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ガン類の渡り調査/鳥類標識調査小冊子・見学会/皇居・赤坂御用地でオオタカ・フクロウが繁殖ほか「山階鳥研NEWS」2023年3月号

山階鳥類研究所の広報紙「山階鳥研NEWS」2023年1月号(No.305)をご紹介します。

冒頭ではガン類の渡り調査についての話題。山階鳥研と雁の里親友の会は、絶滅危惧種のガン類であるコクガンとカリガネの生態解明のため、発信器の装着などにより調査を進めています。これらの調査から得られるデータを蓄積して解析することにより、鳥の保全や生息環境の保護に役立つことが期待されています。

鳥類標識調査の話題が続きます。トヨタ環境活動助成プログラムの助成を受けて標識調査についてより多くの方に知っていただくための小冊子を作成し、また、鳥類標識調査の現場を見ていただく見学会を行いました。小冊子「渡り鳥の不思議を調べてみよう!鳥類標識調査の世界」はリンク先でもご覧いただけます。

新装なった福島潟ステーションの話題や、皇居や赤坂御用地の調査で確認されたオオタカ・フクロウの繁殖の話題も掲載しました。

巻末の鳥のモニュメントは、山階鳥研の地元、千葉県我孫子市の手賀沼沿いにある、斎藤茂吉の歌碑「電車に乗って雁を見に来た」です。

賛助会員のみなさまには、令和4年賛助会員名簿をお届けしています。

その他、イベント告知やイベント報告なども掲載しました。

「山階鳥研NEWS」2023年3月号(第306号) 目次(敬称略)
1面
 表紙写真(ベニマシコ) 賛助会員 野元彰
2面 絶滅危惧種のガン類の渡り調査
3面 鳥類標識調査小冊子作成、見学会を開催/新装なった福島潟ステーション
4面 皇居と赤坂御用地でオオタカとフクロウの繁殖が確認/山階鳥学セミナー捕獲技術入門編
5面 日豪中韓渡り鳥等保護協定等会議に参加/中西悟堂氏ご息女が山階鳥研を訪問
6面 芝浦工業大学柏中学高等学校と教育連携協定を締結/環境省自然局長が来所
7面 JBF2022 会場開催/全日本バードカービングコンクール山階鳥研所長賞
8面  鳥のサイエンストーク/所員の著書/鳥のモニュメント/事務局から(賛助会員・ご寄附)/編集後記

「山階鳥研NEWS」は、山階鳥研の活動や、鳥学研究や鳥の話題をやさしく紹介するニュースレターです。賛助会員に入会いただきますと、隔月でお送りいたします。
* 賛助会員のご入会は「ご支援のお願い」をご覧ください。
* 山階鳥研NEWSのこれまでの号の目次はこちらです。

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新年のご挨拶/山階芳麿賞記念シンポジウム報告ほか「山階鳥研NEWS」2023年1月号

山階鳥類研究所の広報紙「山階鳥研NEWS」2023年1月号(No.305)をご紹介します。

冒頭では理事長 壬生基博による新年のご挨拶を掲載しました。本年も研究所の活動にご支援とご理解をお願いいたします。

続いては、昨年9月23日に開催した第22回山階芳麿賞記念シンポジウムの模様を6頁にわたりお届けします。当日は受賞された「日本ガンを保護する会」の呉地正行会長、佐場野裕さん、須川恒さんの講演、続いて質疑応答をおこないました。

巻末の鳥のモニュメントは、東京都豊島区、池袋駅地下道にある「行き交う人びとを見守る イケフクロウ」です。

その他、イベント告知や報告なども掲載しました。

「山階鳥研NEWS」2023年1月号(第305号) 目次(敬称略)
1面
 表紙写真(ハマシギ) 賛助会員 寺島栄一
2面 年頭のご挨拶 理事長 壬生基博/山階武彦助成事業/山階鳥類学雑誌(第54巻2号・No.148)目次
3-8面 第22回山階芳麿賞記念シンポジウム報告
9面 京都市動物園で油田研究員が講演/我孫子農産物直場所「あびこん」利用者から寄附/山階鳥学セミナー〜捕獲技術入門編〜
10面  鳥のサイエンストーク/所員の著書(『BIRDER SPECIAL ジョウビタキ・ルリビタキ・オジロビタキ』)/鳥のモニュメント/山階鳥研NEWS表紙写真募集/事務局から(賛助会員・ご寄附)

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※ 2022年11月頃よりブログの不具合があり、ご紹介が遅れたことをおわび申し上げます。

