投稿者「山階鳥研広報」のアーカイブ

昆明・モントリオール生物多様性枠組(1)/80年前のビショップ博物館との交流/山階武彦助成事業活動レポートほか「山階鳥研NEWS」2023年5月号

山階鳥類研究所の広報紙「山階鳥研NEWS」2023年5月号(No.307)をご紹介します。

冒頭では「昆明・モントリオール生物多様性枠組」についての第一回目。新型コロナウイルス感染症流行の影響から延期されていた生物多様性条約の第15回締約国会議は、2021年10月(中国・昆明)と、2022年10月(カナダ・モントリオール)の2部に分けて開催されました。この会議で決まった、「新枠組」について、環境省野生生物課の中澤圭一課長に3回の連載で解説いただきます。

続いて山階武彦助成事業活動レポートを。2021年度に助成金を受けた方の中から、大槻正遼さんに、北海道でのウミネコの繁殖におよぼすアライグマの悪影響に関する研究についてご紹介いただきました。山階鳥研では、野生鳥獣の保護に関する学術の振興に資する国際会議等に出席する研究者に対し、渡航費用を助成しています(2021年度から例外的に国内での活動も対象としています)。

小林さやか研究員による所員エッセーでは、2019年から山階鳥研と連携協定を締結しているハワイ・ビショップ博物館についてのお話。残されている手紙などを調べると、なんと80年前から交流があったことがわかったそうです。

巻末の鳥のモニュメントは、青森県風間浦村にある「井上靖文学碑 ナイター照明に飛来する鳥」です。

その他、今年度の事業計画、イベント告知・レポートなども掲載しました。

「山階鳥研NEWS」2023年5月号(第307号) 目次(敬称略)
1面
 表紙写真(カッコウ) 賛助会員 内藤健晴
2-3面 昆明・モントリオール 生物多様性枠組について(その1) 環境省自然環境局 野生生物課長 中澤圭一
4面 山階武彦助成事業活動レポート 北海道枝幸町におけるウミネコに対する侵略的外来種アライグマの影響調査 コグニザントジャパン(株)大槻正遼
5面 所員エッセー 80年前の手紙から紐解くハワイ・ビショップ博物館との交流 研究員 小林さやか
6面 文部科学省科学研究費補助金(特定奨励費)研究成果発表会を開催/インターメディアテク特別展示『極楽鳥』
7-8面 令和5年度事業計画と収支予算/事務局から(人事異動/山階武彦助成事業/表紙写真ご応募御礼/賛助会員・ご寄附)鳥のサイエンストーク/所員の著書/鳥のモニュメント/編集後記

「山階鳥研NEWS」は、山階鳥研の活動や、鳥学研究や鳥の話題をやさしく紹介するニュースレターです。賛助会員に入会いただきますと、隔月でお送りいたします。
* 賛助会員のご入会は「ご支援のお願い」をご覧ください。
* 山階鳥研NEWSのこれまでの号の目次はこちらです。

こちらも合わせてごらんください。
山階鳥研ウェブサイト イベント情報ページ

森本研究員が監修した『知って楽しいカワセミの暮らし』が出版されました。

所員の著書をご紹介します。

カワセミ類の生態や特徴について全体像から日本産カワセミ類各種のこと、さらにはカワセミが暮らす河川や水環境、人との関わりに関する話題まで、まとめて知ることが出来るありそうでなかった1冊です。著者である笠原氏のフィールドである長野県千曲川での話題を中心としながらも、日本や欧州でのカワセミの渡りや、河川の維持管理・環境保全といったさまざまな話題を紹介しています。

森本元研究員が監修を務めるとともに構造色とバイオミメティクスに関するコラムも執筆しています。是非書店でお求めください。各販売サイトでもご購入いただけます。

<書籍情報>
書名: 知って楽しいカワセミの暮らし
著者: 笠原 里恵
監修: 森本 元
発行:緑書房 版元サイト
判型/頁:四六判/328頁
定価:2,420円(税込)
発行日:2023年4月5日

*山階鳥研ウェブサイト「所員の著書」ページもあわせてご覧ください。 → こちら

献本ありがとうございます。「人類を熱狂させた鳥たち 食欲・収集欲・探究欲の1万2000年」

出版社から広報に献本いただきました。こちらでご紹介するとともに、書庫に納めて活用いたします。ご寄贈大変ありがとうございました。

ティム・バークヘッド(著)黒沢令子(訳)
人類を熱狂させた鳥たち 食欲・収集欲・探究欲の1万2000年

築地書館, 東京. (2023年3月29日発行, 口絵8ページ+本文404ページ. 3,520円 (本体:3,200円). ISBN-978-4-8067-1647-1)
→ 版元ページはこちら

