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絶滅鳥カロライナインコ/「鳥の文化誌」への模索/ノビタキの渡り経路/クジャクの羽の発色を再現した材料を作成 「山階鳥研NEWS」11月号

news_1611_s03山階鳥類研究所の広報紙「山階鳥研NEWS」11月号をご紹介します。

2〜3頁には、「所蔵名品から」として、山階鳥研が所蔵する北アメリカの絶滅鳥カロライナインコの標本が、複数の所有機関の手をへてアメリカから日本の山階鳥研に落ち着いた経緯の探索の結果をご紹介します。4頁では、昨年7月から副所長に就任した奥野卓司・関西学院大学教授が、「鳥の文化誌」研究の可能性について考察しました。さらに、5頁では、北海道のノビタキの渡り経路についての新知見、そして、クジャクの羽毛の光沢ある羽色の発色を再現した、生物模倣(バイオミメティクス)の研究成果についてご報告しています。

鳥にまつわる言葉を紹介する小コラム「とりのことば」、今号は「鶴の一声」です。

「山階鳥研NEWS」2016年11月号 目次
1面 表紙写真(ハシボソガラス) 賛助会員西 教生
2面〜3面 所蔵名品から13「絶滅鳥カロライナインコ」 自然誌研究室 小林さやか
4面  「鳥の文化誌」への模索 副所長 奥野卓司
5面  山階芳麿賞シンポジウム終了/ノビタキ渡り経路判明/クジャクの羽の発色を再現した構造色の材料を作成
6面  トヨタ自動車のご支援 やましな号が新しくなりました/
「オオタカ識別マニュアル改訂版」インターネットで公開中/山階鳥類学雑誌第48巻1号もくじ
7面  山階鳥学セミナー〜捕獲技術入門編〜開催します/見にレクチャー8・鳥学講座開催のお知らせ/山階鳥研NEWS表紙写真募集
8面  テーマトーク次回は2月/小鳥・小動物の催しで審査と講演を行いました/事務局から(新賛助会員・ご寄附)/とりのことば/編集後記

「山階鳥研NEWS」は、山階鳥研の活動や、鳥学研究や鳥の話題をやさしく紹介するニュースレターです。賛助会員に入会いただきますと、隔月でお送りいたします。

※賛助会員のご入会は「ご支援のお願い」をご覧ください。
山階鳥研NEWSのこれまでの号の目次はこちらです。

「山階鳥類学雑誌」(第48巻1号)のご案内

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山階鳥類研究所の学術雑誌「山階鳥類学雑誌」は年に2冊の発行です。2016年9月30日付けで発行された、2016(平成28)年度の第1号についてご紹介します。

● 短報
鈴木惟司: 南関東における有毒性小低木オニシバリDaphne pseudomezereum(ジンチョウゲ科Thymelaeaceae)の果実食者と種子食者. pp. 1-11.
● 報告
吉原隆太・後藤義仁・北浦賢次・水田拓: 鹿児島県奄美大島におけるヤイロチョウPitta nymphaの記録. pp. 12-15.
説田健一: 山階鳥類研究所の籾山鳥類コレクションから見つかった柳原要二による鳥類標本. pp. 16-28.
川路則友ほか: 東京近郊におけるオスヤマドリの行動圏および環境利用様式(英文). pp. 29-35.

● 誌碑  pp. 36-37.
● 書評 pp. 38.
● 正誤表 p. 39.
● 投稿される方へ(和文・英文)pp. 40-49.

<編集長の中村浩志信州大学名誉教授の編集後記から>
「自動撮影カメラが鳥の研究に役立つことを示す論文がまた本号に掲載された。鈴木惟司氏による有毒性小低木オニシバリの果実採食者に関する論文である。この植物は夏に赤い果実をつけるが、自動撮影カメラでその採食者はヒヨドリとカワラヒワで、前者は果肉を、後者は種子を食べることを示した。若い頃にカワラヒワの生態を研究した私にとって、林床でしかもこんなマイナーな植物の種子を採食している写真は、大きな驚きであった。いくら時間をかけて、野外観察しても、このような事実を明らかにすることは不可能である。昼夜を問わず監視を続ける自動撮影カメラのなせる威力と言えるだろう。
私は最近、ライチョウの生息する各地の山岳に自動撮影カメラを設置し、高山に侵入したニホンジカ、ニホンザル、イノシシ、キツネ、テン、カラス等が、日本の高山の生態系を破壊しつつある現状を監視し続けている。野外調査では、見えるものだけでなく、見えないものを見ることもまた重要である。」