山階芳麿賞シンポ開催/「新たな食用家禽としてのホロホロチョウ」/「国際ツル財団を気にかけてくださった山階博士」/ほか「山階鳥研NEWS」2022年11月号

山階鳥類研究所の広報紙「山階鳥研NEWS」2022年11月号(No.304)をご紹介します。

冒頭では9月に都内で開催した山階芳麿賞シンポジウムの速報を掲載しました。詳細な模様は次号でお送りする予定です。

続いて読み物を3本。7月に所長に就任した小川博による、「新たな卵用家禽としてのホロホロチョウ」。

創立90周年記念企画最終回は国際ツル財団の設立者の一人、George Archibaldさんによる「国際ツル財団を気にかけてくださった山階博士」です。

続いては、小林重三(こばやし・しげかず)について調査している客員研究員 園部浩一郎さんによる「博物画家・小林重三の作品との関わり」です。ご自身の調査と、小林の業績について美しい画像入りでご紹介いただきました。

巻末の鳥のモニュメントは、鹿児島県出水市、出水駅前にあるツルの像。

その他、イベント告知や報告なども掲載しました。

「山階鳥研NEWS」2022年11月号(第304号) 目次(敬称略)
1面
 表紙写真(トキ) 賛助会員 今野紀昭
2面 山階芳麿賞シンポジウム開催報告
3面 新たな卵用家禽としてのホロホロチョウ 所長 小川博
4-5面 創立90周年記念企画 国際ツル財団を気にかけてくださった山階博士 国際ツル財団 G. Archibald/表紙写真募集
6面 博物画家・小林重三の作品との関わり 客員研究員 園部浩一郎
7面 富田研究員 蕪島記念シンポジウム講演/アホウドリの展覧会終了・油田研究員が講演/第37回鳥学講座/所員の著書
8面 鳥のサイエンストーク/訂正/鳥のモニュメント/事務局から(賛助会員・ご寄附)

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第22回山階芳麿賞は日本雁を保護する会に決定/聟島・鳥島のアホウドリ近況/鳥の切手デザイン考証/創立90周年記念企画 ほか「山階鳥研NEWS」2022年7月号

山階鳥類研究所の広報紙「山階鳥研NEWS」2022年7月号(No.302)をご紹介します。

冒頭では山階芳麿賞受賞者決定の記事を。第22回目となる今年度は、「日本雁を保護する会」に賞を贈呈することとなりました。贈呈式は7月に、また記念シンポジウムは9/23(祝・金)に都内で行う予定です。

続いて読み物を2本。山階鳥研では、依頼を受けて、切手や紙幣に登場する鳥類のデザインの考証を行うことがあります。特殊切手「天然記念物シリーズ」などのデザインを担当されている日本郵便 切手デザイナーの丸山智さんに仕事の実際についてご紹介いただきました。

創立90周年記念企画は、元・埼玉医科大学教授・駿河台大学名誉教授の内田康夫さんによる「南平台ーあの懐かしき日々」です。内田さんは山階鳥研で生理学の研究室の立ち上げに携わり、諸説あったトキの羽色変化の機構を明らかにした方です。

巻末の「鳥のモニュメント」は「食用の鳥たちに感謝する 鳥塚(東京都台東区)」。

そのほか、鳥島・聟島のアホウドリ近況、昨年度の寄附金・賛助会員報告、イベント情報なども掲載しました。

「山階鳥研NEWS」2022年7月号(第302号) 目次(敬称略)
1面
 表紙写真(ブッポウソウ) 賛助会員 竹田亮三
2-3面 第22回山階芳麿賞を日本雁を保護する会に贈呈決定/贈呈理由/シンポジウム
4面 アホウドリ 聟島の2羽が順調に成長・鳥島の総数は7,000羽越え
5面 鳥の切手デザインの考証を依頼して 日本郵便株式会社 主任切手デザイナー 丸山 智
6面 創立90周年記念企画 南平台―あの懐かしき日々 元埼玉医科大学教授 駿河台大学名誉教授 内田康夫
7面 令和3年度決算報告/令和3年度寄附金・賛助会費収入及び会員数のご報告/「アホウドリ―地球を旅する奇跡の鳥―展(仮)」・「 わけあって絶滅しました。展」に協力
8面 鳥のサイエンストーク/所員の著書/訂正/鳥のモニュメント/事務局から(賛助会員・ご寄附)/編集後記

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カリガネの渡りルート追跡成功/聟島のアホウドリ第3世代誕生/創立90周年記念企画 ほか「山階鳥研NEWS」2022年5月号

