月別アーカイブ: 2016年1月

研究者の海外渡航を助成します〜山階武彦助成事業〜

山階鳥類研究所では、「山階武彦助成事業」として、研究者の海外渡航を助成しています。野生鳥獣の保護に関する学術の振興に資する国際会議に出席し発表を行う者あるいは野生鳥獣の保護に関する学術調査を行う者に対し、30万円(上限)の助成を行います。
現在、来年度の応募を受け付けています。

助成対象期間:平成28年4月1日〜平成29年3月31日
応募期間:(募集中)〜平成28年2月15日

募集要綱の詳細はこちらをご覧ください。

助成金のあらましと助成実績はこちらをご覧ください。

助成を受けた方の中から執筆をお願いした活動レポートはこちらです。

多数のご応募をお待ちしています。

献本ありがとうございます

出版社から紹介の依頼を付して献本いただいた書籍です。ご寄贈大変ありがとうございました。

身近な鳥の生活図鑑rev_s
三上修(著)
『身近な鳥の生活図鑑』ちくま新書1157. 筑摩書房, 東京.(2015年12月10日発行. 252ページ. 940円+税. ISBN978-4-480-06859-0.) → 版元ページはこちら

鳥の不思議な生活s
ノア・ストリッカー(著)、片岡夏実(訳)
『鳥の不思議な生活』築地書館, 東京. (2016年1月26日発行. 302ページ. 2400円+税. ISBN978-4-8067-1508-5.) → 版元ページはこちら

『山階鳥研NEWS』2016年度分の表紙写真を募集中です

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山階鳥類研究所の賛助会員の皆様に隔月でおとどけする『山階鳥研NEWS』では,来年度1年分の表紙に使用する野鳥生態写真を募集中です。募集するのは6号分の6点です。

締切は、2016年2月1日(月)で、応募資格として、賛助会員であることが必要です。応募の機会に賛助会員になってくださる方もいらっしゃいます。賛助会員の皆様、さらに関心はおありでまだ賛助会員になっていただいていない皆様は会員になっていただいて、ぜひご応募ください。

『山階鳥研NEWS』の表紙写真募集要領の詳細はこちらをご覧ください。

大勢の皆様のご応募をお待ちしています。

『山階鳥研NEWS』についてはこちらをご覧ください。
山階鳥類研究所の賛助会員制度についてはこちらをご覧ください。

※上の画像の表紙写真も賛助会員の方の作品です。

新年のご挨拶/所員紹介/JBF2015報告/コウノトリ保全フォーラム報告〜「山階鳥研NEWS」1月号

news1601_page山階鳥類研究所の広報紙「山階鳥研NEWS」1月号の内容紹介です。

冒頭の、壬生基弘理事長の新年のご挨拶に続いて、3〜5ページには今号の目玉記事「所員紹介」です。所員紹介を新年号に掲載するのは、2012年1月号以来、4年ぶりです。全所員が、100字前後で、「最近熱中していること」「モットー」「2016年の抱負」などのコメントを書いています。部署ごとの集合写真も掲載しており、これがあれば、「この顔の人がこんなことを考えているのか」と、人柄や考えと、名前と顔との対応を取るささやかな助け(^^)になるでしょう。

鳥にまつわる言葉を紹介する小コラム「とりのことば」、今号は「羽振り」です。

「山階鳥研NEWS」2016年1月号 目次
1面 表紙写真(オオマシコ) 賛助会員 孝橋貞樹
2面 新年のご挨拶 理事長 壬生基博
山階武彦助成事業〜研究者の海外渡航助成〜/山階賞候補者公募/
福島の動物の今を考えるシンポジウム
3面 山階鳥類研究所所員紹介/鳥研NEWS表紙写真募集
4面 山階鳥類研究所所員紹介
5面 山階鳥類研究所所員紹介
6面 JBF2015報告/全日本バードカービングコンクール山階鳥研所長賞
7面 コウノトリ保全フォーラム/子ネコの里親募集
8面 テーマトーク/とりのことば/事務局から(賛助会員/ご寄附)

「山階鳥研NEWS」は、山階鳥研の活動や、鳥学研究や鳥の話題をやさしく紹介するニュースレターです。賛助会員に入会いただきますと、隔月でお送りいたします。

※賛助会員のご入会は「ご支援のお願い」をご覧ください。
山階鳥研NEWSのこれまでの号の目次はこちらです。

おめでとう!ユキ、イチロー!小笠原群島聟島のアホウドリのつがいにヒナが誕生しました

<写真>アホウドリのヒナ(小笠原諸島(聟島))撮影日:2016年1月9日 撮影:山階鳥類研究所(提供:東京都)

<写真>アホウドリのヒナ(小笠原諸島(聟島))撮影日:2016年1月9日 撮影:山階鳥類研究所(提供:東京都)

小笠原群島聟島(むこじま)におけるアホウドリ新繁殖地形成事業において、2008年に聟島を巣立った人工飼育個体と野生個体のつがいの間で産卵・孵化に成功してヒナが初確認され、本日環境省、東京都と同時で報道発表を行いました。

<写真>アホウドリのヒナをクローズアップ(小笠原諸島(聟島))撮影日:2016年1月9日 撮影:山階鳥類研究所(提供:東京都)

<写真>アホウドリのヒナをクローズアップ(小笠原諸島(聟島))撮影日:2016年1月9日 撮影:山階鳥類研究所(提供:東京都)

プレスリリース(2016年1月15日付)

このつがいは2008(平成20)年に巣立った個体(カラーリング番号赤色Y01、8歳、雄)いわゆる「イチローくん」と、野生個体(足環なし、雌)「ユキちゃん」です※。これまで3シーズン続けて巣作りし産卵が確認されていましたが、孵化するまでにはいたりませんでした。今回4度目の挑戦で初めてのヒナの誕生です。

ついに!やりましたね!おめでとう!!

