月別アーカイブ: 2014年9月

山階芳麿賞記念シンポジウムを開催しました

okanoya_sensei9月23日(祝・火)に有楽町朝日ホールで、第18回山階芳麿賞記念シンポジウム「鳥の研究はここまで進んだ〜人は鳥から何をまなべるか〜」を開催しました。
今回のシンポジウムは、このたび山階芳麿賞特別賞を受賞した橘川次郎 クイーンズランド大学(オーストラリア)名誉教授、小西正一 カリフォルニア工科大学(アメリカ合衆国)名誉教授の功績を記念して企画されました。
コンビーナーである山岸哲 山階鳥研名誉所長・兵庫県立コウノトリの郷公園園長と渡辺茂 慶応義塾大学名誉教授の司会進行で、長谷川博 東邦大学名誉教授、江崎保男 兵庫県立大学大学院教授、岡ノ谷一夫 東京大学大学院教授、内田博之 鹿児島大学大学院教授の4氏が講演しました。さらにパネルディスカッションを行い、受賞された両氏の業績を回顧し、両氏の研究が鳥類学・生物学研究にどのようなインパクトを与え、現在の研究に受け継がれているかについて討議を行いました。
このシンポジウムは、主催:山階鳥類研究所、共催:朝日新聞社、後援:我孫子市で行われました。内容については、「山階鳥研NEWS」で詳しくご報告してまいります。
※ この記念シンポジウムの告知はこちらです。
※ 橘川次郎氏・小西正一氏への受賞決定のプレスリリース(PDF)はこちらです。
※ 山階芳麿賞についてはこちらをご覧ください。
※ 山階鳥研のイベント情報はこちらをご覧ください。

9月のテーマトークは「日本産鳥類の固有種が大幅に増えるかも?ー日本繁殖鳥類234種のDNAバーコーディングの成果についてー 」(9月13日(土))です

kibitaki山階鳥類研究所の所員が我孫子市鳥の博物館で出前トークをする、第2土曜日恒例の「テーマトーク」、8月はお休みをいただきましたが、9月は明日、9月13日の開催です。自然誌研究室の齋藤武馬研究員に、DNAバーコーディングについて話してもらいます。
DNAバーコーディングという単語は聞き慣れない方も多いことでしょう。これは、動植物がそれぞれみんな持っているDNAの「塩基配列」と標本を材料とし、データーベースを利用して簡便に種同定を行うことができる、新しい技術のことをいいます。最近、国立科学博物館と山階鳥類研究所の合同チームは、日本産繁殖鳥類種234種のバーコード化に成功しました。副産物として、画像のキビタキとリュウキュウキビタキのように遺伝的な距離が遠く、日本産鳥類の固有種が増える可能性のある仲間がいることもわかりました。これらの成果をご紹介します。
多数の皆様のご来聴をお待ちしています。
第40回「日本産鳥類の固有種が大幅に増えるかも?〜日本繁殖鳥類234種のDNAバーコーディングの成果について〜」
【講師】齋藤武馬 山階鳥研自然誌研究室研究員
【日付】9月13日(土)
【時間】 13時30分~ ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール
交通案内はこちらをご覧ください。
【参加費】無料(入館料が必要です)
【定員】先着50名
【主催・問い合わせ先】
山階鳥類研究所(TEL. 04-7182-1101)、我孫子市鳥の博物館(TEL. 04-7185-2212)
※ 日本産繁殖鳥類種234種のバーコード化に成功したことのプレスリリース(PDF)はこちらです。
※ DNAバーコーディング事業における山階鳥研の取り組み(「山階鳥研NEWS」2009年1月1日号より)はこちらです。
※ 山階鳥類研究所のイベント情報はこちらです。

第18 回山階芳麿賞 記念シンポジウム 『鳥の研究はここまで進んだ~人は鳥から何をまなべるか~』(9/23 東京)

名称未設定-4日本の鳥類の研究と保護に顕著な貢献があり、我が国の鳥学の発展に寄与された個人や団体に贈られる「山階芳麿(やましな・よしまろ)賞」の特別賞が、このたび、

橘川次郎氏
(オーストラリア・クイーンズランド大学名誉教授)
小西正一氏
(アメリカ合衆国・カリフォルニア工科大学名誉教授)

のおふた方に贈呈されることを記念して、下記のとおり、記念シンポジウム「鳥の研究はここまで進んだ〜人は鳥から何をまなべるか〜」を開催します。
おふた方の業績を回顧し、鳥類学・生物学研究にどのようなインパクトを与えたのか、どのように現在の研究に受け継がれ、保全のために貢献しているのかについて、それぞれの分野で活躍する合計4名の演者から講演いただき、考えたいと思います。鳥や自然を愛し、よりよく知りたいと考える多くの人たちにとっても有意義なシンポジウムになると考えています。
多数の皆様のご参加をお待ちしています。
※ チラシPDFはこちらです。
第18 回山階芳麿賞記念シンポジウム
「鳥の研究はここまで進んだ〜人は鳥から何をまなべるか〜」

【日時】平成26(2014)年9 月23 日(火・祝)13:00〜16:15
開場12:00
【会場】有楽町朝日ホール
(〒100-0006 東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン11F)
→ 有楽町朝日ホールのアクセスはこちらです。
(できるだけ公共交通機関をご利用ください)
【参加費】無料 【申込み】不要
【コンビーナー】
山岸哲(山階鳥類研究所名誉所長・兵庫県立コウノトリの郷公園園長)
渡辺茂(慶応義塾大学名誉教授)

【講演】
長期野外個体群研究が明らかにすること
長谷川博(東邦大学名誉教授)
橘川次郎の生態学-行動・生態・進化のつながり
江崎保男(兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科教授)
小鳥の歌と耳
岡ノ谷一夫
(東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻生命環境科学系教授)
注意の仕組みをウズラに学ぶ
内山博之(鹿児島大学大学院理工学研究科教授)
【定員】500 名(先着順)
【問い合わせ】〒270-1145 千葉県我孫子市高野山115(公財)山階鳥類研究所「山階賞」係
電話:04-7182-1101 FAX:04-7182-1106
E-mail: koho★yamashina.or.jp(担当:広報担当)(★を@に置き換えてください)
【主催】公益財団法人 山階鳥類研究所
【共催】朝日新聞社 【後援】我孫子市
※ 山階芳麿賞は日本の鳥類の研究と保護に顕著な貢献があった方に贈呈しておりますが、今回は、日本国外で研究を行った方を対象とするため、特別賞の形を取ることとなったものです。なお、おふた方の受賞者は高齢のため残念ながらこのシンポジウムには出席されません。
※ 橘川次郎氏・小西正一氏への受賞決定のプレスリリースはこちらです。
※ 山階芳麿賞についてはこちらをご覧ください。
※ 山階鳥研のイベント情報はこちらをご覧ください。