山階鳥類研究所の広報紙「山階鳥研NEWS」2022年5月号(No.301)をご紹介します。

冒頭では、カリガネの渡りルート追跡に日本で初めて成功した記事を。カリガネは絶滅危惧種に指定されている渡り性のガン類で、今回の新知見は、発信器で追跡し解明されたものです。山階鳥研の澤研究員らが地球環境基金の助成を受けて実施しました。

続いてアホウドリのニュースを。新繁殖地形成を目的にアホウドリのヒナを移送した小笠原諸島聟島で、人工飼育して巣立った個体の第3世代(孫世代)が誕生したことが確認されたニュースを。

また、山階鳥研創立90周年記念の企画、今号は多摩動物公園・上野動物園の園長を歴任された齋藤勝さんに、渋谷区南平台時代の思い出をお話しいただきました。

今号の「鳥のモニュメント」は南の島の猛禽類 はいーぐる(沖縄県石垣市)です。

その他、文部科学省科学研究費補助金(特定奨励費)の研究成果発表会の報告、今年度の事業計画などのほか、イベント情報なども掲載しました。

「山階鳥研NEWS」2022年5月号(第301号) 目次(敬称略)
1面
 表紙写真(カケス) 賛助会員 河田文昭
2面 カリガネの渡りルート追跡に日本で初めて成功
3面 聟島のアホウドリ近況/「鳥の博物館基金」へのご寄附のお願い
4面
 創立90周年記念企画 山階鳥類研究所で思い出すこと (公財)東京動物園協会顧問 齋藤 勝
5面 我孫子野鳥を守る会創立50周年記念行事/手賀沼探鳥会
6面 文部科学省特定奨励費研究成果発表会を開催/所員の著書
7面 福島潟と渡り鳥のシンポジウム開催/令和4年度事業計画と収支予算
8面 鳥のサイエンストーク/山階武彦助成事業対象者/表紙写真応募御礼 /鳥のモニュメント/事務局から(賛助会員・ご寄附)/編集後記

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組織再編/勤め始めた頃の山階鳥類研究所/全国鳥類繁殖分布調査完了ほか「山階鳥研NEWS」2022年3月号

山階鳥類研究所の広報紙「山階鳥研NEWS」2022年3月号(No.300)が発行されました。

山階鳥研は本年1月付けで組織再編を行いました。新しい組織図と共に今後の業務体制について冒頭でご紹介しています。

続いて読み物を2本。まずは創立90周年記念企画として元職員の真野徹さんに「勤め始めた頃の山階鳥類研究所」と題して、鳥類標識調査に携わるようになったいきさつや、山階鳥研の当時の思い出などをお話いただきました。

続いては、「全国鳥類繁殖分布調査」の完了を受け、この調査の事務局をされたバードリサーチの代表、植田睦之さんに調査の趣旨やいきさつ、結果のあらましについてご紹介いただきました。

巻末の「鳥のモニュメント」は、「広大な干潟の記憶 千鳥塚」(愛知県名古屋市)。その他、山階鳥研の地元にある手賀沼のコブハクチョウ調査について、山階鳥研の社会貢献活動、寄附金・賛助会員のご報告、イベント告知・報告なども掲載しました。

その他、賛助会員の皆様には、「令和3年度会員名簿」とご寄附をいただいた方の名簿をお送りしています。今後も山階鳥研と山階鳥研NEWSに引き続きのご支援をお願いいたします。

「山階鳥研NEWS」2022年3月号(第300号) 目次
1面
 表紙写真(ハジロカイツブリ) 賛助会員 内藤健晴氏
2面 組織再編/ジャパンバードフェスティバル2021報告/我孫子野鳥を守る会50周年記念写真展告知
3面 創立90周年記念企画「勤め始めた頃の山階鳥類研究所」山階鳥研 元職員 真野徹
4-5面
 「バードウォッチャーの力で描いた日本の繁殖鳥全種の分布図〜全国鳥類繁殖分布調査無事完了〜」 認定NPO法人 バードリサーチ 代表 植田睦之
5面 創立90周年記念企画 南平台の山階鳥類研究所の思い出 元横浜市立大学教授・元人間総合科学大学教授/NGO「東京湾の環境をよくするために行動する会」理事長 林 縝治
6面 手賀沼のコブハクチョウの標識調査/山階鳥類学雑誌
7面 山階鳥研職員の大学実習担当/インターン受け入れ/小学校の調べ学習/「絶滅動物博士ちゃん」文部科学大臣賞受賞
8面 テーマトーク/訂正/訃報/鳥のモニュメント/事務局から(賛助会員・ご寄附)/編集後記