「山階鳥類学雑誌」は、鳥類の研究論文を掲載する学術雑誌です。1952年に「山階鳥類研究所研究報告」のタイトルで創刊され、2003年に現在の誌名に改めました。山階鳥研の研究論文を掲載するとともに、所外の研究者の研究発表の場としても貢献しています。
賛助会員に入会され、「山階鳥類学雑誌」を購読するコースを希望された方にお送りしています(そのほかに広報紙「山階鳥研NEWS」を購読するコースもあります)。
※ 山階鳥類学雑誌の解説はこちらです。
※ 山階鳥類学雑誌の目次(1992年以降)はこちらです。
※ 山階鳥類学雑誌掲載論文(刊行後2年を経過したもの)のPDFはこちらです。
※ 賛助会員のご案内はこちらです。

アホウドリの保全活動と無人島生活を体験して/台湾のフクロウ類の目玉模様/絶滅危惧種ヘラシギ人工孵化個体の渡来確認2例に 「山階鳥研NEWS」9月号

news_1609_s大変遅くなりましたが、山階鳥類研究所の広報紙「山階鳥研NEWS」9月号をご紹介します。

3頁には、この1月に山階鳥研の調査隊に同行して、アホウドリの再導入プロジェクトの一環で行われているモニタリング調査にたずさわった学生レポーターのおひとり、篠原直登さんに体験記をお願いしました。5頁では、2000年代に急激に減少して、風前の灯と考えられている東アジア特産のシギ・チドリ類ヘラシギのロシアの繁殖地での保全活動が少しずつ効果を現す兆しを示していることが、鳥類標識調査により判明したことをご報告しました。

鳥にまつわる言葉を紹介する小コラム「とりのことば」、今号は「からすの行水」です。

「山階鳥研NEWS」2016年9月号 目次
1面 表紙写真(シジュウカラ)賛助会員孝橋貞樹
2面 上田恵介博士に山階賞を贈呈/第19回山階芳麿賞記念シンポジウム
3面  アホウドリの保全活動と無人島生活を体験して 東京大学大学院篠原直登
4面  Q&A 台湾のフクロウ類の目玉模様の意味は?
5面  絶滅危惧種ヘラシギ人工孵化個体の渡来確認2例に
6面  東日本地区賛助会員の集い開催報告/テーマトークご案内
7面  イベントご案内(足立区教養講座「アホウドリ保全研究の最前線」/手賀沼流域フォーラム/鳥学講座「コアジサシ保全の現場から」/JBF 2016「山階鳥研見にレクチャー8」)
8面  訃報(橘川次郎氏)/事務局から(新賛助会員・ご寄付)/とりのことば「からすの行水」/編集後記

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カレドニアガラスのくちばし/フクロウの子育て/文部科学省科学研究費補助金(特定奨励費)/岡・上席研究員が表彰/「山階鳥研NEWS」5月号

news_1605_s山階鳥類研究所の広報紙「山階鳥研NEWS」5月号の内容紹介です。

冒頭の「カレドニアガラスの嘴」は、山崎剛史研究員が加わっておこなった、道具を使うカレドニアガラスの嘴についての興味深い研究の解説です。2ページでは、我孫子市鳥の博物館で、我孫子市内の山林にカメラ付きの巣箱をかけて観察しているフクロウの話題について、同博物館の村松さんに寄稿してもらいました。3ページめは、山階鳥研が2015年度から受けている、文部科学省科学研究費(特定奨励費)「日本最大の鳥学関連資料群の維持管理・拡充・公開に関する研究事業」のあらましを紹介しました。