献本ありがとうございます。「別冊暮しの手帖 健康と暮らし特別付録「散歩の楽しみ 日本の花 日本の鳥」」の制作に際し協力をしました。

特別付録の冊子制作に際し、広報などで協力をし、出版社から広報に献本いただきました。こちらでご紹介するとともに、書庫に納めて活用いたします。ご寄贈大変ありがとうございました。

暮しの手帖社 別冊編集部
別冊暮しの手帖 健康と暮らし 特別付録「散歩の楽しみ 日本の花 日本の鳥」

暮しの手帖社, 東京. (2023年3月22日発行, 112ページ. 1,500円 (本体:1,364円). )
→ 版元ページはこちら

献本ありがとうございます。「BIRDER SPECIAL 羽毛恐竜完全ガイド」

出版社から広報にお送りいただきました。こちらでご紹介するとともに、書庫に納めて活用いたします。ご寄贈大変ありがとうございました。

BIRDER編集部(編)
BIRDER SPECIAL羽毛恐竜完全ガイド

文一総合出版, 東京. (2023年3月14日発行, 104ページ. 2,750円 (本体:2,500円). ISBN-978-4-8299-7513-8)
→ 版元ページはこちら

森本研究員が翻訳・監修した『いのちの惑星、地球。Fly with Me 〜不思議で美しい鳥の世界〜』が出版されました。

所員の著書をご紹介します。

ナショナルジオグラフィックの動物写真図鑑「いのちの惑星、地球。」シリーズの第3弾で、既刊の哺乳類と海洋生物に続き、本書は鳥を扱っています。

大きな写真やイラストと共に、野鳥に関する様々な話題が盛り込まれています。鳥の形態や機能、欧米で身近な野鳥の紹介、足の速さや体の大きさといったさまざまな世界一の鳥種はどれかなどの解説に加え、ある研究者のストーリーや、世界の鳥の童話、庭への鳥の招き方など、多くの話題を収録しています。森本元研究員が翻訳・監修しています。

是非書店でお求めください。各販売サイトでもご購入いただけます。

<書籍情報>
書名: いのちの惑星、地球。Fly with Me 〜不思議で美しい鳥の世界〜
著者: ジェーン・ヨーレン/ハイジ・ステンペル/アダム・ステンペル/ジェイソン・ステンペル
翻訳・監修: 森本 元
発行:エムディエヌコーポレーション 版元サイト
判型/頁:B4変形判/192頁
定価:3,080円(税込)
発行日:2023年3月17日

*山階鳥研ウェブサイト「所員の著書」ページもあわせてご覧ください。 → こちら

ガン類の渡り調査/鳥類標識調査小冊子・見学会/皇居・赤坂御用地でオオタカ・フクロウが繁殖ほか「山階鳥研NEWS」2023年3月号

山階鳥類研究所の広報紙「山階鳥研NEWS」2023年3月号(No.306)をご紹介します。

冒頭ではガン類の渡り調査についての話題。山階鳥研と雁の里親友の会は、絶滅危惧種のガン類であるコクガンとカリガネの生態解明のため、発信器の装着などにより調査を進めています。これらの調査から得られるデータを蓄積して解析することにより、鳥の保全や生息環境の保護に役立つことが期待されています。

鳥類標識調査の話題が続きます。トヨタ環境活動助成プログラムの助成を受けて標識調査についてより多くの方に知っていただくための小冊子を作成し、また、鳥類標識調査の現場を見ていただく見学会を行いました。小冊子「渡り鳥の不思議を調べてみよう!鳥類標識調査の世界」はリンク先でもご覧いただけます。