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ご挨拶(創立90周年・年頭)/無人島長平とアホウドリ/南平台の山階鳥類研究所 ほか「山階鳥研NEWS」2022年1月号

山階鳥類研究所の広報紙「山階鳥研NEWS」2022年1月号(No.299)が発行されました。

2022年は、山階鳥研の前身「山階家鳥類標本館」の設立(1932)から数えてちょうど90年の節目にあたります。理事長 壬生基博と、所長 奥野卓司のご挨拶を冒頭に掲載しました。

続いて読み物を2本。まずは山階鳥研をご支援くださっている賛助会員の門脇位明さんに、江戸時代の鳥島に漂着して生還した「無人島長平」についてご紹介いただきました。

続いては、設立90周年を記念した特別企画です。1950年代当時、東京渋谷の南平台にあった山階鳥研に、昆虫好きの中学生が通っていました。その頃の思い出を、現在は東京湾の保全活動に携わっている林縝治さんにお願いしました。

巻末の「鳥のモニュメント」は、「コタンの守り神 イウォルン パセ カムイ」(北海道札幌市)。寄附金・賛助会員のご報告、所員の著書やイベント告知・報告なども掲載しました。

本年も山階鳥研NEWSをどうぞよろしくお願いいたします。

「山階鳥研NEWS」2022年1月号(第299号) 目次
1面
 表紙写真(ウソ) 賛助会員 吉田宏彦氏
2面 創立90周年に寄せて 理事長 壬生基博
3面 明けましておめでとうございます 所長 奥野卓司
4面
 「無人島長平」とアホウドリ 賛助会員 門脇位明
5面 創立90周年記念企画 南平台の山階鳥類研究所の思い出 元横浜市立大学教授・元人間総合科学大学教授/NGO「東京湾の環境をよくするために行動する会」理事長
林 縝治
6面 第6回コウノトリ未来・国際かいぎ/山階武彦助成事業
7面 バンディングのパンフレット/科博企画展/京都市動物園連携企画/福島潟シンポジウム/オオトラツグミのシンポジウム/足立区連携講座
8面 テーマトーク/井頭公園市民探鳥会/鳥のモニュメント/事務局から(賛助会員・ご寄附)/編集後記

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ヤンバルクイナ「発見」40周年/絶滅寸前!固有種オガサワラカワラヒワ/ヒル(屋)が鳥(屋)に出会う時 ほか「山階鳥研NEWS」11月号

山階鳥類研究所の広報紙「山階鳥研NEWS」2021年11月号(No.298)が発行されました。

1981年に山階鳥研の調査チームがヤンバルクイナを捕獲し、新種記載の論文発表をしてから今年で40周年となりました。これまで様々な保護活動が行われ、推定1,500羽まで回復し、最も危機的な状況はとりあえず回避できたと考えられています。ヤンバルクイナの現状での課題について巻頭でご紹介しています。

続いて読み物を2本。昨年、山階鳥研も加わった共同研究の成果として独立種として扱うことが提案されたオガサワラカワラヒワについて、地元の小笠原諸島で尽力されているIslands careの川口大朗さんに、この鳥の現状と、保全活動の実際についてご紹介いただきました。

また、太平洋の島々に広く分布する寄生性のヤマビル類と、長距離移動する海鳥類の関係を明らかにした論文を昨年発表された、京都大学の中野隆文さんに、この研究について解説いただきました。ヒルが鳥の飛翔力を利用して移動するというお話。

そのほか、齋藤研究員らのオガサワラカワラヒワの論文が日本動物学会誌の論文賞を受賞した話題も。

巻末の「鳥のモニュメント」は、「東京近郊のかすみ網猟 野鳥供養塔」(東京都日野市)。寄附金・賛助会員のご報告、所員の著書やイベント告知・報告なども掲載しました。

「山階鳥研NEWS」2021年11月号(第298号) 目次
1面
表紙写真(ルリビタキ) 賛助会員 大浦晴壽氏
2面 ヤンバルクイナの「発見」40 周年
3面 絶滅寸前!日本の固有種オガサワラカワラヒワ (一社)Islands care 川口大朗
4面
ヒル(屋)が鳥(屋)に出会う時 京都大学理学研究科 准教授 中野 隆文
5面 日本鳥学会大会開催/オガサワラカワラヒワ論文 日本動物学会論文賞受賞/オガサワラカワラヒワ保全クラウドファンディング
6面 「昭和天皇の生物学ご研究」展に標本を出展/世界アルバトロスデー/JBF2021(鳥学講座・山階鳥研見にレクチャー・テーマトーク再配信)オンライン開催告知
7面 山階芳麿賞候補者公募/NEWS表紙写真募集/令和2年度決算報告/訂正
8面 テーマトーク/所員の著書/鳥のモニュメント/事務局から(人事異動・新賛助会員・ご寄附)/編集後記

