合出版, 東京. (2022年12月12日発行, 128ページ. 1,760円 (本体:1.600円). ISBN-978-4-8299-7243-4)
→ 版元ページはこちら

山階芳麿賞シンポ開催/「新たな食用家禽としてのホロホロチョウ」/「国際ツル財団を気にかけてくださった山階博士」/ほか「山階鳥研NEWS」2022年11月号

山階鳥類研究所の広報紙「山階鳥研NEWS」2022年11月号(No.304)をご紹介します。

冒頭では9月に都内で開催した山階芳麿賞シンポジウムの速報を掲載しました。詳細な模様は次号でお送りする予定です。

続いて読み物を3本。7月に所長に就任した小川博による、「新たな卵用家禽としてのホロホロチョウ」。

創立90周年記念企画最終回は国際ツル財団の設立者の一人、George Archibaldさんによる「国際ツル財団を気にかけてくださった山階博士」です。

続いては、小林重三(こばやし・しげかず)について調査している客員研究員 園部浩一郎さんによる「博物画家・小林重三の作品との関わり」です。ご自身の調査と、小林の業績について美しい画像入りでご紹介いただきました。

巻末の鳥のモニュメントは、鹿児島県出水市、出水駅前にあるツルの像。

その他、イベント告知や報告なども掲載しました。

「山階鳥研NEWS」2022年11月号(第304号) 目次(敬称略)
1面
 表紙写真(トキ) 賛助会員 今野紀昭
2面 山階芳麿賞シンポジウム開催報告
3面 新たな卵用家禽としてのホロホロチョウ 所長 小川博
4-5面 創立90周年記念企画 国際ツル財団を気にかけてくださった山階博士 国際ツル財団 G. Archibald/表紙写真募集
6面 博物画家・小林重三の作品との関わり 客員研究員 園部浩一郎
7面 富田研究員 蕪島記念シンポジウム講演/アホウドリの展覧会終了・油田研究員が講演/第37回鳥学講座/所員の著書
8面 鳥のサイエンストーク/訂正/鳥のモニュメント/事務局から(賛助会員・ご寄附)

「山階鳥研NEWS」は、山階鳥研の活動や、鳥学研究や鳥の話題をやさしく紹介するニュースレターです。賛助会員に入会いただきますと、隔月でお送りいたします。
* 賛助会員のご入会は「ご支援のお願い」をご覧ください。
* 山階鳥研NEWSのこれまでの号の目次はこちらです。

こちらも合わせてごらんください。
山階鳥研ウェブサイト イベント情報ページ

献本ありがとうございます。『はばたけ!バンのおにいちゃん』

出版社を通じて、著者から広報にお送りいただきました。こちらでご紹介するとともに、書庫に納めて活用いたします。ご寄贈大変ありがとうございました。

とうごうなりさ(著)上田恵介(監)
『はばたけ!バンのおにいちゃん』

出版ワークス, 兵庫. (2022年10月25日発行, 34ページ. 1,760円 (本体:1,600円). ISBN-978-4-910815-09-1)
→ 版元ページはこちら

献本ありがとうございます。「幻の野鳥図鑑 『原色野鳥ガイド』」

編者からお送りいただきました。こちらでご紹介するとともに、書庫に納めて活用いたします。ご寄贈大変ありがとうございました。

『原色野鳥ガイド』研究会(企)・園部浩一郎(編)
金沢ふるさと偉人館 企画展「中西悟堂 まぼろしの野鳥図鑑」図録
「幻の野鳥図鑑『原色野鳥ガイド』(中西悟堂・企画 小林重三・画)」

『原色野鳥ガイド』研究会, 神奈川. (2022年9月30日発行. 3,000円)
→ 関連サイト 金沢ふるさと偉人館ブログ

 小川新所長が就任/第22回山階芳麿賞決定・シンポジウム/創立90周年記念企画」ほか「山階鳥研NEWS」2022年9月号

山階鳥類研究所の広報紙「山階鳥研NEWS」2022年9月号(No.303)をご紹介します。

冒頭では小川新所長の就任挨拶と奥野前所長の退任挨拶を掲載しました。奥野前所長はシニアフェローとして引き続き鳥学の文化的側面の指導・助言を担います。

続いて山階芳麿賞贈呈式の話題を。7月、総裁の秋篠宮皇嗣殿下から、受賞者の日本雁を保護する会に賞状と記念メダルが贈呈されました。記念シンポジウムは東京大学弥生講堂で9/23(金・祝)に行います。

創立90周年記念企画、今回は、サントリー株式会社(当時)で愛鳥キャンペーン担当を長く務められた筒井眞さんによる「山階先生の先見性」。渋谷区南平台時代の山階鳥研と、山階芳麿所長(当時)の思い出をお話しいただきました。

