月別アーカイブ: 2022年12月

齋藤研究員が分担執筆した『新種発見! 見つけて、調べて、名付ける方法』が出版されます。

所員の著書をご紹介します。

研究者等による19の新種発見に関するエピソードを集めた、一般向けの分類学の啓発本です。扱う分類群は昆虫、鳥類、魚類、植物、菌類、アンモナイトなど、多岐にわたりますが、発見者が新種を発見した時の喜びや興奮がいきいきと伝わり、とても楽しく分かり易い本となっています。
齋藤武馬研究員が、分担執筆者として、自身が携わった、メボソムシクイの分類を見直して1種を3種に分けた研究のエピソードを執筆しました。

2022.12.17発売です。是非書店でお求めください。各販売サイトでもご購入いただけます。

<書籍情報>
書名: 新種発見! 見つけて、調べて、名付ける方法
編著:馬場 友希 福田 宏
発行:山と渓谷社 版元サイト
判型/頁:四六判/224頁
発行日:2023年1月5日

*山階鳥研ウェブサイト「所員の著書」ページもあわせてご覧ください。 → こちら

芝浦⼯業⼤学柏中学⾼等学校と教育連携協定を締結しました

山階鳥研は芝浦⼯業⼤学柏中学⾼等学校(千葉県柏市/中根正義校⻑)と教育連携協定を締結しました。2022年12月8日、山階鳥研で調印式を行い、中根正義校長と小川博所長が協定書に調印しました。

調印した協定書を掲げる中根正義 芝浦⼯業⼤学柏中学⾼等学校校長(左)と小川博 山階鳥研所長

締結した協定は、相互の教育交流を通じ、中学高等学校の生徒の視野を広げ、進路に対する意識及び学習意欲を高めるととも に、中等教育の活性化を図ることを目的とするものです。

山階鳥研としては、地域の教育機関との連携により、質の高い教育の提供や生態系の保全に ともに貢献するとともに、所員が専門家以外に対する科学コミュニケーションの経験を積むこと で研究者として成⻑できることに意義があると考えています。

教育連携に関する事業は以下の通りです。

(1) 講演授業等の実施
(2) 実習の支援
(3) 課題研究の指導
(4) その他、双方が協議し、同意した事項

このことについて、同日、プレスリリースを行いました。プレスリリース(PDF)はこちらをご覧ください。

講演する水田拓 自然誌保全ディレクター(写真提供:芝浦工業大学柏中学高等学校)

連携協定の締結を記念して、同校生徒の皆さんを対象とした第 1 回講演会を 12 月 9 日に 同校グリーンホールにて開催し、山階鳥研の水田拓 自然誌保全ディレクターが「『生物多様性の保全ってなに?』 ー奄美大島のオオトラツグミを例に考えてみようー」と題して講演しました。

山崎研究員が分担執筆した『環境省レッドリスト 日本の絶滅危惧生物図鑑』が出版されました。

所員の著書をご紹介します。

日本産の動植物、菌類の絶滅危惧種、絶滅種293種について解説した図鑑です。「環境省レッドリスト」に準拠するかたちでまとめられており、写真、形態的特徴、生態、分布、絶滅危惧もしくは絶滅に至った原因、保護のための取り組みが掲載されています。脚注には生物学用語の解説も付されています。鳥類の本文の執筆を山崎剛史研究員が担当しています。

是非書店でお求めください。各販売サイトでもご購入いただけます。

<書籍情報>
書名: 環境省レッドリスト 日本の絶滅危惧生物図鑑
編集:岩槻邦男、太田英利
発行:丸善出版 版元サイト
判型/頁:B5変形(18.2 x 2.5 x 22cm)/350頁
発行日:2022年10月30日

*山階鳥研ウェブサイト「所員の著書」ページもあわせてご覧ください。 → こちら

献本ありがとうございます。「とことんエナガ、シマエナガ」

編者から広報にお送りいただきました。こちらでご紹介するとともに、書庫に納めて活用いたします。ご寄贈大変ありがとうございました。

BIRDER編集部(編)
「とことんエナガ、シマエナガ」

文一総合出版, 東京. (2022年12月12日発行, 128ページ. 1,760円 (本体:1.600円). ISBN-978-4-8299-7243-4)
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