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ケニアの研修生が実習を行いました

alex%e3%81%95%e3%82%93%ef%bc%88%e3%82%b1%e3%83%8b%e3%82%a2%ef%bc%89%e6%9d%a5%e6%89%80s12月1日、国立科学博物館の外国人研修生として日本に滞在しているケニア国立博物館のAlex Syingiさんが、山階鳥研で鳥類の剝製作成の実習を行いました。

当日は岩見恭子研究員(写真左)の指導で海鳥の標本製作について実習したほか、渡り鳥の移動経路や寿命などを足環によって調査する鳥類標識調査(バンディング)のケニアでのセンターを、ケニア国立博物館の鳥類学部門が担っていることから、日本のバンディングセンターである山階鳥研の保全研究室も見学しました。

高校生も標本を利用しています

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12月15日、標本室に高校生の研究者が訪れました。

市川高校の2年生の田谷昌仁(たたにまさのり)君です。市川高校は、文部科学省のスーパーサイエンスハイスクールの指定を受けていて、田谷君は、自身のテーマである、翼の形態学の研究のために、山階鳥類研究所の標本の計測に訪れたものです。

話をうかがいましたが、興味深い研究が進んでいるようです。そのうち成果を聞けるのを楽しみにしています。

ロシアから研究者が研究の打ち合わせに来所しました

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12月10日、ロシアの動物学研究者アレクセイ・クリュコフ(Dr. Alexey Kryukov)さんが、共同研究の打ち合わせのため来所しました。

クリュコフさんは、ウラジオストックにあるロシア科学アカデミー極東支所生物学土壌学研究所の進化動物学遺伝学研究室長で、これまでも山階鳥研の研究者と共同研究してきましたが、今回、ユーラシアから日本に分布する鳥類の系統研究の打ち合わせのため、来所したものです。当日は山崎剛史、齋藤武馬両研究員と打ち合わせをおこない、また標本室などを見学しました。

※ 写真は奄美諸島特産のルリカケスの研究用剥製標本を手に、山崎研究員から説明を受けるクリュコフさんです。

リトアニア大使の訪問を受けました

ambassador_lithuania4月21日、エギディユス・メイルーナス駐日リトアニア特命全権大使が山階鳥研を訪れました。

大使が我孫子を訪れたのは、星野順一郎・我孫子市長を表敬訪問するためで、これは、リトアニアの大学との交流を進めている(公財)日本鳥類保護連盟を経由して、大使が、我孫子市で毎年開催されている「ジャパンバードフェスティバル(JBF)」に関心を持たれたことがきっかけで実現したものです。大使は表敬訪問のあと、我孫子市鳥の博物館と山階鳥類研究所を訪れました。

山階鳥研には約1時間滞在して、尾崎清明副所長ほかの案内で、標本収集やDNAを用いた研究、アホウドリの保護活動などについて説明を受けました。見学を終えた大使は、「山階鳥研を見学して、重要な活動を行っていることを知り感銘を受けた。本国の関係者にも伝えたい」と述べました。

※ 画像は尾崎清明・副所長(左手前)、鶴見みや古・自然誌研究室長(左奥)ほかから歓待を受けるメイル−ナス大使(右から2人め)。その隣(右から3人目)は室伏友三・日本鳥類保護連盟専務理事、右手前は北條政利・山階鳥研事務局長。

スウェーデンから鳥類研究者が来所しました

svensson_seminarスズメ目の鳥の種の識別と年齢・性別の査定をする際のマニュアル「ヨーロッパ産スズメ目の識別ガイド」の著者である、スウェーデンのラーシュ・スベンソンさんが11月17日、山階鳥研を訪れました。

「スズメ目」はウグイス科、ホオジロ科など、小鳥類のグループです。「ヨーロッパ産スズメ目の識別ガイド」には日本との共通種も多数掲載されており、英文の原書のうちから、鳥を手にとって仕事をするバンダー(鳥類標識調査の従事者)や博物館学芸員の必須文献でしたが、2011年に山階鳥研の尾崎清明副所長、茂田良光研究員の監訳、協力調査員の村田健さんの翻訳で、邦訳書が出版されました。

今回の訪日は、11月15・16日に新潟市で開催された日本鳥類標識協会のシンポジウムでの講演のために実現したもので、スベンソンさんは、山階鳥研でも、研究用の仮剥製標本を用いた年齢と性別の査定の研究についてセミナーを行ったほか、短い滞在時間を惜しむように、山階鳥研の所蔵標本の計測などを行いました。

鳥類標識調査は、番号付きの足環を捕獲した鳥の足に装着して放すなどの方法で、鳥類の移動や寿命を知ることをはじめいくつかの目的のために行われています。寿命を知るためには最初に捕獲したときの年齢が正確に記録できるのが大切なのはもちろんのこと、移動についても、年齢や性別によって時期や距離が異なる例があることが知られており、捕獲時に正確な年齢と性別を判定できることが、調査結果の精度向上のためにきわめて大切です。

※ 「ヨーロッパ産スズメ目の識別ガイド」についてはこちらをご覧ください。

※ 鳥類標識調査については「渡り鳥と足環」をご覧ください。

※ 写真は講演するスベンソンさん。

 