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奄美・沖縄が世界自然遺産に/ミナミジサイチョウ騒動記「山階鳥研NEWS」9月号

山階鳥類研究所の広報紙「山階鳥研NEWS」2021年9月号(No.297)が発行されました。

巻頭は、尾崎副所長による「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」世界自然遺産の解説。この地域にはどんな問題があり、今後どのように解決していくのか。今年登録が決定し、スタートを切ったばかりの新しい自然遺産について一緒に考えて行きましょう。

続いて読み物を1本。今年6月に様々なメディアに取り上げられ大きな話題となった「ミナミジサイチョウ」。山階鳥研でメディア対応をした平岡広報コミュニケーションディレクターが、どんないきさつがあり、どんな思いで対応したのか、自ら解説します。キーワードは「SDGs」。

そのほか、Facebookのファン数の推移、鳥研を訪問した中・高校生と番組協力の話題を。

巻末の「鳥のモニュメント」は、「ビジネス街を見渡す知恵の使者」(東京都千代田区)。寄附金・賛助会員のご報告、所員の著書やイベント告知なども掲載しました。

「山階鳥研NEWS」2021年9月号(第297号) 目次
1面
表紙写真(コミミズク) 賛助会員 吉田正明
2-3面 奄美・沖縄が世界自然遺産へ 副所長 尾崎清明
4面 ミナミジサイチョウ騒動記 広報コミュニケーションディレクター 平岡考
5面 フェイスブックのファン数
6面 中学・高校生の研究に協力/テレビ番組協力/山階鳥類学雑誌目次
7面 日本鳥学会2021年度大会オンライン開催(山階鳥研が事務局担当)/JBF・鳥学講座オンライン開催/手賀沼流域フォーラム全体企画
8面 テーマトーク/所員の著書/鳥のモニュメント/協力調査員表彰/事務局から(新賛助会員・ご寄附)/編集後記

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標本データベース拡充中/組織サンプル提供/アホウドリ 聟島・鳥島の状況 ほか「山階鳥研NEWS」7月号

山階鳥類研究所の広報紙「山階鳥研NEWS」2021年7月号(No.296)が発行されました。

巻頭は、文部科学省科学研究費の支援を受けて充実を図っている、標本データベースと組織サンプルの話題。昨年度はお隣「我孫子市鳥の博物館」の標本も合わせて新規に登録し、山階鳥研のデータベースで双方の標本を検索することが可能になりました。また、2016年から行っている組織サンプルの研究用への提供についても改めてご紹介しています。
*山階鳥研 データベースは → こちら
*山階鳥研 組織サンプルのページは → こちら

続いて読み物を2本。山階鳥研の臨時職員、上沖正欣さんによるモーリシャスレポート。昨年モーリシャスで座礁した日本の貨物船による重油流出事故を受け、(株)商船三井が立ち上げたモーリシャス自然環境保護・回復プロジェクトの一環として、現地に滞在して鳥類への影響を調査しました。

また、保全研究室の澤研究員によるカリガネの現状と捕獲調査のようすを。世界的に見ると個体数を大きく減らしているカリガネですが、日本で越冬する個体数はここ数年増え続けているそうです。

巻末の「鳥のモニュメント」は、「野の鳥は野に 中西悟堂胸像」(長野県軽井沢町)。そのほか、聟島と鳥島のアホウドリの現状、寄附金・賛助会員ご報告、所員の著書やイベント告知などを掲載しました。

「山階鳥研NEWS」2021年7月号(第296号) 目次
1面
表紙写真(イカル) 賛助会員 孝橋貞樹
2面 標本データベース拡充中/組織サンプルを研究用に提供しています
3面 オガサワラカワラヒワのパンフレット/山階鳥研が協力した展覧会(群馬県・沖縄県)
4面 ドードーの島・モーリシャスでの保全活動 臨時職員 上沖正欣
5面 減っている?増えている?カリガネの今を追う 保全研究室研究員 澤 祐介
6面 アホウドリ聟島と鳥島の状況
7面 令和2年度寄附金・賛助会費収入及び会員数のご報告/我孫子市教育委員会と連携協定を締結
8面 テーマトーク/所員の著書/鳥のモニュメント/事務局から(新賛助会員・ご寄附)/編集後記

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