巻末の鳥のモニュメントは「江戸時代に始まった品種改良 土佐のオナガドリ(高知県南国市)」です。

その他、Facebookのファン数、イベント告知と報告などを掲載しました。

「山階鳥研NEWS」2022年9月号(第303号) 目次(敬称略)
1面
 表紙写真(ハイタカ) 賛助会員 大浦晴壽
2-3面 小川新所長が就任・奥野前所長が退任/山階鳥類学雑誌147号(山階鳥類研究所創立90周年記念特集)目次
4面 日本雁を保護する会に第22回山階芳麿賞を贈呈/記念シンポジウム
5面 創立90周年記念企画 山階先生の先見性 元サントリー株式会社愛鳥キャンペーン担当・元山階鳥研監事 筒井眞
6面 facebookのファン数報告
7面 奄美博物館で鳥類標本製作技術講習会開催/世界アルバトロスデー2022/第32回鳥学講座/JBF2022会場開催を準備中/アホウドリ展
8面 鳥のサイエンストーク/所員の著書/鳥のモニュメント/訂正/事務局から(新賛助会員・ご寄附)/編集後記

「山階鳥研NEWS」は、山階鳥研の活動や、鳥学研究や鳥の話題をやさしく紹介するニュースレターです。賛助会員に入会いただきますと、隔月でお送りいたします。
* 賛助会員のご入会は「ご支援のお願い」をご覧ください。
* 山階鳥研NEWSのこれまでの号の目次はこちらです。

こちらも合わせてごらんください。
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献本ありがとうございます。『環境カウンセラーのガラパゴス見聞録』

著者から広報にお送りいただきました。こちらでご紹介するとともに、書庫に納めて活用いたします。ご寄贈大変ありがとうございました。

倉田智子(著)倉田薫子(監)
『環境カウンセラーのガラパゴス見聞録』

三省堂書店/創英社, 東京. (2022年6月30日発行, 216ページ. 2,420円 (本体:2,200円). ISBN-978-4-87923-150-5)
→ 版元ページはこちら

8月12日(金)は一斉休業します 

山階鳥研は、本年も夏季の節電対策として、照明、空調の使用抑制等に加えて、通常は職員がそれぞれの都合で取る夏期休暇のうち2日間について、一斉休業し、その2回目を 8月12日(金)に実施します。ご関係の皆様にはご不便をおかけいたしますが、ご承知おきください。

第22回山階芳麿賞は日本雁を保護する会に決定/聟島・鳥島のアホウドリ近況/鳥の切手デザイン考証/創立90周年記念企画 ほか「山階鳥研NEWS」2022年7月号

山階鳥類研究所の広報紙「山階鳥研NEWS」2022年7月号(No.302)をご紹介します。

冒頭では山階芳麿賞受賞者決定の記事を。第22回目となる今年度は、「日本雁を保護する会」に賞を贈呈することとなりました。贈呈式は7月に、また記念シンポジウムは9/23(祝・金)に都内で行う予定です。

続いて読み物を2本。山階鳥研では、依頼を受けて、切手や紙幣に登場する鳥類のデザインの考証を行うことがあります。特殊切手「天然記念物シリーズ」などのデザインを担当されている日本郵便 切手デザイナーの丸山智さんに仕事の実際についてご紹介いただきました。

創立90周年記念企画は、元・埼玉医科大学教授・駿河台大学名誉教授の内田康夫さんによる「南平台ーあの懐かしき日々」です。内田さんは山階鳥研で生理学の研究室の立ち上げに携わり、諸説あったトキの羽色変化の機構を明らかにした方です。

巻末の「鳥のモニュメント」は「食用の鳥たちに感謝する 鳥塚(東京都台東区)」。

そのほか、鳥島・聟島のアホウドリ近況、昨年度の寄附金・賛助会員報告、イベント情報なども掲載しました。

「山階鳥研NEWS」2022年7月号(第302号) 目次(敬称略)
1面
 表紙写真(ブッポウソウ) 賛助会員 竹田亮三
2-3面 第22回山階芳麿賞を日本雁を保護する会に贈呈決定/贈呈理由/シンポジウム
4面 アホウドリ 聟島の2羽が順調に成長・鳥島の総数は7,000羽越え
5面 鳥の切手デザインの考証を依頼して 日本郵便株式会社 主任切手デザイナー 丸山 智
6面 創立90周年記念企画 南平台―あの懐かしき日々 元埼玉医科大学教授 駿河台大学名誉教授 内田康夫
7面 令和3年度決算報告/令和3年度寄附金・賛助会費収入及び会員数のご報告/「アホウドリ―地球を旅する奇跡の鳥―展(仮)」・「 わけあって絶滅しました。展」に協力
8面 鳥のサイエンストーク/所員の著書/訂正/鳥のモニュメント/事務局から(賛助会員・ご寄附)/編集後記

「山階鳥研NEWS」は、山階鳥研の活動や、鳥学研究や鳥の話題をやさしく紹介するニュースレターです。賛助会員に入会いただきますと、隔月でお送りいたします。
* 賛助会員のご入会は「ご支援のお願い」をご覧ください。
* 山階鳥研NEWSのこれまでの号の目次はこちらです。

こちらも合わせてごらんください。
山階鳥研ウェブサイト イベント情報ページ