鳥にまつわる言葉を紹介する小コラム「とりのことば」、今号は「ウグイス嬢」です。

「山階鳥研NEWS」2016年5月号 目次
1面 表紙写真(セイタカシギ)
2面 カレドニアガラスの嘴 道具を使いやすい特殊な形に進化していることを発見/山階鳥研共催企画展「生き物に学び、くらしに生かすー博物館とバイオミメティクス」国立科学博物館で開催中
3面  巣箱観察にみるフクロウの子育て 我孫子市鳥の博物館学芸員
村松和行
4面  文部科学省科学研究費補助金(特定奨励費)「日本最大の鳥学関連資料群の維持管理・拡充・公開に関する研究事業」紹介
5面  科学研究費補助金研究成果発表会開催/岡奈理子上席研究員が伊豆諸島御蔵島でのオオミズナギドリの研究保護活動の功績で表彰
6面  平成28年度事業計画と収支予算
7面  東日本地区賛助会員の集い/山階鳥類学雑誌第47巻2号No.134目次/Enjoy手賀沼!バードウィーク手賀沼探鳥会/オープンフォレストin松戸/テーマトーク
8面  事務局から(賛助会員・ご寄付/山階武彦助成事業助成対象者/表紙写真応募御礼)/とりのことば

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「山階鳥類学雑誌」(第47巻2号)のご案内

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山階鳥類研究所の学術雑誌「山階鳥類学雑誌」は年に2冊の発行です。2016年3月20日付けで発行された、2015(平成27)年度の第2号についてご紹介します。

● 総説
川田伸一郎: アラン・オーストン基礎資料 pp.59-93

● 原著論文
由井正敏,江頭 優: 球体モデルに基づく区画法による風車への鳥類衝突数の推定 pp.95-121

● 短報
富田直樹,佐藤文男,岩見恭子: 山形県飛島のウミネコ繁殖地のネコによる被害状況 pp.123-129
村松康太,山本 潤,阿部拓三,西澤文吾,星 直樹,大和田真紀,綿貫 豊,桜井泰憲: 海鳥は飛んでいるイカを捕える─アカアシカツオドリの観察例─(英文) pp.130-136
● 報告
富田直樹,成田 章: ウミネコ繁殖地蕪島における2012年から2015年の繁殖モニタリング pp.136-139
千田万里子,仲村 昇,尾崎清明: 2012 ~ 2015 年に福島県で行われた繁殖鳥モニタリング調査の結果報告 pp.140-155
田崎駿平,比嘉瑞希,福田 真,山本以智人,國吉沙和子,平山琢二:野生下におけるヤンバルクイナGallirallus okinawaeの営巣行動の一例 pp.156-160

<編集長の中村浩志信州大学名誉教授の編集後記から>
「昨年3月発行の2号では、投稿規定を改訂いたしましたが、現在編集委員会では、雑誌の表紙デザインとサイズの変更についての検討を始めています。現在の表紙のデザインは、山階鳥研のシンボルマークであるヤマショウビン等3羽の鳥の白黒の絵が使われており、その下に各号の掲載論文等の目次がつけられています。
シンボルマークを継続使用するか、その下の目次を今まで通りここに付けるか、別の場所に移し、ここには写真等の別なものを付けるか、現在の薄黄色を別な色にするか、B5サイズから大きくしA4にするか等を検討中です。今のところ、ここでより見栄えのよい雑誌にするのがよいか、それよりも雑誌の質の向上に一層努めるべきか意見が分かれているところです。表紙デザインとサイズの変更は極めて重要な問題ですので、少なくとも一年程度かけて慎重に検討を進めて行きたいと思います。
投稿いただく皆様もこれらの問題についてのご意見がありましたら浅井編集庶務幹事までお寄せいただけたらと思います。これからも皆様の投稿をお待ちしています。」

● 投稿論文校閲者一覧 p.161
● 投稿される方へ pp.162-166
● 投稿される方へ(英文)pp.167-171

「山階鳥類学雑誌」は、鳥類の研究論文を掲載する学術雑誌です。1952年に「山階鳥類研究所研究報告」のタイトルで創刊され、2003年に現在の誌名に改めました。山階鳥研の研究論文を掲載するとともに、所外の研究者の研究発表の場としても貢献しています。
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※ 山階鳥類学雑誌掲載論文(刊行後2年を経過したもの)のPDFはこちらです。
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海鳥の今を知る/祖父が教えてくれた渡り鳥/聟島アホウドリのヒナ孵化/アメリカコアジサシの日本初記録/「山階鳥研NEWS」3月号