このプロジェクトは、過去にアホウドリの繁殖地があった小笠原群島にふたたび繁殖地を作ることを目標にして行ってきたものです。山階鳥類研究所などが伊豆諸島鳥島から小笠原群島聟島に移送して人工飼育し巣立ったアホウドリが、繁殖年齢に達して小笠原に戻り、繁殖が成功した事例としては、2014年春に聟島の隣の媒島(なこうどじま)から巣立った1羽がありました。

今回飼育地の聟島でも繁殖が確認されたことで、アホウドリ完全復活という目標にまた一歩近づいたものと関係者一同、喜びもひとしおです。これまでご支援いただいた皆様に感謝申し上げます。引き続きこのプロジェクトにご関心をお寄せいただき、ご支援いただけますようお願いいたします。

※ このつがいはNHK「ダーウィンが来た!」「NHKスペシャル「小笠原の海にはばたけ~アホウドリ移住計画~」」などで、「ユキ」と「イチロー」と呼ばれています。
※ この事業は、(公財)山階鳥類研究所が、環境省、東京都、米国魚類野生生物局、三井物産環境基金、公益信託サントリー世界愛鳥基金等の支援を得て、新しい繁殖地を形成する目的で、伊豆諸島鳥島のアホウドリのヒナを小笠原群島聟島に移送(2008~2012年)し、その後モニタリングを実施しているものです。

※ 山階鳥類研究所「アホウドリ復活への展望」(アホウドリ最新ニュース)はこちらです

第19回山階芳麿賞の募集要領を掲載しました

山階賞メダル裏表b_s山階鳥類研究所は、財団設立50周年にあたる1992年に、鳥学の発展及び鳥類保護に寄与された山階芳麿博士の功績を記念して、「山階芳麿賞」を創設しました。この賞は、我が国の鳥学研究と鳥類の保護活動に寄与された個人や団体を顕彰することが目的です。

2016年夏に第19回目の贈呈を予定しています。今回の贈呈から、自薦または他薦による公募方式としました。下記リンクに募集要領を掲載しました。応募締切は、2016年3月31日(必着)です。受賞者には、2016年9月に開催予定の記念講演会で講演をお願いします。

ふるってご応募ください。

第19回山階芳麿賞募集要領

※ 歴代受賞者はこちらをご覧ください。
※ 山階芳麿博士についてはこちらをご覧ください。

1月のテーマトークは「なかなか行けない海鳥繁殖地ってどんなところ?」(1月9日(土))です

蕪島のウミネコ繁殖地_20140518s山階鳥類研究所の所員が我孫子市鳥の博物館でトークをする、第2土曜日恒例の「テーマトーク」、新年の第一回は、1月9日(土)の開催です。富田直樹・保全研究室研究員に、海鳥の繁殖地の調査について話してもらいます。

海鳥というと皆さんが思い浮かべるのはどんな鳥でしょうか?カモメ類は海の鳥ですね。ほかにも、アホウドリ類、ミズナギドリ類、ウミツバメ類といった鳥や、ウミスズメ類という仲間もいます。こういう鳥たちは、断崖のある離島などで繁殖していてなかなかその場面を見る機会がありません。山階鳥類研究所は、全国の様々な環境で長期的に生物データの収集を行う環境省モニタリングサイト1000のうち、海鳥調査を担当しています。普段なかなか見ることのできない海鳥の繁殖地の現状を様々な生態写真を交えて紹介します。

第53回「なかなか行けない海鳥繁殖地ってどんなところ?」
【日程】2016年1月9日(土)
【講師】富田直樹(山階鳥研保全研究室研究員)
【時間】13時30分~ ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール
→ 交通案内
【参加費】無料(入館料が必要です)
【定員】先着50名
【主催・問い合わせ先】
山階鳥類研究所(TEL. 04-7182-1101)、我孫子市鳥の博物館(TEL. 04-7185-2212)

※ 山階鳥類研究所のイベント情報はこちらです。

明けましておめでとうございます

robai01皆様、明けましておめでとうございます。旧年中は、多くの皆様に山階鳥類研究所の活動にご理解とご支援をいただき大変ありがとうございました。またブログも閲覧していただきありがとうございます。

山階鳥類研究所ウェブサイトに、壬生基博理事長の新年のご挨を掲載いたしました。本年も引き続き山階鳥類研究所への応援よろしくお願いいたします。

昨年11月から、山階鳥類研究所のtwitterfacebookを開始いたしました。現在のところ、内容は、ブログの記事をご紹介する形をとっています。こちらもよろしくおねがいいたします。