国際会議の関係で山階鳥研は千客万来

prof_bairlein8月18日から25日の日程で東京池袋の立教大学で開催されている、国際鳥類学会議(IOC)の関係などで、8月22日、山階鳥研は千客万来となりました。
この日は、日程のなか日ということで海外の参加者が日帰りで近隣の鳥の生息地や鳥類関係の施設を見学に出かける、ミッドコングレスツアーの日に充てられており、そのため研究発表はお休みです。
その機会を利用して、国際鳥類学会議の会長である、ドイツのヘリゴランド鳥類研究所のフランツ・バイアライン教授が山階鳥研を表敬訪問し、島津理事長、林所長、尾崎副所長らが応接しました。
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さらに国際鳥類学会議の参加者として、J・C・ゴンザレス フィリピン大学教授も来訪しました。ゴンザレスさんは1990 年代に鳥類標識調査の技術交流のため山階鳥研に滞在した経験があり、久しぶりの来日です。
国際鳥類学会議とは別に8月18~19日に都内の都市センター会館で開催された「人と鶏の多面的関係に関する日タイ合同研究プロジェクト」会議出席のために来日した、ウィーナ・メクビチャイ チュラロンコン大学(タイ)名誉教授も山階鳥研を訪れました。メクビチャイ名誉教授も1990年代に共同研究のため山階鳥研に滞在した方です。
国際鳥類学会議のミッドコングレスツアーのひとつは我孫子を目的地としていて、参加者は我孫子市鳥の博物館、山階鳥研をおとずれ、さらに手賀沼の船上見学や、我孫子市で里山環境の保存と整備を進めている、岡発戸(おかほっと)地区の谷津田(谷津ミュージアム)を見学しました。
libraryツアーの参加者27名のうち、15名が山階鳥研を訪れ、所内の各部署を見学しました。特に希望して山階鳥研を訪れた参加者には、山階鳥研と同様な活動をしている、海外の博物館に所属する研究者が多く、短時間で駆け足の見学のなかにも、関心をもっていろいろな質問をしていました。

※ 「鳥類学の国際会議が東京で開催されています」はこちらです。
※ 写真上は、右から、バイアライン教授、メクビチャイ名誉教授、ひとりおいて、鶴見みや古自然誌研究室長、林良博所長、尾崎清明保全研究室長。
※ 写真中は、右から、ゴンザレス教授、茂田良光研究員、吉安京子専門員、鶴見自然誌研究室長、尾崎副所長、米田重玄専門員。
※ 写真下はの鶴見自然誌研究室長(左端後ろ向き)から図書室の解説を聞くツアー参加者。

高校生の校外研修を受け入れました

sendai_ichiko7月3日に、宮城県仙台第一高等学校から、校外研修の高校2年生5名を受け入れました。
この学校は、科学技術系人材育成のために文部科学省が指定している、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受けており、生徒が、物理、化学、生物、数学等のさまざまな分野に分かれて研究を行っています。この日訪れたのは、生物を研究テーマとして、鳥類の飛翔と解剖学的特徴について調べている生徒です。
この日は、山崎剛史研究員から鳥類の飛翔能力などについて話を聞いたほか、所内を回って、DNA分析、剥製作成等の実際を見学しました。
※ 画像は浅井芝樹研究員からDNA分析について説明を受ける、仙台一高の生徒の皆さんです。

中学生の訪問学習を受け入れました

chugakusei015月22日午前に、愛知県内の中学校から、修学旅行で関東に来ている中学3年生4名の訪問学習を受け入れました。
この学校では、生徒がそれぞれ、個別に課題を見つけて、3年間で解決をはかったり追究を深めたりする学習に取り組んでおり、今回来訪したのは、生物関係をテーマとした班の4名です。3ヶ月前には訪問の打診があり、訪問をお受けしました。
4名は午前中の2時間をかけて、班のメンバーが取り組んでいる鳥類の生態研究について研究員からアドバイスを受けたほか、所内で行われている仕事を見学しました。
※ 画像は書庫での見学のようすです。

児童文学の国松俊英さんが来所されました

kunimatsu_san_sasagawa_san児童文学者の国松俊英さんが、取材のため来所されました。
国松さんは鳥に関係する児童文学やノンフィクションを多数出版されていますが、今回は山階鳥研で資料を所蔵している鳥類生態写真家 下村兼史(しもむら・けんじ)に関連する取材でした。
野鳥生態写真の先駆者下村兼史資料 についてはこちらをご覧ください。
※ 写真は、下村兼史の縁戚にあたる旧職員の笹川昭雄さん(右)から話を聞く国松さんです。

ドイツから渡りの研究者が来所しました

seminar_wikelski0111月29日、ドイツの渡り鳥研究者ら3名が来所しました。ドイツのマックス・プランク鳥類学研究所が中心になって進めている、人工衛星を使った新しい渡り鳥研究の国際プロジェクトについて、日本の渡り研究者との協力関係構築の可能性を探りに来訪したものです。
同研究所の渡り・免疫生態学部の、マーティン・ヴィケルスキ(Martin Wikelski)教授がセミナーを行い、小鳥類にも応用可能で、取得できるデータも多い、人工衛星を利用した地球規模の研究プロジェクトについて紹介し、尾崎清明・保全研究室長らと意見交換しました。