news_1603s山階鳥類研究所の広報紙「山階鳥研NEWS」3月号の内容紹介です。

冒頭の「海鳥の今を知る」では、山階鳥研が環境省「モニタリングサイト1000」の一環として行っている島嶼の海鳥の繁殖地の調査の実際を、富田直樹研究員に紹介してもらいました。また、佐藤文男研究員が監修した、記録映画「鳥の道を越えて」の今井友樹監督に、映画を作るきっかけや、作品に込めた鳥と自然に対する思いを紹介していただきました。アホウドリの再導入プロジェクト、鳥類標識調査での成果もご報告しています。

鳥にまつわる言葉を紹介する小コラム「とりのことば」、今号は禅の言葉という、ちょっと難しい「啐琢同時」です。

「山階鳥研NEWS」2016年1月号 目次
1面 表紙写真(ビロードキンクロ) 賛助会員 神崎高歩
2〜3面 海鳥の今を知る〜環境省モニタリングサイト1000〜 保全研究室 富田直樹
4面 寄稿エッセー「祖父が教えてくれた渡り鳥」映画監督 今井友樹
5面 小笠原諸島聟島アホウドリのヒナ孵化/鳥類標識調査アメリカコアジサシの日本初記録
6面 各種講習会・セミナー開催
7面 中部地区賛助会員の集い報告/九州地区賛助会員の集い案内/テーマトーク案内/所員の著書
8面 山階賞候補者公募/Facebook Twitter始めました/事務局から(賛助会員/ご寄附)/とりのことば

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『山階鳥研NEWS』2016年度分の表紙写真を募集中です

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山階鳥類研究所の賛助会員の皆様に隔月でおとどけする『山階鳥研NEWS』では,来年度1年分の表紙に使用する野鳥生態写真を募集中です。募集するのは6号分の6点です。

締切は、2016年2月1日(月)で、応募資格として、賛助会員であることが必要です。応募の機会に賛助会員になってくださる方もいらっしゃいます。賛助会員の皆様、さらに関心はおありでまだ賛助会員になっていただいていない皆様は会員になっていただいて、ぜひご応募ください。

『山階鳥研NEWS』の表紙写真募集要領の詳細はこちらをご覧ください。

大勢の皆様のご応募をお待ちしています。

『山階鳥研NEWS』についてはこちらをご覧ください。
山階鳥類研究所の賛助会員制度についてはこちらをご覧ください。

※上の画像の表紙写真も賛助会員の方の作品です。

新年のご挨拶/所員紹介/JBF2015報告/コウノトリ保全フォーラム報告〜「山階鳥研NEWS」1月号

news1601_page山階鳥類研究所の広報紙「山階鳥研NEWS」1月号の内容紹介です。

冒頭の、壬生基弘理事長の新年のご挨拶に続いて、3〜5ページには今号の目玉記事「所員紹介」です。所員紹介を新年号に掲載するのは、2012年1月号以来、4年ぶりです。全所員が、100字前後で、「最近熱中していること」「モットー」「2016年の抱負」などのコメントを書いています。部署ごとの集合写真も掲載しており、これがあれば、「この顔の人がこんなことを考えているのか」と、人柄や考えと、名前と顔との対応を取るささやかな助け(^^)になるでしょう。

鳥にまつわる言葉を紹介する小コラム「とりのことば」、今号は「羽振り」です。

「山階鳥研NEWS」2016年1月号 目次
1面 表紙写真(オオマシコ) 賛助会員 孝橋貞樹
2面 新年のご挨拶 理事長 壬生基博
山階武彦助成事業〜研究者の海外渡航助成〜/山階賞候補者公募/
福島の動物の今を考えるシンポジウム
3面 山階鳥類研究所所員紹介/鳥研NEWS表紙写真募集
4面 山階鳥類研究所所員紹介
5面 山階鳥類研究所所員紹介
6面 JBF2015報告/全日本バードカービングコンクール山階鳥研所長賞
7面 コウノトリ保全フォーラム/子ネコの里親募集
8面 テーマトーク/とりのことば/事務局から(賛助会員/ご寄附)

