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我孫子市鳥の博物館 斉藤館長の講演「手賀沼の鳥-ここ25年で増えた鳥、減った鳥-」は2/22(水)です

我孫子市鳥の博物館館長による講演会が山階鳥研の地元、我孫子市で行われます。

1984年の山階鳥研の我孫子移転をきっかけに、1990年に山階鳥研の隣接地に開館した我孫子市鳥の博物館では、当時から約25年間、手賀沼の水面の水鳥のセンサス(個体数調査)を継続しています。調査開始当初は、山階鳥研との共同調査として行われていました。その調査に当初から取り組んできた斉藤館長が、手賀沼の水鳥のこの四半世紀の変遷についてお話しされます。

多数の皆様のご来聴をお待ちしています。

講演会「手賀沼の鳥-ここ25年で増えた鳥、減った鳥-」
【日時】2017年2月22日(水)14:00~16:00 質疑応答を含む(開場13:30)
【場所】我孫子北近隣センター並木本館 多目的ホール(千葉県我孫子市並木5丁目4番6号)
JR我孫子駅北口徒歩8分 Google map
※ 会場は鳥の博物館ではありませんのでご注意ください。
【講師】斉藤安行さん(我孫子市鳥の博物館 館長)
【申込】不要 【参加費】無料
【主催】我孫子野鳥を守る会我孫子市鳥の博物館友の会
【後援】我孫子市、我孫子市教育委員会

※ 山階鳥類研究所のイベント情報はこちらです。

アホウドリの再導入プロジェクトを進めている小笠原の聟島で、昨シーズンに引き続いてヒナが孵化しました


<親鳥(右:Y01, 左奥:野生個体)の間に雛が見える。撮影:山階鳥類研究所(小笠原群島聟島2017 年1 月16 日)、提供:東京都>

アホウドリ新繁殖地形成事業を行っている小笠原群島聟島(むこじま)で、昨シーズンに引き続いて今シーズンも、2008年に聟島を巣立った人工飼育個体と野生個体のつがいの間で、産卵・孵化が成功し、この度ヒナが確認されました。本日環境省、東京都と同時で報道発表を行いました。

プレスリリース(2017年2月13日付)

このつがいは、NHK「ダーウィンが来た!」などでもおなじみの、2008(平成20)年に巣立った個体(カラーリング番号赤色Y01、9歳、雄)いわゆる「イチローくん」と、野生個体(足環なし、雌)「ユキちゃん」です。3シーズン続けて産卵まであって孵化しなかったのですが、昨シーズン初めてヒナが孵化し巣立ちました。今シーズンは昨シーズンに続いて2度目の孵化です。

多くの皆様に関心を寄せていただきありがとうございます。引き続き応援よろしくお願いいたします。

※ 2月14日朝のNHKのニュースで紹介されました。こちらのリンクからだいたい1週間ほどニュースの動画が見られるそうです。今年1月で現地で撮影した親子の動画が使われています。「アホウドリ 新たな繁殖地で2羽目のヒナが誕生」 2月14日 8時24分 NHK NEWS WEB。

※ 昨シーズンの孵化についてのブログ記事「おめでとう!ユキ、イチロー!小笠原群島聟島のアホウドリのつがいにヒナが誕生しました」はこちらです
※ 山階鳥類研究所「アホウドリ復活への展望」(アホウドリ最新ニュース)はこちらです

テーマトーク再開です。2月は、「アホウドリ 小笠原での繁殖成功が意味するもの」(2月11日(土))です

山階鳥類研究所の所員が我孫子市鳥の博物館でトークをする、第2土曜日恒例の「テーマトーク」は昨年11月からお休みをいただいていましたが、鳥の博物館の空調工事も終了しましたので、今月から再開します。今月は2月11日(土)に、出口智広・保全研究室研究員に、アホウドリの再導入事業について話してもらいます。

2016年11月末、アホウドリ再導入事業のこれまでの成果を、ロンドン動物学会発刊の学術雑誌「アニマルコンサベーション」に発表しました。今回のレクチャーでは、出口研究員が掲載内容をわかりやすく解説する他、今回の発表がどの程度世界から注目を集めているかについてもお話しします。

第62回「アホウドリ 小笠原での繁殖成功が意味するもの」
【講師】出口智広(山階鳥研保全研究室研究員)
【日程】2月11日(土)
【時間】13時30分~ ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール → 交通案内(外部サイト)
【参加費】無料(入館料が必要です)
【定員】先着50名
【主催・問い合わせ先】
山階鳥類研究所(TEL. 04-7182-1101)、我孫子市鳥の博物館(TEL. 04-7185-2212)

※ 画像は、2016 年2月に小笠原諸島聟島で確認されたアホウドリの親子です。
※ 学術雑誌への論文掲載をご報告したブログ記事「小笠原諸島のアホウドリ繁殖地が 80 年ぶりに復活したことを国際学術誌に論文発表しました」はこちらです。
※ 山階鳥類研究所のイベント情報はこちらです。

上田恵介・立教大学名誉教授がNHK「視点・論点」でお話しします(2/3(金)早朝・午後)

山階鳥研特任研究員であり、昨年9月に山階芳麿賞を受賞された上田恵介・立教大学名誉教授が、2/3(金)放送のNHKの「視点・論点」で「鳥の生き方に学ぶ」と題して10分間の話をされます。

ぜひお楽しみに。

視点・論点「鳥の生き方に学ぶ」
上田恵介・立教大学名誉教授
NHK
2017年2月3日(金)
本放送:午前4:20~午前4:30(NHK総合)
再放送:午後1時50分~午後2時(NHK Eテレ)
→ NHKの番組情報ページはこちら

※ 画像は2016年9月24日に開催された第19回山階芳麿賞記念シンポジウム「子を他人に預ける鳥 カッコウ類研究の最前線」から