新装なった福島潟ステーションの話題や、皇居や赤坂御用地の調査で確認されたオオタカ・フクロウの繁殖の話題も掲載しました。

巻末の鳥のモニュメントは、山階鳥研の地元、千葉県我孫子市の手賀沼沿いにある、斎藤茂吉の歌碑「電車に乗って雁を見に来た」です。

賛助会員のみなさまには、令和4年賛助会員名簿をお届けしています。

その他、イベント告知やイベント報告なども掲載しました。

「山階鳥研NEWS」2023年3月号(第306号) 目次(敬称略)
1面
 表紙写真(ベニマシコ) 賛助会員 野元彰
2面 絶滅危惧種のガン類の渡り調査
3面 鳥類標識調査小冊子作成、見学会を開催/新装なった福島潟ステーション
4面 皇居と赤坂御用地でオオタカとフクロウの繁殖が確認/山階鳥学セミナー捕獲技術入門編
5面 日豪中韓渡り鳥等保護協定等会議に参加/中西悟堂氏ご息女が山階鳥研を訪問
6面 芝浦工業大学柏中学高等学校と教育連携協定を締結/環境省自然局長が来所
7面 JBF2022 会場開催/全日本バードカービングコンクール山階鳥研所長賞
8面  鳥のサイエンストーク/所員の著書/鳥のモニュメント/事務局から(賛助会員・ご寄附)/編集後記

「山階鳥研NEWS」は、山階鳥研の活動や、鳥学研究や鳥の話題をやさしく紹介するニュースレターです。賛助会員に入会いただきますと、隔月でお送りいたします。
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こちらも合わせてごらんください。
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新年のご挨拶/山階芳麿賞記念シンポジウム報告ほか「山階鳥研NEWS」2023年1月号

山階鳥類研究所の広報紙「山階鳥研NEWS」2023年1月号(No.305)をご紹介します。

冒頭では理事長 壬生基博による新年のご挨拶を掲載しました。本年も研究所の活動にご支援とご理解をお願いいたします。

続いては、昨年9月23日に開催した第22回山階芳麿賞記念シンポジウムの模様を6頁にわたりお届けします。当日は受賞された「日本ガンを保護する会」の呉地正行会長、佐場野裕さん、須川恒さんの講演、続いて質疑応答をおこないました。

巻末の鳥のモニュメントは、東京都豊島区、池袋駅地下道にある「行き交う人びとを見守る イケフクロウ」です。

その他、イベント告知や報告なども掲載しました。

「山階鳥研NEWS」2023年1月号(第305号) 目次(敬称略)
1面
 表紙写真(ハマシギ) 賛助会員 寺島栄一
2面 年頭のご挨拶 理事長 壬生基博/山階武彦助成事業/山階鳥類学雑誌(第54巻2号・No.148)目次
3-8面 第22回山階芳麿賞記念シンポジウム報告
9面 京都市動物園で油田研究員が講演/我孫子農産物直場所「あびこん」利用者から寄附/山階鳥学セミナー〜捕獲技術入門編〜
10面  鳥のサイエンストーク/所員の著書(『BIRDER SPECIAL ジョウビタキ・ルリビタキ・オジロビタキ』)/鳥のモニュメント/山階鳥研NEWS表紙写真募集/事務局から(賛助会員・ご寄附)

「山階鳥研NEWS」は、山階鳥研の活動や、鳥学研究や鳥の話題をやさしく紹介するニュースレターです。賛助会員に入会いただきますと、隔月でお送りいたします。
* 賛助会員のご入会は「ご支援のお願い」をご覧ください。
* 山階鳥研NEWSのこれまでの号の目次はこちらです。

こちらも合わせてごらんください。
山階鳥研ウェブサイト イベント情報ページ

※ 2022年11月頃よりブログの不具合があり、ご紹介が遅れたことをおわび申し上げます。

献本ありがとうございます。「生命科学情報検索ガイドブック」

著者から広報にお送りいただきました。生命科学情報が検索できるサイトの一つとして、山階鳥研のウェブサイトを掲載していただきました。
こちらでご紹介するとともに、書庫に納めて活用いたします。ご寄贈大変ありがとうございました。

公益財団法人遺伝学普及会(企)・生物の科学 遺伝(編)
「『生物の科学 遺伝』別冊 No.26 生命科学情報検索ガイドブック 〜研究者おすすめのWebリンク集〜」

(株)エヌ・ティー・エス, 東京. (2022年12月12日発行, A5, 140ページ. 1,980円(本体 1,800円) . ISBN-978-4-86043-650-6 C3045)
→ 版元ページはこちら

献本ありがとうございます。「自然語り BPA バード・フォト・アーカイブス 写真帖」

編著者から研究所にお送りいただきました。こちらでご紹介するとともに、書庫に納めて活用いたします。ご寄贈大変ありがとうございました。

塚本洋三(編著)
「自然語り BPA バード・フォト・アーカイブス 写真帖」

バード・フォト・アーカイブス, 東京. (2023年1月10日発行)
→ BPAウェブサイトはこちら