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アメリカ鳥学会大会に参加して/オーストンのラベル/全国繁殖分布調査/国立科博にアホウドリ保護活動の展示〜「山階鳥研NEWS」11月号

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山階鳥類研究所の広報紙「山階鳥研NEWS」11月号の内容紹介です。

この号では、研究者などの海外渡航を支援する山階鳥研の「山階武彦助成事業」による活動レポートとして立教大学の笠原里恵さんのアメリカの鳥学会参加記を掲載しました。もうひとつ、所外の方の記事として、山階鳥研が公開している標本データベースを活用して研究された国立科学博物館の川田伸一郎さんのエッセーを掲載しました。さらに、NPO法人バードリサーチ、環境省などとともに、山階鳥研も参加して来年度から実地調査がスタートする、全国鳥類分布調査の参加者募集記事を掲載しています。

また、「山階鳥研NEWS」の表紙写真募集のご案内も掲載しました。

鳥にまつわる言葉を紹介する小コラム「とりのことば」、今号は「チキン・ゲーム」です。アメリカ映画の夭折の大スター、ジェームズ・ディーンとの関係は?(^^)

「山階鳥研NEWS」2015年11月号 目次
1面 表紙写真(タゲリ) 賛助会員 吉田宏彦
2面 山階武彦助成金活動レポート アメリカ鳥学会大会に参加して 笠原里恵
3面 標本データベースを利用した研究から オーストンのラベル 川田伸一郎
4面 全国繁殖分布調査の参加者を募集
5面 記録映画『鳥の道を越えて』お礼上映とトーク報告/鳥籠の寄贈を受けました
6面 「アホウドリ展」報告/国立科博リニューアル アホウドリの保護活動の展示/山階鳥学セミナー告知
7面 表紙写真募集/山階鳥学雑誌目次/中部地区賛助会員の集い告知/テーマトーク告知/鳥類関係の民間団体が交流
8面 学習院大学史料館で展示/事務局から/とりのことば

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奥野卓司副所長就任/鳥類標識調査の最近の成果(長寿記録と驚くべき移動、そして地球温暖化に対する鳥類の応答)/オンライン蔵書検索リニューアル〜「山階鳥研NEWS」9月号

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山階鳥類研究所の広報紙「山階鳥研NEWS」9月号の内容紹介です。

この号は、さながら鳥類標識調査の小特集のようになりました。足環による個体識別をする標識調査はまず渡りの調査というイメージがあるでしょうが、寿命のデータを得ることも大きな目的です。近年は渡り経路を知るためには各種の発信器やロガーと呼ばれるハイテクな器機も使われていますが、野鳥の寿命については足環に代わるハイテク器機は存在しないのです。今回わかったホウロクシギの20年3ヶ月の記録も足環でしか得られない重要なデータです。さらに移動、渡りの新情報としてマミジロアジサシとマミチャジナイでめざましい成果が得られました。さらにこの号ではこういった標識調査の古典的な成果にくわえ、再捕獲のデータに限らず、最初に捕獲した際のデータをもとに、地球温暖化への鳥類の応答を探った、新しいタイプの成果もお知らせすることができました。この地球温暖化への応答に関する成果については、5月に報道発表して、メディアにも取り上げられました。

鳥にまつわる言葉を紹介する小コラム「とりのことば」、今号は「若い燕」です。至ってまじめな内容です(^^)のでご一読ください。

「山階鳥研NEWS」2015年9月号 目次

1面 表紙写真(カンムリワシ) 賛助会員 佐野昌男
2面 奥野卓司副所長就任/ホウロクシギの長寿記録/イランからマミジロアジサシが飛来
3面 マミチャジナイがボルネオで越冬
4面 東南アジアからの渡り鳥 渡来と繁殖時期早期化の傾向
5面 オンライン蔵書検索リニューアル/野田市でコウノトリが放鳥
6面 イベント告知(「鳥の道を越えて」上映会/JBF鳥学講座スペシャル/JBF見にレクチャー)
7面 関西地区賛助会員集い報告/イベント告知(手賀沼流域フォーラム/テーマトーク)
8面 事務局から/とりのことば

鳥類標識調査については、山階鳥研のウェブサイトから「渡り鳥と足環」をご覧ください。

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